ミシガン大学公共政策大学院留学記: 基本の大事さ

2009年4月13日月曜日

基本の大事さ

最近、英語漬けの日々を送っている。

移動時間中には好きな音楽の代わりにCNNのニュースを聞いて、暇さえあればFinancial Times、Wall Street Journal、The Economistを読み漁る生活。仕事上読む書類も半分以上は英語なので、相当な時間を英語に費やしているのだけど、それでもなかなかすぐには上手くならないものだ。

さて、久しく系統だてて経済学を勉強していないことを恥じ入って、英語に加えて経済学の勉強にも取り組んでいるのだが、いやはや恐ろしく基本的なことでも忘れていたり、勘違いしている部分がたくさんある。 Greg Mankiw "Principles of Economics"を現在査読しているのだが、需要の価格弾力性の部分について、一部思い違いがあったので、それに気づいた時は内心ひやっとした。

以前、日本のガソリン市場においては需要が価格に影響を与えないと前提して(国内下流企業は仕入値に利益部分を上乗せした価格設定をしており、価格体系は需要動向に依存しないため、こうした前提が妥当する)、時系列データを用いた重回帰分析をすることで(回帰式は、lnガソリン消費量=α1×lnガソリン価格+α2×ln所得(GDPで代替)+α3~α13×季節要因(ダミー変数)+β)、ガソリン需要の価格弾力性を測定したことがあった。

その結果は、高価格帯(130円以上/リッター)ではガソリン需要の価格弾力性が0.3程度であると測定された一方、低価格帯(130円以下/リッター)では統計的に有意な結果が得られなかった。

直観的なガソリン需要の動向を定式化できたのだが、この結果を補完するために、各月の弾性値を計算したが、重回帰分析の結果と整合的な結果が出ないなと思っていた。よく考えれば、弾性値の計算にあたって、変化率でなく傾きそのものを計算していたし、中間点方式で計算していなかったことが、おそらくその原因であったのではないかと現在反省しているところ。

学生の時にしっかり勉強したから大丈夫と思っていたのだが、毎日勉強している英語すらままならないのだから、経済学もきちっと勉強しないといけないなと激しく反省。

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