ミシガン大学公共政策大学院留学記: 2009

2009年12月31日木曜日

総決算

昨日スキー旅行から帰ってきた。数年ぶりのスキーだったにもかかわらず、4日間滑り続けたので体の節々が筋肉痛で痛い。でも、Lake Tahoeの景色は絶景で、美しい自然の中スキーをできたのは本当に大満足。根っからの出不精だけど、アメリカにいる間に広大な自然にもっと触れるのもいいかなと思った。来年の夏はどうしようか色々と計画を立て始めないといけないですね。

旅行から戻って今学期の成績をチェックして見ると、一応すべてA+かAだったので、これ以上は望むべくもないかなと。これでMAEに合格しなければ結構へこむかも。今学期は授業中に発言することがほとんどできなかったので、来学期以降からはもう少し積極的に授業に参加して頑張っていきたい。とはいっても、経済系の授業が多いので、発言機会は今学期以上に限られてきそうではあるが。

今日は大晦日なのに、いまいち今年が終わるという実感がない。紅白も見なければ、年越し蕎麦も食べず、正月の朝から御屠蘇気分でおせちを食べて、翌日には当然のように二日酔い、という毎年飽きもせず繰り返してきた年末年始とは違うからか。冬休みが短すぎて、まったく学期中と変わることのない普通の生活をただただ続けているからかも。そうこう言っても、明日から新年。気持ちを新たに頑張っていこう。

2009年12月23日水曜日

冬学期受講計画

あっという間に来学期が来てしまうので、とりあえず受講予定科目についての個人メモ。必修がほとんどなくなったので、マクロ経済・計量経済を中心に選択。Dual Degreeに合格した場合は、現在のところ必修科目となっているValues, Ethics & Public PolicyとPublic Managementが選択扱いになるので、受講するかは来学期以降に決めるという感じかな。

■Microeconomics B: Economic Decision-Making (必修)
This course aims to teach students how to use and conduct benefit-cost analysis. To do this, students must possess the ability to model economic behavior in the real world. We will focus on general principles which might then be used to analyze a variety of problems. The class is structured to give students substantial practice at program or policy analysis.

■Macroeconomics (選択)
This course teaches students the basic tools of macroeconomics and how to apply them to real world economic policy. The goals of the course are for students to (a) understand how to evaluate macroeconomic conditions such as unemployment, inflation, and growth (b) understand how monetary policy and fiscal policy can be used to influence macroeconomic conditions (c) understand media accounts of macroeconomic events. The course will cover a broad range of topics in macroeconomic policy. Examples of issues discussed include the role of fiscal and monetary policies in stabilizing the economy, the relationship between inflation and unemployment, the role of government policy in promoting long-term economic growth, monetary and fiscal policies in an open economy, deficits and debt, and European Monetary Union. The course is structured around the tools (models) of macroeconomics, using primarily graphs, and occasionally equations. Examples are taken from current and recent real-world macroeconomics events and conditions.

■International Financial Policy (選択)
This course provides an overview of international financial economics, developing analytic tools and concepts that can be used to analyze world economic policy debates. It covers the international implications of macroeconomic policies, international monetary arrangements and institutions, and stabilization programs for developing countries. Although the major emphasis of the course is on the macroeconomics of international economics, a portion of the course will also examine the microeconomic context. Topics will include the basic theories of international trade and factor movements and how trade and exchange rates determine the international balance of payments.

■Applied Econometrics (選択)
This course is an introduction to econometric methods and their use in policy analysis. Most of the course focuses on multiple regression analysis, beginning with ordinary least squares estimation, and then considers the implications and treatment of serial correlation, heteroskedasticity, specification error, and measurement error. The course also provides an introduction to simultaneous equations models, time series analysis, models for binary dependent variables, and methods for longitudinal analysis.

■Practicum in Data Analysis Using STATA (選択)
This course will provide students with a practical hands-on instruction in the analysis of survey data using the statistical package Stata. Students will learn how to investigate a variety of public policy issues using data from the U.S. as well as several developing countries.

やっと冬休み

昨日朝一でInternational Trade Policyの試験を受け終わって、やっと長かった秋学期が無事に終了。1月4日から3日間、1・2年生全員必修のIntegrated Policy Exercise (IPE)という演習科目があり、引き続き冬学期が始まってしまうので、冬休みは2週間弱という何とも心許ないものだけど。

昨日は試験が終わった後に、Deardorff教授に今後の学習方針について相談。留学する前からわかっていたことではあるが、公共政策大学院では経済学の掘り下げがやや浅く、留学している間に経済学を深く勉強したいなと思っていたので、現在のMPPプログラムからMPA/ Master in Applied Economics (MAE)のDual Degreeにしようか考えていると相談。教授としては、経済学をより深く勉強したいのであれば、それもいいんじゃないという感じで、必要あれば推薦状を書いてもらうことにつき快諾。その後、経済学部のMAEプログラム担当の教授のところに話に行ったら、在学生の出願は簡単な形式的な書類を出せばよいとのことで、冬休みの間に新たにStatement of Purposeとか書く必要がないみたいで一安心。昨年公共政策大学院に提出したApplicationと秋学期の成績等を勘案して、合否を決めるらしい。「別に”I love economics, economics, economics!”じゃなくても大丈夫なのよ、だけど今学期の成績は結構重要だけど」とその教授に言われてしまったが…。

成績はウェブ上でちらほら返却されてきていているが、どれくらの水準が必要とされているかいまいち不明なので、全部の成績が出揃うまで若干恐いところ。大学院の成績のつけ方って、学部と比較すると甘いらしいから、どのくらいの成績だったら良いのかがわからないのも不安要素の一つ。まあ、とりあえずせっかくの休みなので、明後日からはLake Tahoeで何年ぶりかのスキーを楽しんでこようと思う。

2009年12月20日日曜日

授業評価

まだ試験が終わっていないけど、体が冬休みモードに入ってしまったのか、いまいちやる気が出ない。忙しい時はあれをしたい、これをしたいとか思っていたんだけど。試験勉強をやらないわけにもいかず、かといって時間に追い詰められているわけでもないという中途半端な状態がよくないのか。とりあえず今日は、今学期受講した授業の評価を。

■Calculus (Prof. Carl Simon) 評価:★★☆☆☆
ひたすら微積の計算の仕方を勉強。厳密な証明などとは程遠く、あくまで微積の概念・計算の技術を身につけることが重視されている。正直言って、授業免除を申請しておけばよかったけど、自主的に復習する気にもなれないから受講するのもありかというレベル。だいたい、他の公共政策大学院だと、微積は履修前提のカリキュラムも多いしね。一方、コミカルな教授はアメリカ人から人気があり、うちの大学院でおそらく最も学生から愛されている教授の一人。僕はあまり好きになれなかったけど。

■Statistics (Lect. Justin Thomas) 評価:★★★★☆
記述統計から各種検定、線形モデルの基礎まで勉強。結果ばかり教え込むという手法は取らず、理論的な問題もしっかり扱ってくれるので、ものすごく勉強になった。仕事をしていた時はこういう基礎的なことをぶっ飛ばして、いきなり計量モデルばかり使っていた側面が否めないので、やっとそのベースが得られた感じ。むしろ統計ぐらい大学の時にしっかり履修しておけという話だけど。統計はどちらかと言うと無味乾燥で退屈な講義が想像されるが、講師のやる気が溢れており、こっちまでやる気にさせてくれたのは、彼の持ち前の良さだと思う。

■Microeconomics A (Prof. James Levinsohn)  評価:★★☆☆☆
消費者理論、生産者理論、厚生分析、独占・寡占、ゲーム理論まで勉強。数理モデルはあまり使わない形でミクロ経済学を復習する感じ。内容は、大学2年生の時に受講した法学部・経済学部合同講義の近代経済学と同じレベルかそれ以下。公共政策大学院なのでごりごり数理モデルを使わないのは別によいとしても、簡単な言葉の説明で貫くのであれば、現実の経済現象や政策を経済学の観点から分析させることをより強く重視すべきと感じる授業。理論系は経済学部の授業を履修した方がよいのかな。教授はなぜかアメリカ人学生の心を掴んでいたが、その理由は謎。いい人だけどね。まあ、来学期からYale Universityに転身するそうなので、幸運を祈っています。

■Foreign Policy (Prof. Susan Waltz)  評価:★★★☆☆
授業では広く浅く国際関係論について解説し、グループワークでは一つのテーマを勉強することを通じて最終的に政策ペーパーを書く技術を身に付けさせるという授業。予習量が一番多く、今学期で一番難儀した科目。毎回の授業に向けて大量のリーディングを課されるわりに授業での掘り下げが浅く、「広く浅く」の精神が昂じて授業内容に脈絡がない気がして、個人的な心証は悪い。教授の問題関心が人権などの非経済分野に偏っているので、ブレトン・ウッズがほとんど扱われなかったのも不満の一つ。また、ペーパーの書き方もはっきり言ってちゃんと教えていない気が。ただ、定期的に英語で政策ペーパーを書く練習ができ、フィードバックがもらえたというのが唯一のよい点。著名な教授なんだけど、相性が悪く肩透かしを食らったという感じかな。

■International Trade Policy (Prof. Alan Deardorff) 評価:★★★★☆
国際貿易を理論と政策の双方向から勉強。理論も程良く数理モデルを使って説明しているし、かといって現実の国際貿易や政策のあり方の議論から離れ宙に浮くという感じでもなく、バランスの良い授業。ものすごい刺激があるとか突き抜けて面白いという授業ではないけど、僕が公共政策大学院に求めていた授業の形の雛型のような感じ。国際貿易を勉強したのは、これがほとんど初めてなので、学ぶところも多かったし。一方、宿題で課されるペーパーは同系統のものが多く、少しうんざりした気分に。教授は温厚で、学生思いのいい人。明後日のテストの後にAcademic Advisingを受けに行くことに。

2009年12月15日火曜日

秋学期授業終了

正式には昨日で授業が終了していたのだけど、今日Foreign Policyの最終ペーパーの提出をするついでに今学期のおさらいの授業があったので、実質的には今日でやっと長かった授業が終了。とは言いつつ、あとCalculusとInternational Trade Policyの試験がクリスマス直前まで残っているので、まだ秋学期が終わったという感じはしないけど。

先週は試験準備やら色々飲み会やらで本当に多忙だった。木曜日はStatisticsの試験があったのだが、前半はその準備で一苦労。試験自体も短い試験時間にも拘わらず問題数が異常に多く、ネイティヴの学生でも全部試験を解き終わらなかったと言っている奴がちらほら。そこまで難しいわけではないけど、中間試験の平均点が異常に高かったためか、厳しめだったか。

金曜日は今年ミシガン公共政策大学院に入学した日本人全員が集まって、石狩鍋・よせ鍋で鍋パーティを。友人宅には日本から取り寄せている上質の調味料があり、すごく羨ましかった。やっぱりアメリカで売っている醤油や日本酒、味醂、ダシ、味噌などの水準は低く、いくら頑張っても味付けがうまくいかないことがままあったけど、調味料が調っていたおかげで、それなりにうまく作れたのではないかと。同じ時期に入学したといっても、なかなか全員揃って集まる機会はないから、引き続きこういう会も開いていきたいなと。

土曜日はConversation Partnerが主催の忘年会に参加。全員が日本人ではないけど、全員日本語をしゃべれる忘年会っていうのもまた乙。サマースクールの時によく行っていたGrizzly Peakで。アメリカなのに食事も美味しいし、酒も美味しいしで、やっぱりいいお店。まさか日本人以外の人と「忘年会」をするとは思っていなかったけど、これはこれで楽しかった。

日曜日は本日提出予定のForeign Policyのペーパー作成に着手するも、夜にさすがに少しは月曜のMicroeconomicsの試験勉強をしないというわけにもいかず、結局ペーパーは書き終わらず。もやもやした感触を残しつつ試験を受けるが、いつもどおり特段難しくもない試験で準備をしたことは少し後悔するも、今更仕方がないのでそれから再度ペーパー作成に取り掛かる。ただ、学期が終了に近づいて少し糸が切れてしまったこともあり、個人的にはわりとあまり納得のいかないままペーパー作成終了。成績評価の対象としての表面的な出来は多分問題ないと思うけど、それとは別次元に結局僕個人として腑に落ちないペーパーに過ぎないので、納得がいかないんだろうけど。二度と読み返したくないかな。

なにはともあれ、テストが残っているとは言っても、極度のタイムプレッシャーから解放されたのは本当に心が休まる。仕事しているよりは留学生活が楽なのは事実だけど、慣れない英語という環境で日本の大学では考えられないほどの大量のワークロードをこなしていくのは本当に大変だったの一言に尽きる。と言いつつ、来学期も懲りもせず今学期同様5教科を履修する予定なので、また冬休み明けには再度ひいひい言ってそうだ。

2009年12月6日日曜日

師走

気がつけば、もう師走。ふと見ると、このブログも細々と続けてきた結果、これが100回目の投稿となるみたい。ちょうど一年前はPrincetonの出願をギリギリに終え、12月中旬期限のUC Berkleyの出願書類を泣きそうになりながら準備していたなあとしみじみ思い出す。現在出願準備で忙しい方々は、今が踏ん張り時。本当に頑張ってください。

先週木曜日はForeign Policyの授業でClimate Changeをテーマにプレゼン。未だに英語には苦手意識があるので、とてもつらかった。結構簡単な質問に対しても英語で答えを考えている間に、アメリカ人のクラスメートに助け船を出される始末。とりあえず今学期一番気が重かった課題が終わったことで精神的なプレッシャーから解放されたので、あとは落ち着いて最終ペーパーを書くのみ。

金曜日は毎週恒例TGIF会。今回はChop HouseというMain Streetにある高級レストランでお食事。久々にがっつりステーキを食べてきた。最近はアメリカの牛肉も好きになってきたかな。少し歯応えがよすぎるのは玉に傷だが、無駄な脂肪分がなく、味もしっかりしているし。このお店は、日本の高級鉄板焼屋さんのようにラウンジが別に設けられていて、そこで食後にお茶とデザートを食べることができるのだが、ティラミスがものすごく美味しかった。アメリカで日本と同じレベルの洗練されたデザートを食べられるとは思っていなかったので、感動。その後は、サマースクール時代の友達の誕生日パーティーに出席。韓国人がすごい勢いで漫談をしていて、圧倒された。

土曜日は年末のスキー旅行の打ち合わせ後、韓国料理屋のArirangで食事。アナーバーで一番美味しいという噂であったが、その名に恥じない味。ただ徒歩圏内にないので、すべてを総合すればMaruに軍配が上がるかな。車を持っている友達の好意に甘えて、そのまま日頃できない買い物を。Tsuiで日本食を大量に買い込む。これで年末にレストランが閉まっていても餓死するという状況からは逃れられそう。

今週はとりあえず、StatisticsとMicroeconomicsの試験勉強とForeign Policyのペーパーが終われば、あとは結構余裕で乗り切れるはず。今週末から嬉しいことに既に忘年会の予定が入り始めているから、うまく予定を捌いていかなければ。

2009年11月30日月曜日

やすみぼけ

先週木曜日からサンクスギビングのおかげで4連休だったのだけど、有意義に過ごしたというよりは、結局普段の疲れを癒しただけのような気がする。あと半月頑張り抜くための中休みとか考えればいいのかな。

さて、肝心のサンクスギビング当日は昼過ぎまで寝ていて、夕ご飯を食べに行こうと外出して見ると人っ子一人として歩いておらず、車の行き来もない。お店に明かりがついていても閉店している…。サンクスギビングは日本の正月みたいなものだとは聞いていたけど、ゴーストタウンのようになるとは知らなかった。みんな実家で家族と一緒にターキーでも食べているんだろうな。まあ、学生街であるアナーバーだけの話かもしれないけど。仕方がないので、僅かな望みを託してダウンタウンに行ってみると、スタバが閉店直前ながら開いていたので、簡単な軽食を買って、飢えをしのぐ。家に帰っても冷蔵庫が空っぽなので、具がほとんどないパスタを作る羽目に。アメリカでの一番つらい思い出の一つになってしまった。

