ミシガン大学公共政策大学院留学記: 諦めと余裕

2009年9月24日木曜日

諦めと余裕

今週に入ってどのクラスでも毎週課題が出てくるようになったけど、少しは余裕が出てきたかな。

結局のところ、これだけタイトなスケジュールをこなしていくための要諦は、優先順位付けと諦めだということが肌感覚でわかってきた。優先順位付けはともかく、諦めるということは、頭ではわかっていても、なかなか行動に移すのが難しい。たぶんこれは仕事をやっていた時の癖で、費用対効果を無視して仕事の完成度をあげるという方法論に慣れてしまっているため、職場から離れても、プライベートの時間を削るだけ削って、課題をこなそうとしてしまう。これだといつまで経っても状況は改善しないので、特に力点を置くもの以外については、目標の8~9割以上の水準に達したら、うじうじ悩まず、さっさとそこでその課題は打ち切っていく。全て完璧になんかできやしないさと諦めるようにマインドセットを変えていかなければいけないんじゃないかと思うようになった。実際、そのおかげで、最近大分時間に余裕が出てきた気がするし、その余裕が思考の幅を広げてくれるので、効率性が上がるだけでなく、結果として生産性も上がっている気がするのだ。

そんなわけもあり、昨日は平日にもかかわらず、映画を見に行ってきた。今更ながらだけど、「おくりびと」。こんな異国の小さな田舎町でも上映しているんだなと感心。まあ、アナーバーのダウンタウンにある2つの映画館ではメジャーな映画はやっておらず、むしろニッチ市場を狙っているとしか思えない玄人好みな映画ばかりやっているせいかもしれない。鑑賞した感想は、細部の作りこみが丁寧でないのとあらすじが御都合主義的すぎる点は気に入らないものの、演技とその所作が生み出す美しさから感動できるものだった。

別に映画を見たからどうというわけではないけど、学期が始まってから少しずつ狭まってしまっていた視野が少しは戻ってきた気がする。何事も余裕が大事ですね。

4 件のコメント:

  1. 最初の匿名2009年9月25日 13:57

    私もそこが悩ましいんです。何しろ、Masakiさんと違って全てこなせばきついけどで普通にこなせる量です。だから、最初から効率性を考えると、底力とでもいうべきものがつかないのかもしれないと考えてしまうのです。とはいえ、なんとなくこの程度の予習で大丈夫だろうな、という感覚がわかりはじめてしまったのです。そうすると、どうしてもそっちに流れてしまうんです(笑)

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  2. >最初の匿名さん
    おっしゃるとおり、結局数週間してみれば、アメリカの大学院は厳しいとか言いつつ、結構手を抜けてしまうんですよね。徐々に授業に出席しないアメリカ人も出始めているし(彼らからすればprioritizeしているのでしょう)、そもそも予習してきていないと思しき奴も結構いますし。

    話を元に戻すと、僕は自分でルールを定めて手を抜くようにしています。基準を作らないと、人間どこまでも堕落できるので、なにか手を抜く「基準」を作ってみてはいかがでしょうか。

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  3. 最初の匿名2009年9月26日 20:39

    そうですよね。今自分の中で基準としてあるのは、最低勉強時間ですね。
    あ、あとやっぱりいますか、「お前絶対読んできてないだろ」ってヤツ。まあひどい人間になれば、授業中ず~っとチャットしてますからね(笑)

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  4. >最初の匿名さん
    当然いますよ(笑)日本と違ってラップトップを授業中に使えるので(もしかして今や日本の大学の授業でもラップトップ使っているのかな…)、結構みんな内職してますよね。

    ちなみに、僕は、①Additional Readingは必要に迫られない限り読まない、②金曜日にあるTAの補講は統計以外は出席しない、という基準で臨んでいます。

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