ミシガン大学公共政策大学院留学記: 資本主義と無辜の被害者?

2009年10月9日金曜日

資本主義と無辜の被害者?

今晩はMichael Moore監督の“Capitalism: A Love Story”を鑑賞。この前「おくりびと」を観に行った時にトレーラーが流れていたのを見て面白そうだなと思っていたら、ちょうど誘われたので。

マイケル・ムーア特有の相変わらずの悪魔的手法で、面白おかしくアメリカ資本主義を批判していくのだけど、合衆国憲法やキリスト教まで引き合いに出しながら批判していたのが印象的。ところで、アメリカって宗教をジョークに使ってよかったんだっけ。

アメリカ資本主義を痛快に批判するのはいいのだけど、少し気になったのはサブプライム問題で家を失った人間の描き方。無辜の被害者のように演出しているけど、厳しく言えば住宅バブルに乗って借り換えを繰り返し、最終的に金が返せなくなっただけじゃないかと思うのだけど…それでも、アメリカ人はたぶん共感するんだろうなあ。結構この関連のシーンは何度も出てくるし。明日は我が身っていうところか。ただ、これはMain Street vs Wall Streetの問題ではないのでは。何でも資本主義のせいにするのはいかがなものかと。

日本では12月に公開みたいだけど、前回作まで以上にアメリカ国内に向けたメッセージ性が強く、日本語に翻訳しづらいギャグが多いので、そこまで売れないだろうな。

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