金曜日はクリスマス商戦が始まるBlack Friday。この日まで冬物を買うのを待っていたので、買い物に。お店は昨日と打って変わって人混みができている。そりゃどこに行っても20%OFFとかだもんな。分厚めの防寒具を買って、この冬を乗り越えられるように準備。この日もまったく勉強に手をつけず。せっかくの休暇なんだしと思っていたら、案の定、土曜・日曜も休暇前半の流れを受けて勉強する気にあまり慣れず。結局、書類整理と宿題と予習が遅れていたリーディングアサインメントをある程度こなして終わってしまった。

今週木曜日はForeign Policyのグループワークでプレゼンをしないといけないし、また毎週のようにテストがあるのに本当に乗り切れるのかなあ。まあこの休暇でしっかり体調は回復したので、また体を壊さない程度に根を詰めて頑張るしかないというところかな。

2009年11月22日日曜日

冬の足音とレストラン巡り

昨日でフットボールシーズンが終了。最初は快調に勝ち進んでいたミシガン大学だけど、途中で急激に減速して今年は9位という結果に。昨年に引き続き強豪校の名に恥じる結果となってしまったが、来年はぜひ頑張ってもらいたいところです。

さて、フットボールシーズン終了なので、いよいよ冬到来と言いたいところなのだが、10月上旬以来気温は見事に下げ渋っており、今までのところそんなに寒い思いもしていない。やっとThanksgiving休暇の最中に初雪が降るらしいので、札幌にいた時よりも結果的に暖かい冬を過ごしているし。これからの気温の下がり方が洒落にならないとみなさんおっしゃっているので気は抜けないが、寒いのはあまり苦にならないので、風邪だけはひかなければどうでもいいかなという感じ。

金曜日はもう毎週恒例となったTGIF会で、EveというKerrytownにあるイタリア料理に往訪。いわゆる高級レストランで、味はとても上品で美味しいのだけど、食事を取りわけて食べるという雰囲気ではなく、ちょっと居心地は悪かったかな。僕は気軽に酒を飲みつつ、少しガヤガヤした感じのお店で、美味しい食事が食べられるところというのが好みなので。そういう意味では先週行ったReal Seafood Companyの方がお手軽だし、メニューの種類も豊富だし、いいですね。このお店はもう何度か訪れようと今から企んでいるところ。ただ、週一という結構なペースでレストラン巡りを始めてしまったので、今後行きたいレストランをそろそろ見繕いださないと、ネタ切れしかねないなあ。

土曜・日曜とペーパーを2本ずっと書いていたが、現在データが取れずに頓挫中。International Trade Policyで日本のコメ関税について分析しているのだが、農林水産省のHPがメンテナンス中で、必要な資料やデータが手に入らず。月曜日24時までらしく、なんで平日もHPがメンテナンスされるのと思ったのだけど、そういえば日本は祝日であることに今頃気付いたり。おかげさまで、こんなに忙しい中ブログを書けるけど、水曜日に提出予定なので、火曜日あたりは結構やばいことになっているかも。

2009年11月18日水曜日

ベルリンフィル来演!!

今夜は前々から楽しみにしていたBerliner Philharmonikerのコンサートに行ってきた。

さすがに汚い恰好をしていくわけにもいかず、渡米後初めてワイシャツにネクタイを締めていった。久しぶりに着ると案外窮屈に感じるものだが、気が引き締まるのも事実。日本にいた時はただの普段着だったので、そんな気も引き締まっていなかったような気がするけど。

肝心の演奏だけど、素晴らしかったに尽きる。演題は
- Symphony No.3 in F Major, Op.90 (Johannes Brahms)
- Music to Accompany a Film Scene, Op.34 (Arnold Schoenberg)
- Symphony No.4 in e minor, Op.98 (Johannes Brahms)
というラインナップだったのだが、特にブラームス交響曲第4番の出来が素晴らしかった。あまりの迫力と凄さに言葉を失うほど。当然、演奏終了後はスタンディング・オベーションとなったが、あまりに力いっぱい拍手しすぎたせいか、少し肩が痛い…。それでも、久方ぶりにクラッシックのコンサートに行ったこともあり、なかなかに貴重な一夜であった。

このまま楽しい気分にひたりながら軽く一杯飲んで寝たいところなのだけど、サンクスギビング前に提出期限が来る課題に追われているので、少し夜を徹してペーパーを書かなければという感じ。まあ、これが学生の本分なので仕方ないですね。

2009年11月15日日曜日

Thanks God! It’s Friday!

 

今週の金曜日は「13日の金曜日」だった。まあ、年に1回は必ずやってくるので珍しくもないけど。

そんな世間では一応不吉とされている日にもかかわらず、金曜日の夕食はアナーバーにある豪華なレストラン周りをするという企画を先週に引き続き開催。むしろ今回でTGIF会の正式立ち上げになり(TGIFは”Thanks God! It’s Friday!”の略)、Real Seafood Companyなる魚介料理を堪能できるレストランに行ってきた。ロブスター、クラムのリングイネ、パエリアなどなど。アメリカに来てからアジア系の美味しい料理は何度も口にしたが、洋風の食事で美味しいものを食べたのはこれが初めてか。あまりの懐かしさのあまり、少し涙が出そうに。普段の低価格なメニューに慣れているせいか、若干お値段が張る気がするが、ビールの他に白ワイン一本頼んでも、一人当たりチップ込みで60ドル程度だったので、東京にいた時と比較すれば全然普通の価格水準。なんか狐につままれた気分。どちらかと言えば日々単調な生活を送っているので、こうした会を楽しみに毎週を生きていくというのもなかなか悪くないかな。

生活の潤いといえば、友達から村上春樹の「1Q84」を借りることができたので、現在睡眠時間を削りつつ査読中。むしろ最近あんまり勉強していない気がするけど、大丈夫かなあ。

2009年11月10日火曜日

Blue Monday

生活に慣れてきたせいだろうけど、だんだん月曜日に憂鬱な気持ちを覚えるように。いわゆるサザエさん症候群が起きている。週末を楽しく過ごした反動か?

先週金曜日は、たまには豪勢な食事をするのも必要というか、あまりに質素で美味しいものを食べていない生活に飽き飽きとしてきたので、毎週金曜日はメインストリート周辺にある豪華で味のいいレストランに行ってみようという企画を友達と立ち上げ、意気揚々と中西部にもかかわらず海鮮料理がおいしいことで有名なレストランに往訪したところ、席が満席でとても座れそうになく、結局タイ料理屋に行くことに。香草やスパイスをしっかり使ったものではなかったが、久しぶりにまともな食事にありつけて少し感動しそうになる。とても毎日通えるような値段ではなかったが…。今週以降はちゃんと前日に人数を確定して予約をとって行こうということに。

金曜日に飲んでしまったにもかかわらず、土曜日はサマースクールの友達の家で開催された誕生日パーティーに参加。調子に乗って買っていったシャンパンを開けたら、三分の一以上泡になって自分の服にかかってしまった…。北海道にいた時は、友達の家で結構シャンパンを開け慣れていたはずなのに、こんな羽目に陥るとは。いやパーティー自体はとても楽しかったけどね。

ということで、週末勉強していないことが祟って、週明け早々色々な意味で追い込まれている。水曜日のミクロ経済の試験は適当にこなすとしても、早めにThanks Giving前に提出期限が集中しているペーパーを書かなければと焦りがあるものの、水曜日は友達が出るコンサートがあったり、なぜか今週は予習のリーディング・アサインメントが異常に多かったりで、まったく手についていないし。来週はベルリン・フィルの公演があるし…。それにしても、先週水曜日あたりから何故だかわからないけど足を捻挫したみたいで、歩くのが結構つらい。不節制のし過ぎか?

2009年11月5日木曜日

「そうする以外、選択肢がなかったんです…」

月曜日から今朝までコロンビア大学に行っている同期が遊びに来ていた。この数か月で同じアメリカでも全く異なる経験をしているためか、小さいながらも色々な気付きが得られたように思う。まあ、どちらかと言えば、彼の来年の身の振り方について、思考を整理してあげたという側面が強い3日間ではあったが。

ということで今週に入って久しぶりに腰を落ち着けて、物思いに耽りながら、明日のForeign Policyの予習をしていたら、結構胸に突き刺さる記述があった。

”'I have no alternative but to do what I did' is an attempt to absolve the policy maker from responsibility for his or her decision.”

この一節は、David A. Baldwin “Success and Failure in Foreign Policy” (注) の中にあるもの。何を今更という言葉ではあるが、こういう言い訳はどうしても口をついてしまいがち。当然、最善の選択肢だと自分が信じるものを上司に説明・説得する必要があると思うが、その背景として、他の選択肢について充分な比較検討を行うことが職場にいた時にちゃんとできていたかと言われると冷や汗が出る思い。何の躊躇もなく、「責任回避」だと指弾されるのは、結構ずっしりとくる。世の中の政策の大半が定量化の困難な「価値」を扱う以上、当然こういった作業は困難を極めるけど、それから逃げてはいけないのだなと。

普段は意識の外にありがちな職業倫理というのを思い出させてくれた一節だった。

(注) この記事は、外交政策の分析を政策立案に生かすためには、政策の効果を、政策の目的・費用との関係、その他の政策との比較において、理解する必要があることを説いている。

2009年11月1日日曜日

時間にまつわるエトセトラ

気がつけば早いもので、もう11月。留学生活も約2割弱が終わってしまったかと思うと、時間の残酷さに溜息をつきたくなる。日々忙しい生活に追われていると、このぐらいのペースで時間は過ぎて行ってしまうので、あんまり忙しい忙しいと言って物事の先送りをする癖はなくした方がいいですね…。

金曜日はCalculusの試験があったので、しぶしぶ大学まで行くと、結構仮装しているクラスメートが。そういえば、ハロウィンなんて行事があったことを久しぶりに思いだす。子供の頃、英会話教室に通っていたことがあるので、その時に仮装をしてお菓子をもらいにいったなあ。こっちでは結構いい歳をしていても、ハロウィン・パーティーなんてやるんだなと感心。試験問題が配布される中、キャンディーを配る奴もいるなど、みんな余裕を見せていたにもかかわらず、試験時間が足りないと言い出し、試験時間が延長される始末。まあ御愛嬌といったところか。

今日でDaylight Saving Timeが終わり1時間得した形になるので、月曜日のInternational Trade Policyの試験勉強で忙しい中、これは助かる。まあ、今や日が段々と短くなっていて、朝8時を過ぎても薄暗いのだから、標準時刻を変更するのは当たり前という感じではあるが。月曜日からコロンビア大学に留学している同期がミシガンにやってくるので、明日中にしっかり予習もこなしておかねば。

2009年10月25日日曜日

料理はストレス解消?


最近の自分の中で、毎週日曜日の晩御飯は必ず作るというルールを作っている。

大学卒業以来、初めてまともなキッチンのある環境なので、本来料理好きな僕としては時間さえあればもっといろいろと御飯を作りたいのだが、学期が始まって忙しい中料理する暇などなく、平日は外食ばかり。明らかに偏った食生活。日曜日の夜は、開いているレストランが少なく、レストランも混んでいることが多いため、時間の節約とともに普段の不健康な食事を改めるという意味で、料理を作ることに。

ということで、今晩は冷蔵庫に残っていたアスパラガス、マッシュルーム、玉ねぎ、ベーコンを使って、トマトベースのパスタを作ってみた。パスタは手間も時間もかからなくていいし、トマトベースにしてしまえば普段不足している野菜もとれるので一石二鳥かな。本音を言えばトマトはそこまで好きではないけど…。

食事を作る暇がないぐらい忙しい時のことを考えればレトルトのパスタソースがあれば便利だなあと思うけど、やっぱり週に一回や二回であればしっかり作るのも楽しいし、ストレスも少しは解消される。さて、来週は何を作りますかね。

火事

 

なんか警報機が鳴っているけど、どうせまたいつもの誤報だろうと思い、ペーパーを一生懸命打っていたら、全然警報機が鳴りやまない。マジでうるさいなとか苛立っていたら、どんどんどんとドアを殴る音。すごくでかい警官2名が現れ、一瞬頭が真っ白に。Get out! Get out! と大声で叫ばれ、ほとんど着のみ着のまま夜の街に脱出。結構寒いけど、雨が降っていなかったのは不幸中の幸い。

外に出てみてわかったのだが、どうやら隣の建物が火事だったみたい。そんな大火事ではないが、結構煙が立ち込めていて、びっくりした。うちの建物はコの字型になっていて、火事の現場がまったく視界に入らないせいか、部屋にいた時はまったく気がつかなかった。そんなこんなでペーパーを何とか今日中に書きあげなければならないにもかかわらず、家から一時間半ばかり叩き出されていて、今やっと部屋に戻ることができた。これから朝までペーパーを書き続ける羽目になりそう…

でも、命あってのことだから、もう少し真面目に警報とか聞かないと駄目だな。結構誤報が多いので、ついつい無視してしまった。当然、周りの住人も同様だったが。少し反省。

2009年10月24日土曜日

アメリカに関する不満

今週は長く大学から遠ざかっていたためか、授業中に集中力を保つのが結構きつかった。せっかく生活のリズムが出来ていたのに、やれやれという感じ。もちろん休暇がなければ睡眠不足でギブアップしていた危険性があるので、この休暇には本当に感謝しているけど。

そういえば、アメリカで不満を感じたことをあまり書いたことがなかったので、いくつか思いつくまま。

○新聞がよく盗まれる
うちの建物は新聞がドアの前まで配達されず、1階のロビーにまとめ置いてくれているのだが、授業がない金曜日・土曜日に昼前まで寝ていて、昼食を食べに行きがてらピックアップしようとすると、誰かが勝手に持って行っていることがしばしば。所詮50セントもしないので経済的損失はほとんどないのだが、盗まれていることは不愉快極まりないし、その日のニュースはネットで確認しなければならなくなるので、不便極まりない。

○物の値段が経済原理に従い決定されている
日本では良質のサービスが無料で提供されているが、アメリカではそんなことはあり得ない。例えば、Amazonで本を買っても、東京であれば別に普通便で1~2日で配達されるが、アメリカでは普通便で配送すると余裕で1週間以上かかったりする。どこの途上国ですか、ここは。日本にいた時は検討の余地すらなかったAmazon Primeに即刻加入する羽目に。

郵便事情も著しく悪く、USPSは料金が異常に安いが配達途中で紛失したりするらしいし、かといってFedExやUPSで送付しようとすると、サービス水準は急激に向上するものの、値段も急激に上昇。僕としては、まあまあの値段で普通のサービスを提供してほしいだけなのだけど…。

その他でも、学期が始まった途端に値上げをするレストランがちらほらあったり。ちゃんと需要と供給により価格決定がされているのを見て、やはり経済学はアメリカで生まれた学問で、しっかり根付いているのだなと感心する一方、やや割り切れない気持ちに。日本で人気があるレストランがその人気を盾に値段を上げれば、途端に評判が悪くなるんじゃないか…。

○トイレがよく詰まる
うちの建物が古いだけかもしれないけど、毎日の話だけあって、本当にうっとおしいよ…。

まあ、日本にいた時の生活水準が高いから比較するのはナンセンスだけど、この三つくらいなんとかならないものだろうか。あともう一つ言えば、ほとんどの食べ物が日本より美味しくないけど、アメリカのパンのまずさは群を抜いている。初めてアメリカでパンを食べた時はあまりにつらくて涙が出たのはここだけの話。

2009年10月18日日曜日

組織の立場を離れた視点とフレーミング

ひさしぶりに課題に追い立てられることない連休なので、結構のんびりと過ごしている。

木曜日は授業が終わった後、経済学Ph.Dプログラムに留学している日本人2名と飲み会。昔、採用に携わっていた時に知り合いになった人で、共に大変優秀。しっかり理論もでき、現実の経済も知っている人間と、酒を酌み交わしながら自由に議論するというのは、何とも楽しいもの。現在お互いに留学中であり、組織の立場を離れた視点で議論できるというのも一つの利点なのかもしれない。その日飲み過ぎたこともあり、金曜・土曜と宿題や来週以降の予習をこなすものの、今までの学期中に蓄積した疲労をとるため、睡眠をたっぷりとって休養にあてる。

…とお気楽モードで過ごしていたのだが、結構課題がまずいんじゃないかということに気がつき、今日は一生懸命Foreign PolicyのFraming Memoに取り組む。フレーミングは日本では意識的に取り組まれていない種類の問題と思われ、興味深い。

フレーミングとは、最大限の支持を得られるように、問題を特定の枠組で捉え、提示すること。当然、僕たちは何らかの問題を語るにあたって無意識にフレーミングを行っている。例えば、僕のグループが担当している気候変動の問題に関して言えば、公共財の問題と捉えて主要排出国に排出削減を訴えかけてもよいし、開発の問題と捉えて脆弱国への支援の促進を訴えかけてもよい。最終目的により効果的なフレーミングは異なりうる。この宿題は、自分の演じる役割の観点から決定した最終目的を達成するために、最も支持を得やすい問題の認識の枠組は何かということを、他の主要アクターの予想される反応を分析することで、決定しなさいというもの。いわば政策のマーケティングであろうか。政治的かつ実践的な手法であるが、こういう分析は日本では明示的に行われることは稀ではないか。こういうプレゼンテーションにおける戦略的な手法というのはいかにもアメリカらしくて、しっかり習得しなければいけない技術だなとつくづく感心。

何とか今日一日でFraming Memoは書きあげることができたが、休暇最終日をのんびり過ごすためにも、明日一日でInternational Trade Policyのペーパーをなんとか書きあげなければなあ。

2009年10月15日木曜日

散髪哀歌

昨日、渡米後初めて散髪に行ってきた。アメリカの理髪店における恐怖体験を聞くにつけ腰が重くなる一方、気が向いた時は大行列。いつも今度でいいかと先送りをしていたのだが、さすがに髪も相当伸びて邪魔なので。

アナーバーには幸い日本人のスタッフのいる美容院があるのだけど、結構いいお値段がする上、予約を入れなければいけないので、ダウンタウンにある台湾系の理髪店に行く。噂どおり、いきなり取り出したるはバリカン。…まじですか。当然、髪をお湯で流したりなどするわけなどない。まあ仕方ないなと諦めていたら、陽気な台湾人のおばちゃんとしては、バリカンは余分な髪の毛を切り落とすためだけに使っていたらしく、おもむろにハサミを取りだし手際良く髪を切っていく。「あなた日本人なの?じゃあ、いいアイディアがあるわ!」と急に言い出すものの、その中身をまったく説明することもなく、別の話題で猛烈に喋りかけてくる。眼鏡を外しているので自分の髪が今どうなっているのかが把握できず、激しく不安に。

ただ、待つこと15分強。終わってみれば、髪も長さを整えるだけでなく、しっかりと梳いてくれていたので(アメリカでは髪を梳かないのが一般的らしい)、日本人好みのカットをしてくれたということなのだろう。出来はまずまずで期待以上!しかし最後は、当然、切った髪を掃うことも洗髪することもなく終了。これもアメリカの一般的な流儀なので、日本であれば訴えたくなるところではあるが、文句も言わずチップ含めお支払。まあ所詮15ドルと考えればこんなもんでしょう。もっとひどい上に値段が高い所なんて結構あるらしいし。次からもこのお店に行こうかなと。

それでも、やっぱり日本の洗髪とマッサージのある美容院の方がいいなあ。

2009年10月14日水曜日

冬の到来

現在アナーバーはマイナス1℃! とうとう朝晩は氷点下を切る事態になっているが、さすがに冷え込むスピードが早すぎる気が…。だいたい旭川ぐらいの寒さと聞いていたのだけど、今ネットで調べてみたら旭川より全然寒くなっているし。しかし暖房のせいで部屋はものすごく暑いので、窓を開けて室温を調整中。

今週は中間試験をこなしつつ、これまで提出したペーパーが返却されつつあるが、現在のところ調子いい感じ。今学期の重点科目であるInternational Trade PolicyとForeign Policyも満足いく結果に。慢心せずにとりあえずこの調子で頑張れということですかね。噂に聞いていたよりも若干成績のつけ方が甘い気がするけど、学生の卒業後のことを慮って成績がインフレしているのか。法学部時代の成績のつけ方が異常に厳しかった記憶があるので(日本の大学では珍しく、優を取る人が相当少なく、相当数の人が可をとる)、その比較で甘く感じるのかなあ。

こちらの大学のいいところは、教授からのフィードバックがしっかりしていること。学部時代は学期末にテストがあり、特段レピューすることもなく、ただ成績がつけられて終了で、まったく手応えがなかった。だけど、こちらの大学院では、簡単な宿題はTAが採点しているけど、政策ペーパーなどは教授がしっかり見てくれて、コメントをびっしり書き込んで返却してくれるので、頑張り甲斐があるというもの。逆に言えば、日本にいる時では考えられないほど努力させられているので、教授側にもきちんとしたフィードバックを求めたくなるのも人情かな。

明後日の統計の試験が終われば、とりあえずお休みだから(宿題はいっぱいあるけど)、あと2日頑張るぞ。

2009年10月10日土曜日

何歳になっても…

試験勉強は嫌い。特に法学部の試験勉強では、何度か死にそうになった記憶がある。まあ普段から授業に出席していなかったのが祟っていただけなので、しょうがないが。

来週はMicroeconomics AとStatisticsの中間試験があるので、目下復習中。Calculusの試験は全く準備もせずに気軽に受けられたけど、流石に経済と統計は慣れない英語で説明を加えたりしなければならないので、英語で専門用語を頭にいれなければいけないし。内容はまだ初歩的なので楽と言えば楽なのだけど、言語にハンディキャップがあるが故に苦しめられている感じ。

試験勉強からの現実逃避というわけではないが、昨日はサマースクール時代の友達とReunion Partyに。韓国料理屋でお互いの近況について話をしながら晩御飯を食べ、長らくやっていないボーリングを楽しみ、深夜に無料でやっている映画を見に行き、お気に入りのパブでビールをたらふく飲み、何やかんやいいながら午前6時まで楽しく遊んでいた。そして今日は二日酔いの頭を抱えながら、今シーズン最後のBBQに。本当に急激に寒くなっているから、来年の春が来るまでアウトドアの遊びはこれが最後かな。

来週の試験が終われば、Fall Study Breakで5連休! だけど、あくまでFall Study Breakはその名前のとおり「勉強をするための休暇」という位置づけであるためか、休暇明けにペーパーを2本提出しなければいけない…まだまだ忙しい日々が続きそうです。

2009年10月9日金曜日

資本主義と無辜の被害者?

今晩はMichael Moore監督の“Capitalism: A Love Story”を鑑賞。この前「おくりびと」を観に行った時にトレーラーが流れていたのを見て面白そうだなと思っていたら、ちょうど誘われたので。

マイケル・ムーア特有の相変わらずの悪魔的手法で、面白おかしくアメリカ資本主義を批判していくのだけど、合衆国憲法やキリスト教まで引き合いに出しながら批判していたのが印象的。ところで、アメリカって宗教をジョークに使ってよかったんだっけ。

アメリカ資本主義を痛快に批判するのはいいのだけど、少し気になったのはサブプライム問題で家を失った人間の描き方。無辜の被害者のように演出しているけど、厳しく言えば住宅バブルに乗って借り換えを繰り返し、最終的に金が返せなくなっただけじゃないかと思うのだけど…それでも、アメリカ人はたぶん共感するんだろうなあ。結構この関連のシーンは何度も出てくるし。明日は我が身っていうところか。ただ、これはMain Street vs Wall Streetの問題ではないのでは。何でも資本主義のせいにするのはいかがなものかと。

日本では12月に公開みたいだけど、前回作まで以上にアメリカ国内に向けたメッセージ性が強く、日本語に翻訳しづらいギャグが多いので、そこまで売れないだろうな。

2009年10月4日日曜日

クルーグマン来たる!

 

金曜日はPaul Krugman教授の講演を聞きに行ってきた。実はこのイベント、現在International Trade Policyでお世話になっているAlan Deardorff教授の誕生日記念のイベントの一環だったみたい。さすが国際経済で著名な学者だけはあるな。

開演10分前に到着したせいか、会場のHill Auditoriumは超満員状態。当初予定されていた会場では、一般配布開始当日にチケットが足りなくなってしまったので、多分大学で一番広いHill Auditoriumに会場が変更されただけはある。運よくメインホールの最後列に席を見つけ、何とか座れた。

我が公共政策大学院のDeanであるSusan Collins教授が、「普段はクラッシックのコンサートに使っているから楽器が溢れていますが…演奏はしないですよ」という冗談を交えた簡単なイントロをした後、Paul Krugmanが登場。写真でしか見たことなかったけど、結構普通のおじさんですね(当たり前か)。

当然英語の講演なので細部に自信はないが、講演の概要は以下のとおり。
  • 蒸気機関・電報・鉄道の登場により、世界はグローバル化したが、世界恐慌と二度にわたる世界大戦の結果、政策は国内重視になり、国際取引の減少を招いた。
  • 1970年代に国際貿易はやっと元の水準を回復。同時期に、政策変更と技術革新が発生。対外政策は開放的になり、技術革新(例えば、運送コストの急激な減少)によりサプライ・チェーンと生産拠点が世界に広がった。
  • グローバリゼーションは、製造業の拠点を先進国の外へと移してしまうため、先進国の教育水準の低い層に悪影響を及ぼす。しかし、世界全体で見れば、富は確実に増加。とは言え、開放経済により得られる便益は認識されづらい。東アジア諸国においては貿易による利益が目に見える形で現れたが、米国においては目に見えづらい。しかし、開放経済による便益は確実に存在。
  • 現下の金融危機の初年度は大恐慌に比するものであり、大胆な政策対応が遂行されたが、未だ完全雇用の経済には程遠い。
  • 金融危機の原因の一つに、グローバリゼーションを背景とする自由な資本移動が存在。中国の米国債購入に支えられ、米国で住宅バブルが発生。ヨーロッパでも、西欧諸国の東欧諸国への貸付が現下の危機の原因になっている。
  • 現下の危機では、危機を引き起こした国が最も被害を受けている国ではない。グローバリゼーションの結果、日本とドイツが貿易の減少により最大の被害を受けた。これはグローバリゼーションの負の側面である。
  • 以前までの金融危機に対する解決策は常に同じで、経済が回復するまで貿易黒字を膨らませるというもの。世界同時不況が意味するところは、輸出先が存在しないため、こうした解決策が通用しないということ。
  • 保護貿易主義の台頭の兆しが見られるが、これを食い止める必要。一度保護貿易政策が採用されれば、現在我々がいる場所に戻ってくるまで何十年という交渉が必要となる。
  • 世界は今後も引き続きグローバル化していくのであり、逃れることはできない。
特段目新しい議論はないのだけど、グローバリゼーションの正負の両面について、歴史を紐解きながら簡潔にまとめたいい講演ではなかったと思う。もはやグローバル化していない世界に逆戻りできないのだから、負の側面を理解しつつ、前に進むしかないということかな。

その夜は楽しみにしていたBill Charlap Trioのコンサートに。観客は老夫婦連れが断然に多かった。リリカルな曲調のものが多く、うまくこのトリオのいいところが引き出されていたのではないかと。真剣に聴き入っていたら、あっという間に90分が過ぎてしまった。その結果、演奏しているところは写真におさめられず少し残念だったが、大満足。他のコンサートも時間を見つけて行ってみたいなと改めて思う。

金曜日は楽しく過ごせてしまった反動か、現在Kyoto+10のBackgrounderの最終稿をいかに仕上げるかで悶々としている。Writing Tutorからは構成や用法は上出来だが、具体例をもっとふんだんに入れるよう指示され、現在大幅に改訂中。昨日は午前4時まで一生懸命にやったのに、まだ終わらず。それでも、あと少し。頑張るか。

2009年10月1日木曜日

暖房哀歌

週末以降、急激に寒くなってきた。昨日は革ジャンを羽織ったら少し暑かったので、今日は薄手のセーター一枚で大学に行くと…寒過ぎ。少し鼻水とくしゃみが出るし。風邪をひいたら洒落にならないので、少し暑くても厚着をした方がいいな。

それにしてもアメリカ人の体感気温の高さにはほんとに舌を巻く。PronunciationのクラスのTAの女の子が、「すごく寒くなったねー。冬支度なんて全然できていないから困るわ」なんて言っていたのだが、薄手のパーカーに、足元はなんと未だにサンダル。こんな寒い中、平然とそんな恰好をしているのが、むしろ僕には信じられない。まあアメリカ人と一括りにしてみたものの人によりけりで、クラスには結構厚着をしている人もいるけど、薄着のつわものが結構多い気がする。

一方、今日から部屋の暖房が入ったので、家の中は異常に暑い。セントラル・ヒーティングなので温度の調整ができないみたいだし。札幌にいた時も思ったのだけど、雪国の人の暖房の焚き方というのは異常じゃないか。冬でも部屋の中では半袖・短パン姿で過ごせるくらいまでやるのは、やっぱりやり過ぎ。「寒くて風邪をひきそう」と言っている僕が、なんで部屋の中では半袖・短パン姿で「暑い」と言わなければならないのか。そういえば、札幌にいた時は隣の部屋の人が暖房を焚き過ぎなためか、僕の部屋は常に20度前後に保たれていて、一度も暖房を焚かなかったことを思い出す。

むしろ部屋と外での寒暖差が激しいせいで、風邪をひいてしまいそう…。

2009年9月27日日曜日

いかに自分を追い込むか

Microeconomics AとStatisticsの宿題が予想以上にさらっと終わったので、今日は久々に長い時間プライベートの時間がとれた。とはいっても、今まで読みたいのに放置していたThe Economistの記事を読んだりしていたら、時間はすぐさま過ぎてしまったけど。

それはともかく、最近早くやらなければと思っていたConversation Circleの登録をやっと済ませることができた。ミシガン大学の語学研修機関であるELIは、アメリカ人学生がリーダーとなって、毎週1時間程度、複数人のグループでお茶したり、ピクニックに行ったり、ご飯食べたりしながら、英語で話す機会を提供してくれている。そもそも5科目という普通の人よりも1科目多く履修している上に、毎週月曜・水曜にPronunciationの授業を受けており、Conversation Partnerとも週2回会っているので、正直スケジュール的には相当無理があるけど…。どうしてもスケジュールが回らなくなったら、その時に考えればいいか。

少し楽になるとスケジュールを詰め出す癖があるのは、ある種病気なのかもしれない。来週は金曜日にKrugmanの講演を聞きに行った後、Bill Charlap Trioのコンサートに行くので、結構時間に余裕がないのだけど、再来週の火曜日までにForeign Policyのグループワークの課題であるKyoto+10のBackgrounderを提出しないといけないので、明日は相当根を詰めて文献を読み込んでペーパーを書く必要がありそう。もう来週金曜日にWriting Tutorの予約も入れてしまったから、気合いを入れて出来れば明日中に書き切ってしまおう。予定を詰めれば、必然的に効率を上げて取り組むことができると信じて!

2009年9月24日木曜日

諦めと余裕

今週に入ってどのクラスでも毎週課題が出てくるようになったけど、少しは余裕が出てきたかな。

結局のところ、これだけタイトなスケジュールをこなしていくための要諦は、優先順位付けと諦めだということが肌感覚でわかってきた。優先順位付けはともかく、諦めるということは、頭ではわかっていても、なかなか行動に移すのが難しい。たぶんこれは仕事をやっていた時の癖で、費用対効果を無視して仕事の完成度をあげるという方法論に慣れてしまっているため、職場から離れても、プライベートの時間を削るだけ削って、課題をこなそうとしてしまう。これだといつまで経っても状況は改善しないので、特に力点を置くもの以外については、目標の8~9割以上の水準に達したら、うじうじ悩まず、さっさとそこでその課題は打ち切っていく。全て完璧になんかできやしないさと諦めるようにマインドセットを変えていかなければいけないんじゃないかと思うようになった。実際、そのおかげで、最近大分時間に余裕が出てきた気がするし、その余裕が思考の幅を広げてくれるので、効率性が上がるだけでなく、結果として生産性も上がっている気がするのだ。

そんなわけもあり、昨日は平日にもかかわらず、映画を見に行ってきた。今更ながらだけど、「おくりびと」。こんな異国の小さな田舎町でも上映しているんだなと感心。まあ、アナーバーのダウンタウンにある2つの映画館ではメジャーな映画はやっておらず、むしろニッチ市場を狙っているとしか思えない玄人好みな映画ばかりやっているせいかもしれない。鑑賞した感想は、細部の作りこみが丁寧でないのとあらすじが御都合主義的すぎる点は気に入らないものの、演技とその所作が生み出す美しさから感動できるものだった。

別に映画を見たからどうというわけではないけど、学期が始まってから少しずつ狭まってしまっていた視野が少しは戻ってきた気がする。何事も余裕が大事ですね。

2009年9月17日木曜日

忙しいからこそ…

やっと長かった一週間が終わろうとしている。今週は授業が本格的に始まっただけでなく、ペーパーも時間を見つけながら早め早めに書き始めており、課外活動にも追われていたので、極めて忙しく、睡眠不足で眠い。

昨日はConversation Partnerの打診があったイギリス人の方と初めて会ってきた。現在、大学所属の語学研修機関で、サマースクールも主催していたEnglish Language Instituteで働いている方。日本の在住経験は10年以上で、有名企業や大学で英語教師を務めておられたよう。少し年上ではあるけど、とても人柄のよい人で、これから仲良くやっていければなと。Speakingだけではなく、彼の現在の専門がWritingでもあるので、ペーパーも見てもらえることになった。また、僕がビールとスコッチ好きということもあり、たまにパブで飲みながらやろうということになったので、これまた嬉しい限り。

そういえば、最近大学院の授業に追われて文化的な生活をしていないと思い立ち、また学生対象の半額セールがあったので、大学で開催されるコンサートのチケットを衝動買いしてみた。10月に開催される僕のお気に入りのBill Charlap Trioのチケットは難なく入手することができたのだが、11月に開催されるBerliner Philharmonikerのチケットは発売開始後10分もしていないのに完売。指揮者がSimon Rattleだし、やっぱり絶対聞きに行きたいよなと思いなおし、学生割引で買えなかったことが悔しかったこともあり、思い切って学生割引では買えない一番いい席を通常価格で購入。ちょっとお財布には優しくなかったけど、Simon Rattle指揮するWiener PhilharmonikerkのBeethoven Symphony No.9を今聴き直していると、やっぱり素晴らしいので、結構いい買い物だったかなと思う。

一週間が終わりつつあるといっても、明日はForeign Policy and the Management of International Relationsのグループワークの関係で、朝一でSusan Waltz教授に会いに行かなければいけないので、まだまだ気が抜けないのだが。グループワークのテーマは気候変動を選び、久しく腰を落ち着けて勉強をしたことがない分野なので、今週末はしっかり勉強しなければならず、Thank God! It’s Friday!と言って酒を好きなだけ飲むという週末は、しばらく迎えられなさそうな気がするけど。

それでも忙しいからこそ、お酒は好きなだけ飲めないとしても、プライベートを充実させていかなければ。

2009年9月14日月曜日

One Year After…

今日はLehman Brothersが破綻してから、ちょうど1年の日にあたる。

当時は原油市場の分析を主に扱う部署にいたのだが、この歴史的大事件の約1週間後から欧米金融市場の分析の部署に鞍替えし、それから毎日が戦争のような日々が始まったんだなと、今にして思えば感慨深くもあり、懐かしくもある。

この時期の仕事は言うまでもなく厳しかった一方、僕の人生にとってとても価値あるものであった。限られた資源の中で、いかに状況の分析を行い、上司のよい判断を仰いでいくか。危機時特有の迅速な判断が求められる環境はやはり大きく僕を成長させてくれたように思う。

一方、当時は大学院の出願準備を始めたばかりであり、英語のスコアも伸び悩んでいたにもかかわらず、毎日が午前様の日々が続き、とても留学準備なんてできる状態ではなかった。それでも、当時の上司の深夜・土日にわたる指導のおかげで、なんとか無事に出願を終え、こうしてアメリカで毎日しっかりと勉強できているのだなと。

さて、あれから1年。僕はどれだけ成長したのだろう。そして、1年後、2年後、どれだけ成長できるのだろう。今日という日を一つの契機として、留学生活を意義深いものにできるよう、再度目標を見据えて頑張らなければ。

2009年9月13日日曜日

秋学期受講計画

秋学期の第1週が無事に終わり、waiting listの問題も片付いたので、今学期の授業計画をまとめてみる。

■Calculus (必修)
経済学と統計に必要な微積を学ぶ。Math Campでおさらいした内容を3か月かけて、しっかり勉強していく授業。教授は40年弱教壇に立ち続けているおじいちゃん先生で、あまり面白くない冗談を聞きながら微積を勉強。宿題はちょこちょこと出ているが、ものすごく簡単なので、心のオアシスとなっている。

■Statistics (必修)
統計を用いた調査手法から、記述統計、確率分布、推計統計まで統計学の基本を学ぶ。冬学期以降の政策分析の授業を受講するために、今学期に受講。金曜日のDiscussion Sessionでは、統計ソフトのStataの使い方を教えてもらえるのだが、結構これが慣れないためか難しいので、授業そのものよりもこっちに手古摺りそう。

■Microeconomics A (必修)
市場均衡、消費者理論、生産者理論、不完全市場、ゲーム理論まで経済学の基本を学ぶ。冬学期以降 (Microeconomics B) はこの授業をベースに発展的な論点を扱う予定。大学の時は経済学部・法学部の合同講義でしか経済学を勉強していないので、本腰を入れて勉強する必要がある。最初の授業では、Krugman “How Did Economists Get It So Wrong?” (September 6, 2009, NY Times) に触れた際に、ミシガン大学の経済学はpure water economicsというよりは、salt water economicsに近いと言っていたので、少しほっとした。

■Foreign Policy and the Management of International Relations (選択必修)
国際関係における政策立案過程、それをめぐる政治状況を理解したうえで、政策立案者がどのような戦略を取ることができるかを学ぶ。背景知識の習得に加えて、最終的に政策分析ペーパーを書く能力を身につけることに主眼が置かれているよう。これはもう一方の選択科目であるPolitical Environment of Policymakingと同じで、扱うテーマ国内か国際かだけで異なるよう。リーディングの量が半端なく多く、週の大半がこの授業の準備に費やされている。来週からグループワークも始まるので、早く英語で大量にリーディングをこなす&議論ができるようにならないといけないなと痛感。

■International Trade Policy (選択科目)
国際貿易の授業で、経済学部との合同授業。受講要件として、intermediate microeconomicsの修了が求められているので、Microeconomics Aよりは相当レベルの高い授業が予想されるところ。国際経済はInternational Financeを中心にやってきているので、ここでInternational Tradeをそろそろ本腰を入れて勉強しようということで受講。International Financeは来年以降かな。

結構コマ数が多くて、厳しい学期になりそうだけど、くじけずに頑張っていこう。

授業開始と誕生日

今週月曜日はLabor Dayで夏休みは終わりを告げ、今週から大学院の授業が始まっている。…想像以上に忙しいな。水曜日のオバマの議会演説も時間がなくて、原稿を読んだだけで映像を見ることができていないし。ほとんどの時間を勉強に費やしている。

そんな中、今週水曜日に28歳の誕生日を迎え、昨日は誕生日パーティー名目でMain Street沿いのバーで飲んでいた。社会人になってから、この時期は毎年忙しい時期に当たることもあり、誕生日らしい誕生日の過ごし方をしたのはとても久しぶりかも。この歳になって、誕生日ケーキまでもらえるとは本当にありがたい限りです。大学院生活は結構大変だけど、こうして日本人のみんなと一緒に苦楽を分かち合えるので、精神的にはかなり楽かな。

今学期の授業計画について少し書きたいのだが、睡眠不足が祟りつつあるので、明日以降に。ちなみに今日もアメフトは強豪Notre Dameに勝ったようで、街は賑やかだった。

2009年9月6日日曜日

アメフトとBBQ

昨日は今シーズン初のFootball Saturdayで、街中には黄色のミシガンTシャツを身に纏った人たちをたくさん見かけた。僕の家はスタジアムからは離れたところにあるので問題はないが、スタジアム近辺は結構な騒ぎになっているらしい。やっぱりみんなフットボールが好きなんだなあ。

そんな状況を横目に、ミシガン大学に留学している日本人留学生のBBQが開催されていたので、アメフトの試合ではなく、そちらに参加。Northwoodで開催されていたのでバスで向かったのだけど、アメフトの試合のせいで15分以上も遅延しており、いきなり遅刻…。そもそも土日はバスが一時間に一本ぐらいしか走っていないし、公共交通機関は日本と比較するとため息が出る。

それはともかく、真っ昼間からビール片手にBBQというのは気持ちのいいもんです。お昼から始まったのに、スポーツにも興じていたら、結局終わったのは夕方近く。何やかんや言っても日本人同士で話をするのは楽しいし、久しぶりにいいリフレッシュだった。また冬が来る前に是非ともやりたいなと。雪が降ると、娯楽が急に減るだろうし。

せっかくアメフトの強いミシガン大学に留学しているから一度は必ず試合を見に行かなければと思っている。昨年は史上最悪の成績だったとのことなので、今年こそは!!昨日はWestern Michigan University相手に31-7で無事勝利したとのことで、何ともめでたい。この調子で引き続き頑張ってもらいたいな。けど、結構チケットを取るのが大変らしいので、試合に行けるのは下手すれば来年になるかもなあ。

2009年9月5日土曜日

Stepping Stone or Stumbling Block?

日本にいた時は会社で回覧されるThe Economistを読んでいたのだが、アメリカでは当然自腹で購読している。ネットに記事は全て掲載されているので、購読する必要がない気もするが、パソコンでは読みづらいので。まあ、年間で学割を使えば77ドルなので、お買い得かな。

今日届いた記事を読んでいて面白いなと思ったのが、”Doing Doha down” (注1)。正直、国際貿易分野には疎いのだが、秋学期に著名なDeardorff教授のInternational Trade Policyを受講しようかと思っていたこともあり、目を引かれた。

当記事はFTAについて二つの見方を示している。一つ目の見方は、FTAはそもそも役に立っているのか疑問視している。FTAに基づく関税減免措置は、手続きの煩雑さもあり、アジア地域では約5分の1の企業しか活用していないことを指摘した上で(注2)、政治は一部の企業の利益をもたらす形でFTAを締結するので、市場が不効率になる危険性を指摘する。二つ目の見方は、FTAがWTO交渉を邪魔しているのではないかと指摘している。政府や政治家は二国間交渉で勝ち取った果実を手放したくないからだ。

調査対象がアジア6か国の609企業に限られているので過度の一般化はできないのだけど、FTAはこんなにも利用されていないのかと愕然とした。出典元のワーキングペーパーでは、FTAの役割は認めた上で、関税軽減措置の煩雑さを”noodle bowl”と揶揄し(注3)、原産地規則・手続きの簡素化などを提言しているのだが、こんなにもFTAの活用率が低いのであれば、確かにそのベネフィットよりもコストに目が行ってしまう。

また、僕もFTAはWTO交渉のstumbling blockである気がしてならない。The Economistのように政治過程の問題として捉えてもよいと思うが、そもそもFTAは、非締結国との関係において潜在的に関税障壁を築くものである以上、関税の引上げは伴わないものの、ブロック経済圏化を推し進める危険性があり、WTOの理念自体に反するのではないか。

とりあえず授業を取る前の頭の体操として色々と考えてみたけど、そもそもwaiting listになってしまっているので、そもそも受講できるかどうかが一番問題なんだな…。


(注1) http://www.economist.com/opinion/displaystory.cfm?story_id=14363297
(注2) Masahiro Kawai and Ganeshan Wignaraja ”The Asian ‘Noodle Bowl’: Is It Serious for Business?” (http://www.adbi.org/working-paper/2009/04/14/2940.asian.noodle.bowl.serious.business/)
(注3) 物事が複雑に絡まっている状況のことを、英語で”spaghetti bowl”と言い、それをもじった表現。

2009年9月2日水曜日

大学院初日!

今日は朝から大学院のオリエンテーションに行ってきた。久々に早起きをしなければならないので、若干気が重い。

オリエンテーション自体は特段Dean以外の話はどうでもいい内容だったけど、やっぱり愕然としたのは、英語が結構聞き取れない。大学側の人間が喋っていることはほとんど理解できるが、学生側の発言は、会場が広かったせいでそもそも音量が小さいこともあるけど、半分も理解できなかった。スピードが異常に早いし、スラングも混ざっているためか、イマイチ何言っているのか…。授業は理解できても、クラスメートの発言が分からないようじゃ発言できないので、しばらくはリスニングにも力を入れないと。

夕方からは5日間にわたるMath Campが始まったが、数学は万国共通の言語だなとしみじみと感じる。今日は関数の初歩から極限の概念・基礎的な公式の導入まで。数学を勉強しに行っているというよりは、数学の用語を英語でどう表現するのかを学びに行っている感じかな。あと少なくとも今日に限って言えば、噂とは異なり、アメリカ人がひどく数学ができないという感じはしなかった。クラスが二つに分かれていて、一応数学ができる人のためのCalculusのクラスだったおかげかも(もうひとつのクラスは、Algebraで四則演算から始めているらしい…)。

今までただの田舎町だったアナーバーも、大学が始まるに伴い、学生が戻ってきて賑やかな街になりつつある。来週から授業も始まるので、本腰を入れて規則正しい学生生活を送らなければ。

2009年8月31日月曜日

秋の訪れと選挙に想う

アナーバーでは、夜は既に10℃を割り込み、昼でもせいぜい20℃前後までしか気温が上がらなくなってきた。明日で8月が終わると感じではなく、もう既に秋になっていて、冬の足音が聞こえ始めている。

今日の午前中はずっと日本の総選挙の結果に釘付けになっていた。領事館に在外選挙人名簿の登録をする暇がなかったので、今回は投票できなかったのが心残り。遂に政権交代が起こったが、何せ自民党が第一党から退くのは55年体制以後初めてのことであるので、これから日本の政治がどう変わっていくのかというのは予測不能で、多少心配なところ。民主党の政権運営能力に疑問を抱いているわけではないが、若干勝ち過ぎているのではないかという思いに加えて、政権移行に伴う混乱が生じないかとか、外交・安全保障政策が対米関係の悪化を招きかねず、若干不安が残る。

ただ、いずれにせよこの選挙で国民の審判が下されたわけなので、民主党には民意に応えて頑張ってもらいたい。当然自民党も今回の敗退をバネに党の立て直しを図ってもらい、今後政策論争を軸とした健全な二大政党制が日本政治に根付くことを願うばかりだ。

新しい時代の訪れ。それは実りのある秋へとつながるものであると信じたい。

2009年8月29日土曜日

シカゴ旅行

 
 
 

木曜日から一泊二日でシカゴ旅行に行ってきた。

田舎暮らしももう2か月経つこともあり、摩天楼が立ち並ぶ都会に行くと、結構疲れる。ビル群や人に囲まれるのって、こんなに窮屈な感じだったっけ。だんだんと東京に戻りづらい体になりつつあるなあ。

シカゴ到着後、まず腹が減っては戦ができぬということで、Lou Malnati’s Pizzeriaというシカゴピザの有名店に。…何ですか、この分厚さは。トマトにチーズがてんこもりのピザ。一切れ食べただけでお腹いっぱいで、しばらくピザは食べたくないなというほどのボリューム感。味はまあまあ美味しいけど、少し単調かな。

その後、Art Institute of Chicagoに往訪。さすがにアメリカ三大美術館。収蔵作品数が桁違いだし、敷地も広くて、とても数時間で見て回るという場所ではない。中でもフランス印象派やヨーロッパ近代絵画が充実していたが、それですら結局半分も見る間もなく退散。退職後の余生を楽しむためにこういうところを回ると楽しいんだろうな。

夕方になってJohn Hancock Centerの96階にあるバーで、景色を楽しみながら軽く一杯飲んだ後、Carson’sというリブが有名なお店で夕食を。これでも喰らえと言わんばかりのでかさだが、見かけ倒しかと思いきや、これが中々美味しい。ただ、手がべとつくのが玉に傷だが。

夜は、せっかくシカゴに来たので、ジャズクラブ回り。まずは、Blue Chicagoというバーで、ブルースのセッションを聞く。やっぱり本場のブルースは違うね。まず迫力が断然に違う。せいぜい40席ぐらいしかないバーで、立ち見の客もぎゅうぎゅう詰めになって熱気があるし、手を伸ばせばすぐ届くところで生演奏してるんだもんな。ブルースは普段あまり聞かないのでちょっと縁遠い感じがあったが、感動。その後、もう一軒回ってみるかということで、Andy’s Jazz Clubへ。こちらはビバップ中心で、演奏もおとなしめで迫力にやや欠けるけど、最後に軽く飲んで帰るという意味ではよかった。

翌日は二日酔いもあり、Field Museumで恐竜の化石などを軽く見て、帰途に。総じて言えば、最近刺激の少ない生活をしていたので、ナイトライフ中心に楽しかった。どちらかと言えば出不精なので、シカゴだけでなく、アメリカにいる間に機会をとらえて色んなところに行かなきゃな。

2009年8月27日木曜日

不安と焦燥感

洗面所で「もう生きられない」と涙する男の姿。タイミングの悪さと言うか、不運ゆえに繰り返される悪循環。その失敗の亡霊から逃げるように、いつも虚勢を張って生きている。このままではダメだ。この悪循環を抜け出すために、あいつを殺さなければ…そして自分の命を断とう。だけど、実行直前まで行って、結局思いとどまる。命が惜しい。なんでこういう気持ちになるのかって?この悪循環は、結局あの女に出会った時に既に断ち切られていたんじゃないかって。その気持ちに気づいてしまったから。そうして男はハート形のクッキーを買って、足早に駆けていく。

Buffalo 66を久しぶりに鑑賞。やっぱりこの映画は好きな映画の中でも指折りだなと。ただのダメ男とその男を好きになる女っていう何でもない映画なんだけどね。何か共感できるところはあって、やっぱり心の奥底でこのままじゃ駄目だという亡霊に取り憑かれていて、焦燥感に苛まされているのかも。それでも、そうした弱い自分を理解してくれる人がいるんだって、この映画はそういう当たり前だけど大事なことを再認識させてくれるから、好きなのかな。

…さすがに新学期が迫ってきて、新しい環境に対する不安と焦燥感が高まってきた。しっかり頑張っていかないと駄目だな。弱い自分を理解してくれる人がいても、その期待には応えなきゃいけないと思うし。

2009年8月25日火曜日

金融危機と英米法

オバマ大統領がバーナンキFRB議長の再任を発表した。マーケットや経済学者からは圧倒的な支持を受けているが、議会は一部批判があるのは事実で、上院の承認手続がスムーズにいくことを願うばかり。

金融危機発生以降、毎日TreasuryとFedの動きに注視してきた身としては、政策金利の引き下げだけではなく、市場に直接介入を行うという素早い政策対応に舌を巻く思いであった。当時はそれだけ危機が深刻であったこともあるが、それを割り引いても素晴らしかったの一言に尽きる。市場の直接介入という政策対応を可能にしていたのは、Section 13 (3) of the Federal Reserve Act (注1)。ローン証券の買上げプログラムであるTALF (Term Asset-Backed Securities Loan Facility)もこの条項に基づいている。

将来日本で同じような事態が生じた場合、日銀はFed同様に素早い政策対応ができるだろうか。原典にはあたっていないが、おそらく日銀法においては金融機関を媒介しなければ市場介入ができないはず。日銀にはそこまでの裁量が与えられていないのだ。当然、国会が動けば憲法に反しない限り何でもできるわけだが、一分一秒、刻々と変わり続ける金融市場が大不調を起こした時に、議会ののんびりした議論を待つことはできないのではないか。

この日米の違いには、おそらく中央銀行の与えられた役割の違いに起因しているのだろう。日銀法では物価の安定のみが目的とされているが、Federal Reserve Actでは、物価安定に加えて、雇用の最大化も目的規定に加えられており、Fedに幅広く経済政策を担うことが期待されている。こうした精神がSection 13(3)にも表れているのだろう。まあ、日銀法に同じ規定を導入したとしても、日本の法律の解釈・運用は厳格なので、使われない気がする。そういう意味で、英米法は、少しぐらい法律の解釈を曲げてでも現実問題に対応するという柔軟性があるのだろうか(注2)。大学時代は英米法を勉強していないので、こういう問題意識の下、勉強をしてみるのもいいかなと。


(注1) Section 13 (3) of the Federal Reserve Act
In unusual and exigent circumstances, the Board of Governors of the Federal Reserve System, by the affirmative vote of not less than five members, may authorize any Federal reserve bank, during such periods as the said board may determine, at rates established in accordance with the provisions of section 14, subdivision (d), of this Act, to discount for any individual, partnership, or corporation, notes, drafts, and bills of exchange when such notes, drafts, and bills of exchange are indorsed or otherwise secured to the satisfaction of the Federal Reserve bank (…)

(注2)法律の解釈のルーズさでいえば、Emergency Economic Act of 2008を根拠にTARP (Toxic Asset Relief Program)で金融機関に資本注入したことの方が注目に値する。当法律では不良資産の購入を可能にするだけで、どこにも資本注入の規定が存在しない。たぶん不良資産の定義規定であるSection 3 (9) (B) ”any other financial instrument”の中に株式を含めてしまうという荒業を行っているのだろう。これは「その他条項」でなし崩し的に現実に対応したように見える(なお、ブッシュ政権は法案審議・法律成立直後は当法律に基づく資本注入に含みを残しつつも、否定的な見方を示していたが、金融危機の深刻化に伴い資本注入プログラムを発表することになる)。

Note: Section 3 (9) of the Emergency Economic Act of 2008
The term “troubled assets” means—
(A) residential or commercial mortgages and any securities, obligations, or other instruments that are based on or related to such mortgages, that in each case was originated or issued on or before March 14, 2008, the purchase of which the Secretary determines promotes financial market stability; and
(B) any other financial instrument that the Secretary, after consultation with the Chairman of the Board of Governors of the Federal Reserve System, determines the purchase of which is necessary to promote financial market stability, but only upon transmittal of such determination, in writing, to the appropriate committees of Congress.

2009年8月23日日曜日

スコッチの謎


最近は大学もなく、社会活動に勤しんでいないので、お酒を飲むとなると、家で一人酒が異常に増えている。

さすがにアメリカで一人で飲みに行くというわけにもいかないので、酒好きの友達を上手く見つける必要があるかなと思っているところだが、家飲みは大変安上がりなので、これもまたよしかなと。我が家の台所にあるお酒のラインナップは増えていく一方。先週の梅酒の衝動買いに加え、今日はたまたまFuller’s 1845を発見してしまったので、これも衝動買い。また、久しぶりにシェリーなんぞ買いこんで、飲んでみた。日本と比較してお酒はとても安く手に入るので、飲兵衛にはたまらない環境。

しかし、このアメリカで唯一日本にいる時よりも高いのがスコッチウイスキー。僕のもっとも好きなお酒であるので、これは痛い。BowmoreやLaphroaigのスタンダードボトルで日本の約2倍の価格。他のお酒が日本の半額近くで買えるので、ものすごい価格差を感じずにはいられないのだが。スコッチ好きのアメリカ人が文句を言っていないのが信じられない。あと、やはりVintageものは少なくともこの田舎町では見かけない。スコッチが高いからと言って、安く買えるJack Danielはやっぱり香りがイマイチだし。

アメリカでスコッチを安く買えるところはないのかなあ。

2009年8月19日水曜日

ココナッツと桃

月曜日からInternational Center主催で留学生向けのオリエンテーションが開催されているので、面白そうなものを見繕って参加している。

とりあえず今日までに参加したのは、“It’s not just a good idea. It’s the law”と”Making friends with American”のふたつ。前者は、留学生が知らないうちに犯してしまう法律を解説する講座。公共の場で蓋を開けたお酒を持ち歩いているだけで違法とか、嫌がる相手に対して2回以上電話やメールでの接触を図っただけでストーカーの罪に問われるとか、交通法規などなど。これはサマースクールの講義で既に聞いたことが大半で、わざわざ参加する必要はなかったかも。

後者はアメリカ人の友達の作り方というなかなか役に立ちそうな講座。友達関係における文化の違いを中心に説明していたのだが、おもしろい喩えだなと興味深く思ったのは、ココナッツと桃の比喩。最初は親しくなるまでに時間がかかるが、一旦親しくなれば深い付き合いをするココナッツ型の文化と、最初はとても親しみやすいが、親しくなっても深い付き合いを好まない桃型の文化。アメリカは当然後者に属するわけで、その根源は引越しが多いためにすぐに友達を作る必要があることとプライバシーの尊重があるとのこと。いわゆるアジア型のお付き合いは好まれないということか。

まだサマースクールのお手伝いとして知り合ったMichaelぐらいしかアメリカ人の友達はいないので、過度の一般化はよくないけど、まあそんな感じかなというのが実感。要はこちらでの友達関係は社交だと割り切っておけばいいってことなのかな。

2009年8月16日日曜日

短い夏休みのはじまり

先週金曜日でサマースクールも終わり、今日ルームメイトが旅行に出かけたので、久しぶりに何の気兼ねもなく、のんびり過ごしている。

昨日は歩いて1時間弱のところにあるArborland Mallに行ってきた。帰りはバスに乗って5分強で着いたが…。Hiller’sというスーパーマーケットは日本食材が充実しているという話を聞いていたのだが、何から何まで揃っていて、びっくり!!味噌、料理酒、ダシの素といったなかなか手に入らなかった調味料を買い揃えた。これで料理作るにしても幅が広がるな。今日は手抜きながらも冷やしうどんを作って、日本から持ってきた風鈴が鳴る中、食べたのだが、なかなか乙。何と言ってもヘルシーだし。

あまり遊んでばかりではまずいので、秋学期の経済の授業で使うテキストを勉強しつつ、英語の勉強も。鬼教師からサマースクール終了後も毎日2時間以上は必ずリスニングするようにという宿題をもらっているし。彼女の言では、ある研究によればネイティヴ環境で200時間以上英語を聞き続けるとリスニング能力が飛躍的に向上するので、秋学期が始まるまでにサマースクールでカバーできなかった60時間を埋めなさいとの趣旨。

そういうわけで、Scientific Americanの動画で毎日2時間程度勉強した上で、図書館で借りてきた映画を毎日見ている。いきなり新しい映画もどうかと思ったので、”American Beauty”と”love actually”を鑑賞。映画で英語を勉強する時は、「女の子」の映画を見るようにと言われていて、それは会話の量が圧倒的に多いから。確かに「男の子」の映画はアクションシーンばかりだしな…。まあ明日からも色々と挑戦してみようと。

社会人になってから2週間近い休みをもらうのは初めてなので、あんまりダラダラとせず、有意義に使っていこう。

2009年8月12日水曜日

テスト返却と祝杯


昨日、大学院入学条件となっている英語の試験を受けて、今日結果が返ってきた。

このテストの結果次第で、秋学期以降、英語の補習授業をどれだけ取らなければならないかが決まるので、緊張。例年、日本人はWritingとPronunciationの受講が義務付けられるのが通常で、運が良ければPronunciationだけで済むとの前評判。英語の上達のためには補習授業を取るのはよいことなのだが、あまりにコマ数が多いと本業に支障が出るので、できる限り減らしたいところ。

テストの結果は…やりました!!Pronunciationのみの受講で構わないとのこと。Speakingの評価は授業中にされていて、相当出来が悪かったみたいなのだけど、カウンセラーの教授(ちなみに、この人が一番偉い)からは、「私は授業であなたが話すのを聞いていて、たまに問題はあるものの発音は素晴らしいと思うので受講を義務づける気はないけど、どうする?」と言われたのだけど、さすがにSpeakingの教授の評価があまりに悪かったので、甘んじて受講することに。きちんとした英語が喋れるようになるってことは留学の一つの目的なのだし。

いずれにせよ、本当によかった。そういうわけで今日は近くの酒屋で手に入れたBoddington Aleを片手に祝杯をあげようと思う。

2009年8月10日月曜日

ジャズとお酒と

 

そういえばアメリカはJazzの本場だということで、昨日はFirefly Clubというジャズバーに行ってきた。

顧客層は50代以上の老夫婦が中心で、楽しげにダンスをしていたため、学生の僕たちは明らかに浮いていた。やっぱりジャズはもはや昔の音楽なのかなとも感じなくもないけど、僕はこういう雰囲気のお店は大好き。懐古趣味と言われようと好きなものは好きなので仕方がない。ちなみに、金曜日にサマースクールの授業でジャズの歴史について語ってくれたおじさんが、ピアノを演奏していた。こういう趣味の一つや二つぐらい持って、人生を楽しむというのもありかなと。普段はピアノトリオを中心に聞いていて、ビックバンドはあまり聞かないのだけど、なかなかよかった。秋以降に大学側が主催するコンサートで、クラッシックだけでなくジャズもあるので、いくつか見繕って行ってみようと思う。

その後、当然飲み足りないので、サマースクールのお手伝いをしてくれているビールが大好きなアメリカ人がお勧めしてくれたAshley’sというバーに。このお店はすごい!日本でもなかなか手に入らないビールも飲ましてくれる。イギリスからドイツ、ベルギーに至るまで、数々のラインナップを揃えていて、ドラフトだけで70種類、ボトルは80種類以上!!しかも、日本と比較して殆ど半額以下。Fuller’s ESB、Murphy’s Stout、Belhaven’s Scottish Aleを味わう。一杯あたり5ドル前後なので、まるでここは天国かという感じ。ここは週に1回は必ず通いたいお店。

アナーバー生活も思っていた以上にだんだんと楽しいものになってきたっ!!

2009年8月9日日曜日

雨はいつ止むのか

昨日はPotluck Dinnerの後、先生にお勧めされたBlue Tractorというバーで飲んできた。大学施設ではお酒を飲んではいけないらしく、昨日はやっと9時過ぎから飲み始めることになったが、結構飲みすぎ。そうしてお昼までぐずぐずと眠りこけていると、アナーバーにしては珍しくどんよりとした曇り空に雨がしとしとと降っていた。いつもであればスコールのように一時間ばかり雨が降り続いた後すぐに晴れ渡るのだが、今日は夜までどんよりとしたお天気。

今週はアメリカの経済指標が続々と公表され、アメリカ経済は持ち直しつつあるものの、今後の展開はまだ要注意といったところだろうか。GDP成長率のマイナス幅は小幅にとどまったが、失業率はまだ上昇を続けるだろうからと誰しもがみていたところ、金曜日に失業率が0.1ポイント改善して、9.4%まで下がった。この調子で、アメリカも一気に経済回復と行けばいいのだけど、そうは問屋が卸さないらしい。

というのも、今回の統計で失業率が下がった理由はどうやら分母となる労働人口が減ったという技術的要因によるものらしい。したがって、今回の統計で安心するわけにはいかない。来月以降、再度失業率は上昇する見込みが高く、従前の予想通り二桁に達する公算が高いようだ。

だが、これを受けて、昨日急激に円安が進んでしまったので、あと2週間程度で授業料をドルで振り込まなければならない僕としては、個人的に相当痛手…もう少し早めにドルを大量に買っておくべきだった。まあ、アメリカ経済が回復するのは世界経済にとっても重要なことなので、あまり悪い経済指標を願ってばかりではいけないが。

2009年8月7日金曜日

持ち寄りパーティーと肉じゃが


明日はサマースクールの行事で、みんなでご馳走を作って持ち寄るというPotluck Dinnerが開催される。

圧倒的に男性が多いクラス構成の中、みんなで「作って」持ち寄らなければならないのは、相当ハードルが高いと思うのだが…。それとも、アメリカ人男性は食事を普通に作るのか??いやいや、アメリカ人女性でも料理が作るのが面倒くさいから、この国には冷凍食品とかファーストフードが溢れているんだよな…という偏見に満ちた考えに支配されつつ、何も食べられずに飢えるのは嫌なので、肉じゃがを作ってみた。味が染みるまでに時間がかかるから、どうしても今日作っておかないと間に合わなさそうなので。

今から遡ること、はるか昔、大学4年間は毎日自炊しており、ほとんどの料理は一から作れるので、料理を作ることに特段の苦手意識はないのだが、アメリカに来てからも自炊するといっても炒め物とか手抜き料理ばかりで済ませていたので、ちょっと手の込んだものを作るのは緊張した。まあ、肉じゃがは全然手の込んでいない部類に入るのだけど。

とりあえず材料を揃えなければと思い、Kerrytownに行ったのだが、料理酒はさすがに置いてなかった。おいおい材料もまともに揃わない状態で本当に作れんのかとか思いつつ、醤油と塩と味醂だけで頑張ってみたら、そこそこの出来栄えで、深夜に男一人で満足するという気持ち悪い状況に。

ていうか、ガイダンスではなんか10人前の食事を作って持ってくるようにと指示があったのだけど、本当にみんな10人前持ち込んだら一体どうやって食べきるのだろう…。まあ、明日はアジア系を中心とした料理が提供されるはずなので、異文化交流ということで色々と食べてこようと思う。

2009年8月3日月曜日

医療保険改革はどこへ向かうのか

サマースクールの授業で、あるテーマについてディスカッションをリードするというプロジェクトがあるのだが、僕たちのグループではアメリカの医療保険改革の是非を取り上げる予定だ。

アメリカでは毎日のように医療保険改革の是非が新聞紙上を賑わしているが、8月の議会休会前に全ての採決を終えることはできず、新聞紙上での論戦は少し下火になってきている。しかし、世論は医療保険改革に対して徐々に懐疑的になってきており、7月末のWSJの世論調査では、反対が賛成を上回り、オバマ大統領の支持率も軒並み下がってきている。今週のThe Economistにおいても、”Crunch Time”と題された記事の中で、オバマ大統領がこの法案とcap-and-trade法案を通すためにリーダーシップをうまく発揮できなければ、信任を失い、歴史的な大統領からただの大統領になり下がると厳しく指摘している。オバマ大統領にしてみれば、今まさに正念場を迎えているわけだ。

来週の水曜日にこの題材で議論をするのだけど、アメリカにとって医療保険制度というのはやはり鬼門のようである。過去の例を見ても、1993-1994年のヒラリー上院議員主導の医療保険改革は失敗に終わり、94年の選挙で上下院共に民主党が下野するという事態に追い込まれている。日本で生まれ育った僕にとっては、国民皆保険制度には欠陥はあるものの、素晴らしい制度で、なぜここまでアメリカ国民の生理的とまで言える拒否反応を示すのか理解に苦しむところがあった。

今までの授業で、肥満税や銃規制の是非について、アメリカ人の講師を含めて議論した結果、こうした拒否反応の根本が少し見えてきた気がする。大きく分けるとふたつあって、ひとつは、アメリカでは政府に対する不信感というものが根強く存在しており、政府が市場に介入することに対する拒否反応が異常に大きいことと、もうひとつは個人の責任のもとに意思決定をすべきだという思想だと思う。

ただ、僕は医療保険制度改革については、少なくとも後者は妥当しないと考えている。アメリカの民間保険では、過去に重大な病歴がある場合、高額な保険料を請求されるか、そもそも保険の加入を拒否される結果、医療保険未加入者が全国民の約6人に1人にまで昇る。それが生活様式(食生活の問題や運動不足)の結果として不健康になった人間には「個人の責任ですから」と言えても、生来疾病にかかりやすい人間が医療保険の恩恵を受けることができないのは、個人の責任の問題ではなく、彼/彼女が救済されないのは不公正だと考えるからだ。

したがって、この問題を解決するポイントは、如何に政府に対する不信感を拭い去るかということだと思う。財源論で論争が戦わされているのは、結局政府が運営する医療保険制度は不効率で過大な負担を国民に押しつけるのではないかという疑念が形を変えて現れているだけではないかと思う。

とりあえず今日時点での自分の中でのまとめとして書いてみた。まだ来週の水曜日まで時間があるので考えを深めていこうと思う。

2009年8月1日土曜日

久しぶりの日本食に驚く

 
 

そろそろアメリカに来て1か月ということで日本食が恋しくなった…というわけでもないのだが、今晩はKerrytownにあるYamatoという日本料理屋に行ってきた。

内装からしていかにも日本という感じのお店で、まず何より女将さんが普通に日本語をしゃべっている!!他にも日本料理屋はあるけど、だいたい韓国人や中国人がやっている場合が多いので、まずこのことにびっくり。カツ丼とカツオの刺身を注文したのだけど、ちゃんとダシの効いたカツ丼で、日本で食べるものと比較しても遜色ないし、海から遠いこの地でこんな新鮮なカツオの刺身が食べることができるとはびっくり。他のお店と比較してやや値が張るのが悩みどころだが、半年とか1年ぐらい経って本当に日本食が恋しくなったら、絶対にこの店だなと確信。

この前、クラスメートが日本食を食べてみたいというので、大学の近くにあるSushi.comというお店に行ったのだが、なかなかの好評を博していた。しかし、日本人からすると結構微妙な味付けで残念だったので、今度機会があればこっちのお店で本当の日本の味というのを味わってもらいたいなと。

古き良きアメリカ

 
 

昨日はサマースクールの課外活動で、Greenfield VillageとHenry Ford Museumに行ってきた。

Greenfield Villageは古き良き時代のアメリカを再現したテーマパークのようなところで、有体に言えばアトラクションのないディズニーランドといったところか。入場するといきなり蒸気機関車が走るなか、街中では馬車や馬に乗った人がいるなどなかなかに飽きさせない。伝統的なアメリカ料理を楽しませてくれるお店で昼食を取ったあと、エジソンやライト兄弟を題材にした寸劇などを見つつ、南部の黒人奴隷の当時の生活の模様など見学。アメリカの歴史が凝縮されていて、なかなか勉強になる。

Henry Ford Museumはその名のとおりフォード車を展示しており、大衆車として一躍有名となったFord Model Tから現在のラインナップまで見ることができる。正直な感想としては、アメ車ってどうしてこうも派手で機能的な感じがしないのかな。環境に優しくて機能的な車が求められるようになった現代でアメリカの自動車産業が衰退していくのも一つ必然なのかなと。

夜は急遽Grizzly Peakにクラスメートと飲みに。他のクラスにいる女の子たちも来て、女の子が一人しかいないうちのクラスとしてはなかなか華やかな飲み会になった。お店も前評判どおり感じのいいバーで、食事もお酒も素晴らしい。ブラジル人のクラスメートの言葉を借りれば、デートにうってつけのお店かな。また再度飲みに行って、今度こそビールの全銘柄を制覇してみたい。

2009年7月31日金曜日

よい英語を書けるようになるには…

サマースクールの課題が段々と厳しいものになりつつある。それでも秋学期からの授業よりは大分ましなのだろうけど。

現在取り組んでいるのは、学術雑誌の記事を要約した上で、その言語的特徴を指摘するという課題。自分で記事を選ぶことができるのだが、僕は結構長く、かつ専門的なものを選んでしまったので、わりに手古摺っている。他の課題にも追われているので、もう少し短めのものにすればよかったのだが…とはいっても、内容はなかなかに興味深い。

僕が選んだのは、Barry EichengreenというUC Berkeley経済学部教授が執筆した”From the Asian crisis to the global credit crisis: reforming the international financial architecture redux”という記事。アジア通貨危機時に議論された政策対応とその含意、アジア通貨危機以降の国際金融市場の情勢変化に伴う議論の進展、今次金融危機がもたらした政策議論について、順を追って説明したもの。

これと言って目新しい議論はないのだが、国際金融のよい復習になったとともに、自分でもよく理解していなかったことが結構あったなと反省させられた。あと、こういう平易で簡潔な英語を早く自分でも書けるようになりたいなと強く感じた。

よい英語を書けるようになるためには、良質なインプットと大量のアウトプットということは理解しているが、どうしてもアウトプットが少ないので、もっと英語を書く機会を増やしていきたい。手始めに簡単な論文でも書いてみようかなと考えているが、いずれにせよサマースクールが終わってからかな。

2009年7月26日日曜日

異国の地で飲み明かす

 

昨日はGrizzly Peakに行く予定が急遽変更され、もうひとつのお勧めされたDominick’sというバーに行ってきた。

席は基本的に屋外にあるので、夜遅くまで飲んでいても明るく、少しの罪悪感とともに、開放感を持って飲めるバー。ビールと料理は美味しかったのだけど、看板メニューと言われていたサングリアはそこそこといったレベル。どうやらアメリカではサングリアが珍しい飲み物だと聞いたので、その分評価が上振れしているのかも。

システムはキャッシュオンデリバリーだったので、チップを払う必要もなく、気軽に使えるお店という感じ。秋から通う公共政策大学院の建物からすぐのところにあり、なかなか使い勝手がよさそうだが、3月から11月までしか営業していないので、学校帰りに使う機会は少ないのかも。

Dominick’sを出た後は、飲み足りない有志でMain Street沿いにあるバーへ。名前は忘れてしまったけど、バーというよりもクラブに近い感じ。ビールはさすがに飽きたということもあり、なぜか漢字の書き方談義で盛り上がりつつ、カクテルを数杯。みんな酔っぱらってきたこともあり、大変まずい英語ながら馬鹿みたいに盛り上がる。やっぱり仲良くなるためには酒を飲むというのが万国共通なのだろうか。ブラジル人のクラスメイトは酔いに任せて(?)、最後は隣の白人女性グループを口説いていたけど。さすがラテンのノリは違う。

結局日付が変わるまで飲んでいたのだが、そんな時間でも帰り道で女性が一人で歩いているのを見て、やっぱりアナーバーって安全な街なのだなと再認識。今度はまた違うバーに挑戦してみようと思う。

2009年7月24日金曜日

ピクニック日和

 

今日の午後はGallup Parkにピクニックに行ってきた。毎週金曜日には、だいたい大学がイベントを企画している。先々週の金曜日の企画はカヌーだったのだが、International CenterでVisaの手続きをしなければならなかったので、課外活動に参加するのはこれが初めて。

午前中の授業が終わった後、バスに乗ること15分。公園と形容するには程遠く広く、日本でいえば皇居ぐらいの広さかな。渓流や池がある自然豊かな公園で、ガチョウが警戒心もなく、のんびりと歩いていて、かわいい。

ピクニックと言えば当然スポーツということで、大学卒業以来やっていないサッカーをやってきた。ハーフコートサイズで走り回っていたら、すぐに息が切れてしまって、社会人になってから体を鍛えていないことを猛省。そういえば友達の先輩が、「留学で得られる最も大事なことは、今後30年間の社会人生活に耐えられるだけの体力的基礎を作れることだ」と言っていたとのことだが、確かに一理あるかなと。学期が始まってしまうと勉強に追われてなかなか運動する機会もなくなるだろうから、夏のうちに体を鍛えておこうかな。

それにしても、少し郊外に出れば自然が豊かというのは何とも言えずいいものだ。東京にいた時のぎすぎすした感じと違って、心が穏やかになる。ただ、東京の機能的で便利な生活が早くも懐かしくなるほど、アナーバーがど田舎なのはが難点だが。むしろ公共交通網がそこまで発展していないアメリカで、車なしで生活しようとしていることが問題なのかも…。

明日はクラスメイトとアナーバーで有名らしいGrizzly Peakというバーに行く予定。昨日の授業で「アナーバーでの余暇の楽しみ方」というテーマでプレゼンをしたら、先生からイチオシされたお店。むしろ「今週末に行ってくるように。宿題だからね。」と言われたので、堂々と胸を張ってたくさんビールを飲んでこようと思う。

2009年7月22日水曜日

宿題に追われる毎日

今日で渡米して約半月と少しが経つが、そろそろ生活の潤いが欲しい時期になってきた。

本音を言えば、サマースクールにそこまで熱心に取り組む必要もないのだが、結構な金額を自腹で払って参加しているので、元を取り返すぐらいは英語の上達に役立てなければならないなと思って、最近着実に増えつつある宿題に毎晩取り組んでいる。平日のタイムスケジュールを書きだすと、こんな感じ。

  7:00 起床
  7:30 WSJを流し読み
  9:00 授業(Writing & Reading or Listening)
 12:00 友人と昼食
 13:30 授業(Interaction or Presentation)
 15:30 帰宅
 16:00 メールチェック&ネットサーフィン
 17:00 仮眠
 18:30 ルームメイトと夕食
 19:30 宿題にうんうんと唸る
 23:00 宿題に飽きて、テレビドラマに熱中
 24:00 気を取り直して、宿題に取り組む
 25:00 メールチェック&ネットサーフィン
 26:00 就寝

改めて書き出してみると、わりと規則正しい生活を送っているというか、結構な時間を勉強に割いているなと実感。ずっと英語を使って生活しているためか、夕方には疲れてきて、昼寝をしないとまともに頭が働かない状態。それだけ頑張っているわりには、まだまだ英語が上達しないのが残念なところだが。

明日は3分間のプレゼンをしなければならないので、今日はもう少し準備に勤しみたいと思う。だって、プレゼンしている自分の姿をビデオで撮影された上で、色々と指導されるので、否が応にも力が入らざるをえない…。

2009年7月19日日曜日

芸術に対する考え方

 

水曜日からのお祭り騒ぎは終わったが、芸術に少し感化されたこともあり、今日はUniversity of Michigan Museum of Artに行ってきた。

この美術館は大学が運営していて、中世ヨーロッパの宗教絵画からモダンアート、日中韓をはじめとするアジアやアフリカの芸術作品など、幅広いラインナップを誇っている。今年3月に改修が終わったこともあり、内装も美しく、展示スペースによってはパソコンを見て作品の説明なども見ることができる。しかも日本では信じられないことに、入館料は無料。東京であれば、ちょっとした美術展でも1千円強はかかるのに…ただ、入館料こそ払わなかったけど、芸術に対する敬意の念を込めて5ドルの寄付をしてきた。

芸術や娯楽へのアクセスが容易というのもアメリカの特色だと思う。日本で美術展に行く時は、僕はどこか構えてしまっていた気がする。それなりに高いお金を払って、高尚なものを楽しむんだ、といったふうに。子供たちがきゃっきゃっと騒ぎながら美術館を見て回っているのを見て、少し羨ましくなった。肩肘張らずに、気楽に芸術を楽しむというのが本来あるべき姿なのかなと。今日は、少しはそうした楽しみ方ができたかなと。

時間の関係もあり、全体を軽く見て回っただけだが、これからも授業の合間とか暇ができた時にちょこちょこと足繁く通ってみようと思う。

2009年7月18日土曜日

戦争の傷跡とかわいい金魚

 

昨日に引き続き、Art Fair巡りをしてきた。今日が最終日なので、宿題をこなさなければならないこともあり、お昼ごはんを食べてから、まずE. Liberty Streetを中心に広報活動を行っているNGOにインタヴューを試みてみた。

一つ目は、ベトナム戦争の退役軍人をサポートするNGO。お話をうかがったおじさんは、ベトナム戦争で身体に障害が残る退役軍人を病院に連れていく自動車を購入するための資金募集や退役軍人のカウンセリングなどを担当しているそう。

僕にとってベトナム戦争と言うと、もはや教科書上の出来事のような感覚しかなかったのだが、いまだにアメリカでは色濃く残る問題のようだ。ベトナム戦争やアフガン戦争といったアメリカが行ってきた戦争の是非は別論として、その後遺症を引きずっている人たちが実際にそこにいるというのは、質量を持ったリアリティとして、僕にずしんと響いてきた。平和な日本にいると肌感覚として感じられない体験であった。

次は、クリーン・エネルギー導入を訴えるNGOの方に話をうかがう。石炭を用いた発電所が環境や我々の暮らしに与える悪影響について語ってくれた。

印象に残ったのは、アメリカにはまだまだ素晴らしい自然が残っていて、それを子孫に受け継いでいかなければならないという使命感。自然の素晴らしさを子供たちに伝えるために、大自然を相手にしたピクニックやカヌーなども企画しているらしい。この問題に対する解決策として、代替エネルギーの積極利用を訴えていた。解決策が分かっていても、企業の経済活動が絡んでくるため前進は容易ではなく、どうやって一歩を踏み出していくか難しいなと感じた。

その後ぐるぐると街を回った後、Chuck Wimmerのブースでじっくりと作品を鑑賞。彼は、僕の家の近くで開催されているAnn Arbor South University Art Fairの公式ポスターをデザインして、くすっと笑えるかわいい絵を描いている。僕は”Can I go out tonight?”と雄の金魚が雌の金魚にデートを持ちかけている絵を購入。お互いに金魚鉢の中にいるのに、「今夜デートに行かない?」と誘うところが何ともいえずかわいい。彼は、日本の漫画などからもインスピレーションを得ているとのことで、妙に親近感を覚えた。

お祭り騒ぎの楽しかった芸術祭も今日で終わり。明日からはまたのどかな田舎町に戻るのだけど、それはそれで良きことかなと。

2009年7月17日金曜日

街に香るは芸術か

 

アナーバーでは、水曜日からAnn Arbor Art Fairが開催されている。この芸術祭は今年で50周年を迎えるとのこと。

絵画や彫刻、ガラス細工や木工品、革製品や金属を使ったオブジェなどなど。普段歩きなれた街並みに、芸術作品から企業の広報活動、献金を求めるNGOまで並んでおり、いつもと違った様相を見せている。人口10万人強の都市であるアナーバーに、全米から約50万人が集まるのだから、当たり前と言えば当たり前だが。

サマースクールもこの行事に合わせて今日、金曜日はお休みで、お昼前から散策してきた。昨日もクラスメイトといくつかまわってみたのだが、途中で暑さにへばってしまい、今日再戦。時間をかけて全体を見てまわったが、前衛的すぎて理解できないものからくすっと笑える作品まであって、わりに飽きさせない。ただ、あり得ない人ごみの多さには辟易としたが。

その後、歴史的建造物に指定されている街区にあるKerrytownに行き、一週間分の食材を購入。普段、食材は近所にある小さなお店で買うのだが、やっぱりKerrytownの方が、野菜をはじめ質が高く、満足。ちなみに、ここの駐車場でFarmer’s Marketも開催されているので、今度挑戦してみようかな。

A2 Art Fairは明日で最終日を迎えるので、記念に何かを買ってみようと思う。…芸術家に彼らの作品のコンセプトを聞いたり、NGOにその活動内容を聞いたりするという宿題をこなさなければいけないのが、悩みの種ではあるが。

2009年7月13日月曜日

Just be yourself!

ミシガン大学出身の有名人の一人に、Google創業者のLarry Pageがいる。彼は今年の春のミシガン大学の卒業式でスピーチをしており、彼の生立ちからGoogle創設に至る夢の実現のプロセス、人類の進歩について語っている。

このスピーチを自発的に聴いているというよりは、リスニングの授業の宿題だったという何とも後ろ向きなきっかけではあるが、その内容のおもしろさもあり、毎日5回程度は繰り返し聴いている。その中でも僕が興味を持ったのは、彼が夢を現実のものにするにあたってのアドバイス。

“Overall, I know it seems like the world is crumbling out there, but it’s actually a great time in your life to get a little crazy, follow your curiosity, and be ambitious about it. Don’t give up on your dream. The world needs you all.”

意訳すれば、「夢の実現にあたって、周りからちょっとぐらいおかしな奴だと思われても、自分の好奇心に従って、野心的に活動すべきで、世界はそれを必要としている」という感じだろうか。どうしても僕たちは普段の生活で周りの目を気にしたりして、本来あるはずの自分になれていないのだろう。アメリカでは”Be yourself!”とよく言われるけど、こうした個性を重んじる文化の中でも、自分らしく振る舞うというのはそれだけ難しいことなのかもしれない。

Anyway I have to be more just myself!

2009年7月11日土曜日

夢の中と日本文化

最近、夢の中での言語が日本語から英語に変わりつつある。

いい兆候なのか、はたまた悪夢にうなされているのか、よくわからないところであるが、夢の中の登場人物は僕に英語でしゃべりかけてきて、僕もそれに英語で答えている。寝ている間も英語の学習をしている感じ。

今日はサマースクールの友達と映画を見に行ってきた。”The Hangover”を見るか、”Transformers 2”を見るかで揉めたのだけど、アクション映画の方が英語の聞き取りの負担が少ないだろうということで、結局”Transformers 2”を見ることに。映画が始まるまでの間、韓国人と台湾人の友達と雑談をしていた時に感じたのは、彼らの日本文化に対する関心の高さ。

彼らは結構、日本の映画やアニメを見ていて、僕ら以上に詳しかったりする。今日もいろいろな名前が挙がったが、いくつか咄嗟に思い出せないようなことまで彼らはよく知っている。日本文化を同時代的に共有しているというのは、やはり日本のソフトパワーがすごいことの証左なのだろう。確かによく言われていることではあるが、今日いろいろと話してみて、妙に納得してしまった。彼らの関心に応えるためにも、もっと日本文化を勉強しなければいけないなと。

韓国人と台湾人の友達は日本人に似たフィーリングを持っているような気がして、何か親しみやすい。中国人やタイ人など他のアジアの人とまだ接したことがないので、比較することはできないけど。これもきっと日本文化をある程度共有できていることに起因しているのかもしれない。

「そういえば、アメリカでまだステーキを食べてないね」という話になり、今度はアメリカン・ステーキ・ツアーを行くことに。来週はAnn Arbor Street Art Fairもあるし、なかなか刺激的な週になりそうだ。

2009年7月8日水曜日

サマースクールと地ビール

 

今週月曜日からサマースクールに参加している。

当然のことながら、授業は全部英語。そもそも授業を受けるということ自体が久しぶりで感覚が取り戻せない中、長時間にわたって英語だけで授業が進行するのは相当のストレスを感じる。日本の授業スタイルと違って、教授と学生のinteractionもとても多く、さすがアメリカと感心するとともに、こういう授業スタイルは理解が必然的に深まるので、物事の習得に効果的だなと思う。当然、授業への積極的な参加が前提条件ではあるが。

実際のところ、僕は言いたいことの半分も言えないどころか、おそらく言いたいことの1割も言えていない。クラスメートからは英語ができない日本人と認識されているだろう。今日になって、やっと英語でコミュニケートすることに少しは慣れてきたという感じ。少しずつでもいいので、授業の中でもっと発言できるようにならなければ。

ちなみに、サマースクールの授業が行われている建物の近くに時計台が建っていて、お昼休みになると美しい鐘の音が流れている。雲ひとつない晴天と美しい自然、伝統ある美しい建物。アナーバーは田舎町だけど、こういう一つ一つの風景や情景がたまらなく素晴らしく、僕は大好きだ。

もちろんお酒も。昨日、Arbor Brewing Companyというパブで飲んだのだけど、お店で醸造した地ビールを飲ませてくれる。これまた濃厚で香りがよいものが多い。少し飲みすぎて今日は頭痛がしたが。Anyway I love beer, beer, beer! And of course, Ann Arbor!!

2009年7月4日土曜日

アナーバー散策

 

今日はお昼からアナーバーの街を散策してきた。

アナーバーの街並みは、緑が多く、のどかな大学街という感じ。キャンパスを歩いていると、芝生に寝そべっている人たちやフリスビーで遊んでいる人たちがいて、アメリカでは当たり前なのかもしれないが、その傍らをリスがちょろちょろと歩いている風景によく出くわした。秋から通うことになる公共政策大学院が入っているWeill Hallにも来訪。

その後、ダウンタウンも歩いてみたのだけど、まだ全然道が覚えられない。そうこう散策していると、ルームメイトの職場の先輩に出会い、結構いろいろと街を紹介してもらった。気がつけばもう夕方に近かったので、そのまま夕食を御一緒することに。Farmer’s Marketの近くにあるZingerman’s Delicatessenというサンドイッチ屋さんに行ったのだが、日本でもこの水準のサンドイッチはなかなか食べられないというぐらいに美味しかった。こうして思い返してみると、まだアメリカでまずい食事に遭遇していない。まぁ美味しい店ばかりに連れて行ってもらっているからかもしれないが。

そこで食事をしながらお話を聞いていると、実は僕の高校の先輩でもあることが判明。いやはや、どこで御縁がつながるかわからないものだ。こうした御縁を一つ一つ大事にしていかないと。

とりあえず月曜日からサマースクールに通って自由な時間が少なくなるので、明日も街を散策しようかな。

アナーバー到着!

昨日、無事にアナーバーに到着した。長時間のフライトは決して心地の良いものではなかったが、デトロイト空港を降り立つと、さらさらとした空気に爽やかな気持ちになる。

後輩のI君が空港まで迎えに来てくれており、そのまま車で事前に契約しておいた家まで直行。ルームメイトのG君を含め、生活用品の買い出しなど生活のセットアップを開始。ただ、明日が独立記念日ということで、残念ながら銀行は開いておらず銀行口座の開設はできなかった。

とりあえず連絡先確保ということでiPhone 3G Sを購入&契約。最初なので操作にはまだ慣れないが、便利かつ使い勝手がいいし、動作環境も問題なく速く、これはお勧め。ただ結構な金額を払ったので、ちゃんと使いこなしていかなければ。

その夜は昨年からミシガン大学公共政策大学院に留学している方のホームパーティーに参加させていただいた。奥様も同じ時期に留学しており、経済学修士課程にいらっしゃるよう。アメリカ初日にもかかわらず、サバの味噌煮など、おふくろの味を堪能。この1年間でどういう経験をしてきたかなどをうかがい参考になったし、とてもアットホームで会話と笑いに溢れた楽しい会だった。

昼寝などもせず深夜まで起きていたので、すっかり現地時間に体が順応。今日は独立記念日でパレードや花火があるそうなので、生活のセットアップがてら、この街を探索してみたい。

2009年7月2日木曜日

旅立ちを前に

とうとう明日、日本という国を初めて離れて異国の地を踏むことになる。

これまでいくらビザを申請したり、荷物をアナカンで発送したり、出国準備をしていても、まったく実感が湧かなかったのだが、昨日辞令が出て、今までお世話になった方々に御挨拶に回っていると、あぁ本当にアメリカに行くのだなと肌感覚として初めて実感した。

こういう気分を昔味わったことがあったなと思い返していると、それは高校を卒業して東京に出てきた時の感覚に似ているのだと思う。

大阪で生まれ育ったにもかかわらず、より大きな夢をつかむために東大に進むことを当時決心したわけだが、高校卒業当時の僕にとっては、東京で一人暮らしをすることは、未知の世界に一歩踏み出すことを意味していた。

その後、友達や機会にも恵まれ、昔から志していた職場で働くようになったが、それでも僕の世界というのはまだまだ狭くて、これから将来のためにアメリカで学ぼうとする僕はやはり希望とともに不安も感じている。

しかし、僕はもう高校生の時と違って、不安の裏側には成功に向けたチャンスがあることを知っている。当時のように無防備で挑戦的な態度をとることはないが、着実に成果を出すためにどうすればいいかを知っている。

この旅立ちが人生における更なるステップになるように、そして、これまでお世話になった方々に報いるためにも、頑張らなければならないなと。

2009年6月27日土曜日

仕事に追われ、友達を追い

随分と更新の間が空いてしまった。今日開催した国際会議の準備と毎日の送別会に追われ、毎日が充実しつつも厳しい日々でありました。

水曜日は長年のお付き合いになる女友達と、渡米前最後と言うことで一緒に飲みに行った。この女友達はずっといい関係で男女間の友達関係を続けていてくれる女の子で、貴重な存在。その日も当然飲み過ぎてしまったけど、まあいつものことだから気にしない、気にしない!

木曜日・金曜日は、本日の国際会議に向けて、担当のお隣の係長のサポートに徹しておりました。女性であるにもかかわらず、この国際会議が今年度の最大の仕事との位置づけからか、先週からほぼ毎日会社に泊まり込みをしているよう。肝心の今日の国際会議は、事前に想定していたよりもハプニング的要素が多い会議であったのは事実であるが、なんとかうまくいったのではないかと思う。その女性係長には、本当におつかれさまでしたと心から申し上げたいところ。

僕は昨日早めに切り上げたのだが、さすがに今日は朝も早く寝不足気味で結構きつかった。会議終了後メモを急いで作成して、新幹線に乗り込み実家に帰省。アメリカに持って行きづらいものを実家に預けるというミッションに加え、渡米前最後に親の顔を拝んでおこうという趣旨。強行軍で結構疲れたが、有意義であった。

明日は昼前にもまた新幹線に乗り込み、東京に戻って引っ越し準備をせねば。夜は大学時代のクラスの友達がセッティングしてくれた送別会に参加予定。明日も楽しみ。渡米まであと一週間を切った。一日一日を大切にしていこう。

2009年6月21日日曜日

嬉しい悲鳴

相も変わらず壮行会続きの毎日です。

土曜日は会社の後輩たちから新宿の鳥源で壮行会をしてもらった。新宿のど真ん中で提灯のかかった老舗で博多水炊きをつつくというのもなかなか乙。わざわざ壮行会をやってくれたのは、僕が人事をやっていた時に採用をした後輩たち。みんな仕事が忙しいにもかかわらず、本当にありがたい限りです。後輩たちの中にはこの夏からはじめて係長になる人達もおり、これから頑張ってもらいたいところ。僕もこの2年間の係長生活の間、いろいろな経験ができたけど、社会人生活で一番きつかった時期だったし。

日曜日は大学時代のバイト仲間たちによる壮行会。新宿で真っ昼間から玄海というこれまた博多水炊きの名店で食す。ちゃんと床の間までついている老舗。僕と同時期にMITに留学する後輩もいたり、同級生の女の子には生後2か月の娘がいたり。大学を卒業して早5年だけど、みんな本質的なところは何も変わってなくて、大学時代の楽しかった気分を存分に味わえた。

壮行会続きで嬉しくて悲鳴が出そうなんだけど、僕の肝臓もだんだん悲鳴をあげつつある。今週は土曜の国際会議に向けて仕事に取り組まなければならないので、飲み会は少し減らしていこうかなと。まあ大抵、前日や同日にまた嬉しいことに約束が入ってくるんだけど。

2009年6月20日土曜日

出国日決定!

 

出国日がやっと昨日決まった!73日(金)にアナーバー到着予定!ただ、サマースクールの担当者は、僕の到着が遅れることをイマイチ分かっていないので、これからまた説得しなければいけないが。

今週も飲みに明け暮れた週でありました。火曜日は課内の人たちと親子丼が美味いそば屋でしっぽり飲んだ。いかにも日本的な居酒屋で、焼酎を一本飲み乾した後、最後はダシのよく効いた親子丼とせいろそばをいただく。いや、ほんと日本人に生まれてよかった。

水曜日は小山君との約束どおり新宿のHAZELBURNに同期と来訪。頼んでおいたサイダーはまだ船が到着していないとのことで、残念ながら飲むことはできなかった。けど、BELHAVEN Twisted Thistle IPAが久しぶりに入荷されていたので、またガブガブと飲む。苦味がきいていながらも、深い香りのあるエールで美味い。YOUNG’S Kew Garden Goldが終売になるとのことで、こちらもありがたく飲む。爽やかながらも、二次発酵しており、複雑な味わいがたまらない。

木曜日は神楽坂椿々で、入社時の配属先が同じである先輩たちとの飲み会。少し神楽坂から離れたところにあり、古い民家をそのままお店にした感じ。昔行ったおばあちゃんの家の香りがする。久しぶりに同会合が開催されたこともあり、盛り上がる。来年以降も毎年同じ時期、同じ店で開催することが決定。僕は2年間行くことができないが、帰国後も引き続き実施されていることを祈っています。

金曜日はこれまた昨日と同じく神楽坂ARBOLを来訪。まさしく一軒家がそのままお店になっている。まず知らないとこの店にはなかなか辿り着かないと思う。オープンキッチンで清潔感あふれるオシャレなお店。近所のセレブなおばさまから女性同士で楽しくご飯を食べにといった使われ方をしているみたい。料理も美味しかった。

今日も明日も飲み会だけど、出国までしばらく僕の肝臓は戦い続けることになりそうだ。

2009年6月15日月曜日

結婚と父親の責任

昨日は同期の結婚式二次会に行ってきた。

赤坂にあるジャズバーでスタンディング形式。ピアノも置いてあって、結構オシャレなところ。会社の後輩が結構たくさんいたためか、どちらかというと新しい出会いがあったというよりは、昔自分が人事をやっていた時に採用した後輩たちと久しぶりに飲むという感じ。

肝心の結婚した同期はなんと昨年10月に出会って、今年1月に入籍している。留学前にこれが機会とばかりに結婚していく同期が多いが、流石にこれは最短記録か。その同期は中国に留学するので、奥様も仕事を辞められて、一緒についていくとのこと。なんとも羨ましい限り。

今回の二次会で少し感慨深く感じてしまったのは、嫁を貰う覚悟というのはすごいなということ。今まで親元で育ってきたかわいい娘を貰って、責任もって一生幸せにするというのは、現実での生活、いわんや人並みの苦労をさせるということを考えると、やはりすごいことなのだなと。他の同期が、息子が生まれるにあたって年百万円弱の学資保険を考えているという話を聞くと、父親の責任というのも痛感するし。

結婚と父親の責任というのを垣間見て、自分の両親に感謝するとともに、僕も早く機会を捉えて結婚しなきゃなと思った日だった。

2009年6月12日金曜日

日々雑感

毎日飲み会が続いていて、午前様の日々が続いている。

水曜日はアメリカ大使館にビザ申請に行ってきたのだが、書類のバーコードが汚いという理由で突き返されてしまい、一度会社に戻って書類を作成し直して再度大使館へ。無事受理され、領事との面接もスムーズに終了。領事に「僕はテキサス大学公共政策大学院で勉強していたんだ。いい経験になるから頑張ってきてね」と温かい励ましをもらう。

その夜は、米国から帰国した同期を囲んで、久々のプチ同期会に参加。大学院での授業の話など真面目な話もありつつ、アメリカ人との恋愛話など色々詳しくおうかがいする。やっぱり積極的に授業に参加しないと取り残される可能性が高く、英語が喋れないと大変なので、意識的に取り組む必要を痛感。その後、同じ課で海外に赴任する上司のプチ送迎会に参加。

木曜日は総務課と各課係長の飲み会@新橋。総務課の係長さんが各課に大変御迷惑をおかけしましたという慰労会。僕は彼自身がいるポストに座っていたこともあり、この一年は本当に大変だったのだろうなと痛い以上にわかる。自分で仕事をするのではなく、各課にいかに気持ちよく仕事をしてもらうかという、調整業務に骨の折れる業務だから。本当に1年間おつかれさまでした。

金曜日は中里ゼミでお世話になった先輩の神山さんとばったりと会う。ハーバード・ロースクールに留学されていたので、最近OB会でもお目にかからなかったが、現在、岡山大学法学部准教授をされているそう。租税法について右も左も分からなかった大学3年生の時に、きめ細かく御指導をいただき、就職活動に際し背中を追うべき先輩であった。これからも学究の道で頑張っていただきたい。

その後、LBSに留学する後輩と新橋でイタリアンバルUOKINに再訪。イギリスのビザは申請から発行まで5週間ぐらいかかるらしく、手続きもアメリカと比較して大変らしいとの由。ほろ酔い気分で自宅に帰ってくると、アメリカ大使館から早速ビザが届いていた。

これで出国準備はほぼ終わり。残るはいかに部屋を片付けていくかだけが問題だな。

2009年6月9日火曜日

別れと再会の季節

同期の一般職の女性が今月いっぱいで退職するということで、送別会に行ってきた。

彼女は昨年の春に結婚したので、いわゆる寿退社。子供ができたというわけではないそうだが、家庭に入って内助の功で旦那さんを支えられるそうだ。また、昔の部署の時に仕事を御一緒した女性が二人も来ていたのだが、そのうち一人が今年の秋にも結婚することがその場で発覚。年下の女性陣がどんどん結婚し始めていて、なんとも華やか。独身の身としては、羨ましい限りでもある。

入社当時の同じ部署にいたか関係部署にいた人間ばかりで集まったので、思い出話に花が咲いた。そんな細かいエピソードまで覚えているとは冷や汗が出る話もあったけど、当時の楽しかった記憶が蘇ってきて、幸せな気分。ただ、楽しかったあまり、ベルギービールを飲みすぎてしまったが。

二日酔いの頭を抱えながら会社の廊下を歩いていると、懐かしい顔ぶれが。アメリカに先に留学していた同期が戻ってきていた。久々に見る同期たちは、アメリカでいろんな面で成長してきたせいか、体のサイズも幾分大きくなっていた。僕も渡米して現在よりも大きくなるという事態に陥らないように気をつけなければ。

もう少しすれば、久々に同期全員が東京に揃うことだし、同期会でも開こうかな。

2009年6月7日日曜日

部屋の片づけと思い出の本

 

部屋の片づけをしていると、懐かしい本が出てきてしまい、読み耽ってしまう。そのせいで渡航日は日々迫ってきているのに、準備が遅々として進まない。今日、久々に夢中になって読んだ本は、キングスレイ=ウォード『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』。

新入社員の研修の企画・立案を担当していた時に、とある講師が参考文献として取り上げていた本。一年間社会の荒波にもまれていたせいか、新入社員よりも憑かれたように読んだ記憶がある。ビジネスマンを志す息子が、ありがちな失敗を重ね、それに対し父親が手紙で反省と進むべき道を示すという内容の本。父親の息子への愛情あふれる手紙をまとめた本だが、何度読んでも励まされる。

「三十五歳、四十五歳、五十五歳になって、『私は機会に恵まれなかった』と言う人を私はたくさん知っている。その九十パーセントは、なぜ人生が自分の前を素通りしていったか、なぜ自分が何の業績も残さなかったか、いろいろな口実で自分を納得させている。残りの十パーセントは、若いころに人生が自分に挑んだ戦いに応じなかったことを正直に認める。私はこの人たちを気の毒に思う。彼らがその挑戦状を突きつけられたときには、多くの場合、勝つ条件がそろっていたと思われる。ただ、受けて立つ勇気がなかったのである。」

目の前に与えられた機会をしっかり活かしていかなければと再確認。人生あと何回機会に恵まれるかわからない。それを逃してしまえば、二度と手に入らないものだってあるだろう。目前に迫る留学がまさにその機会なので、しっかり受けて立たなければな。

今晩はKeith JarrettKoln Concertを鑑賞しながら、NIKKA WHISKYの「宮城峡」というモルトを飲む。一日の終わりの自分へのご褒美。明日からも頑張っていこう。

2009年6月6日土曜日

月も濁る新橋の夜

 

やっとシティバンクからバンキングカードと外貨キャッシュカードが届いた。あとは、いつ円からドルに資金を振り替えるかが問題だな。

昨日はお昼に家の近くにある中華そば屋伊藤に来店。テレビや雑誌で取り上げられすぎたせいか、結構な行列ができる煮干しラーメンの名店。最寄駅である王子神谷駅から徒歩15分もかかるという立地条件の悪さに加え、暖簾がないにもかかわらず、この人気っぷりはすごい。肉そばのつゆ増しを注文。煮干しのいい香りがするスープとともに歯ごたえのあるポキポキとした触感の麺。昔ながらのラーメンだが、これは美味い。

夜は急遽、中学からの同級生のH君と新橋で飲むことに。イタリアンバルUOKINという魚金系列のお店に。新橋らしく破格のプライスなのに、毎日築地市場から仕入れている魚介類を使った珠玉の一品たちは最高。白レバーのテリーヌとアクアパッツァが印象に残った。また、会社帰りに女性を誘って利用してみたいお店。でも、なかなか予約が取れなさそうだが…

その後、渡米前に必ず一度は顔を出そうと思っていたBar Atrium enに来店。SPRINGBANK Rohga 1968 40 yearsを鑑賞。初めて飲んだ時からこれ以上のモルトはないなと思わせる程の甘美な味わい。余韻はマスカットを思わせるすっきりとしながらも濃厚な香り。この店は高いモルトはほぼ原価で出してくれるので、何とか飲めるけど、他のお店で頼む勇気はないな。

こうして突発的にH君と酒を飲む機会も2年間なくなるのかと思うと、少し寂しい気が。大学時代にバイトが一緒になった頃から本格的に飲み始めているが、この歳になっても、いつでも好きな時に「一緒に酒を飲みに行こう」とお互い誘って付き合ってくれる仲というのは貴重だな。月も濁る新橋の夜空が、きっと、10年後、20年後の僕たちのいい青春の思い出として残るんだろう。

2009年6月5日金曜日

Fuller's Vintage Ale 2008

渡米日はまだ正式には決定していないけど、そろそろ日本での生活も約1か月を切った。来週は米国大使館にビザ申請に行かなければならないし、渡航準備も約半分は終了した感じだが、スパートをかけ始めないと。

そんな中、一昨日、大学時代から行きつけの新宿にあるHAZELBURNに行ってきた。一番通い詰めていた時は週に23回通っていた顔なじみの店。渡米すれば、これもまた2年間この店でお酒を飲めなくなるので、御挨拶も兼ねてお邪魔してきた。

店長は今年4月に交代したばかりで、以前から仲良くしている同い年の小山くん。彼と話していると気楽に飲めるので、やっぱり自分の中では、軽く一人で飲みに行くにはうってつけのお店。

Fuller's Vintage Ale 2008を飲む。全世界で16,000本の限定品。フルーティーで、最初はキャラメルのような風味なのだが、余韻が長く、チェリーのような風味に。流石に美味い。でも相当高価なので、何本も飲むわけにはいかないかな。

もう一度渡米前に来店することを約束。最近蒸し暑くなってきているので、次回はBlackthorn Ciderをはじめサイダーを入荷してもらうことに。今から本当に楽しみ。

渡米するとあまり趣味的なお酒の飲み方ができないだろうから、日本にいる間に顔なじみの店にはもう一度くらいは顔を出さないとな。来週は新橋のBar Atrium enでモルトを楽しもうかな。

2009年6月3日水曜日

秋学期の時間割


今週月曜日から大学院の履修登録が始まったので、とりあえず必修科目と興味のある選択科目を登録しておいた。

実際は、大学の英語試験の結果に基づいて学期中も英語の補講も受講しないといけないので、秋学期が始まってからclass shoppingをして、Values, Ethics, and Public PolicyかInternational Trade Policyを履修取消しにする予定。

それにしても、履修登録開始日に登録したにもかかわらず、既にInternational Trade Policyがwaiting listになっている。おそらく2年生が先に登録を始めている関係なのだろうけど。

登録した授業の概要は以下のとおり。

○PUBPOL513 Calculus
This course is designed specifically to provide students in all degree programs at the Ford School with the fundamental mathematical tools necessary for their subsequent coursework. The course covers the algebra of functions (polynomial, exponential, logarithmic), differentiation, optimization, and indefinite and definite integrals. Additional topics include implicit function, partial and total differentiation, and constrained optimization. Applications to policy analysis are emphasized. During the week before fall classes start, the Ford School coordinates a mini-course on algebra to prepare students for PUBPOL 513.

○PUBPOL529 Statistics
This course covers descriptive statistics, probability theory, probability distributions (normal, binomial, Poisson, exponential), sampling distributions, confidence intervals, and hypothesis testing. It also includes an introduction to experimental design. The emphasis in the course is on preparing competent users and consumers of basic statistics. Some attention is paid to the mathematical underpinnings of statistical theory so that students will be prepared to go on to the Ford School econometrics course (PUBPOL 571). No previous course work in statistics is required, but a prior calculus course or concurrent enrollment in PUBPOL 513 is a prerequisite.

○PUBPOL541/ECON541 International Trade Policy
This course examines the policy issues of international trade, including trade in both goods and services and also international flows of direct investment and migration. It builds on microeconomic theory, first to examine the basic theories of international trade and factor movements, including the classic Ricardian theory of competitive advantages, the neoclassical factor proportions theory, and the New Trade Theories that incorporate increasing returns to scale, imperfect competition, and product differentiation. These models are then used to examine the major policies and institutions that constrain and influence international trade and factor movements. Special attention is given to the WTO, to various elements of U.S. trade policy, and to the growing number of regional arrangements such as the European Union and NAFTA. Emprical evidence and applications of the theories are addressed, including their applicability for less developed and emerging economies. Although the major emphasis of the course is on the microeconomics of international transactions, a portion of the course will also put this into macroeconomic context. Topics here include the role and determination of exchange rates in the world economy, as well as how international movements of financial capital interact with trade and exchange rates in determining the balance of trade and the vulnerability of a country\'s macroeconomic variables to events abroad. This course presumes a prior knowledge of intermediate economics.

○PUBPOL555 Microeconomics A
This course begins a two-term sequence designed to provide students with an understanding of the economic implications of public policies and with analytic tools useful in system design and policy planning. Major topics include production, costs, prices, resource allocation, governmental involvement in economic activity, and the operation of market systems.

○PUBPOL580 Values, Ethics, and Public Policy
This course seeks to make students sensitive to and articulate about the ways in which moral and political values come into play in the American policy process, particularly as they affect non-elected public officials who work in a world shaped by politics. Topics covered include the tensions between ethics and politics, an introduction to various moral theories that figure in contemporary policy debates, a consideration of the principal values that animate American politics, and issues and dilemmas in professional ethics. The course addresses issues that affect international as well as U.S. policy and politics.

○PUBPOL585 Political Environment of Policymaking
This course focuses on the political environment within which policy analysis takes place. In the United States, public policies are formulated and implemented in a political system of widely-shared power by participants with many different, and often conflicting, goals. To be effective, policy analysts and public managers must understand this political system. The goal of this course is to provide the student with some of the background necessary to develop strategies for dealing effectively with the political environment of policy and administration. Most years, two variants of this course are available.

2009年6月2日火曜日

政府の見える手とGM

GMが昨日Chapter 11を申請し、アメリカ政府管理下で再建が進むことになった。僕がAnn Arborに到着する頃には、再建の真っ最中ということになるだろうが、引き続き目の離せない話題だ。

さて、アメリカは市場主義を謳歌してきていたが、今回の危機に際し、大胆な政府介入を繰り返している。今週のThe Economistでは、アメリカにおける政府と市場の攻防とその歴史について論じていた("The visible hand")。要旨は以下のとおり。

  • 民間の行き過ぎたリスク・テイクがアメリカを数十年に一度の景気後退に陥れ、それに対応する形で、オバマ政権と議会は政府の役割を拡大。具体的には、金融規制・役員給与規制の強化、健康保険の拡大、再生可能エネルギーへの転換、所得再配分、クレジット業界の規制などである。
  • 世論調査では、アメリカの企業活動が未だに大多数の支持を受けているが、企業が私益と公共のバランスをとっているとは考えなくなってきている。これが民主党の躍進してきた理由であるが、内実は、共和党支持者はより政府に懐疑的となっており、民主党支持者の政府信任、ひいてはオバマ大統領の信任が増しているだけである。
  • 歴史が示すところでは、大きな政府への転換が一時的なものではなく、恒久的なものとなるだろう。アメリカの歴史は、宗教的迫害、代表なき課税といったことから始まっており、政府への不信任が強い。しかし、大恐慌以降、政府の役割が重視されるようになった。危機の度に政府は拡大を続け、縮小することはあっても、元のサイズには戻ることはなかった。
  • オバマ大統領も政府拡大に対する国民の感情的反発には気づいている。彼の政策遂行の最大の課題は財政赤字であるが、新たな規制導入は財政赤字を生み出さない。ただ、新たな規制導入には革新や成長を妨げるというコストが存在。しかし、このような見えないコストは現在問題視されておらず、景気低迷から脱してしまえば、将来においても問題視されないだろう。

政府と市場の関係について論じ始めればキリがないが、政府が危機を契機に一旦大きくなってしまうと、そこに既得権益が生まれ、政治過程が歪み、危機が終了した後においても政府のサイズが変わらないというのは、公共政策の立案過程においてやはり忘れてはいけないことなのだろう。

しかし、政府介入にはこういった問題もあるが、まずその前に現時点において政府介入が是認されるかどうかも当然検証されて然るべき。今回のアメリカ政府のGM救済はそもそも後世から評価される政府介入なのだろうか。

僕はそうは思わない。雇用対策を別途打つよりもGMを救済する方が、当面の雇用維持の観点からは一見安上がりだというのは分かる。しかし、GMは既に自動車業界において競争力を失っている。日本や欧州が既に環境に優しい安価な自動車を製造している以上、GMChapter 11によりレガシー・コストを切り離せたとしても、この市場に食い込んでいくのは困難だろう。

新生GMが、コストの低い、魅力あるブランドを作り上げることができなければ、結局救済は一時凌ぎにすぎない。きっとGMが近い将来、再度経営難に陥るのではないかと思えて仕方がないのだ。僕の予想なんか外れて、より高い代償を払う羽目になる事態が生じなければいいのだが。