ミシガン大学公共政策大学院留学記: 組織の立場を離れた視点とフレーミング

2009年10月18日日曜日

組織の立場を離れた視点とフレーミング

ひさしぶりに課題に追い立てられることない連休なので、結構のんびりと過ごしている。

木曜日は授業が終わった後、経済学Ph.Dプログラムに留学している日本人2名と飲み会。昔、採用に携わっていた時に知り合いになった人で、共に大変優秀。しっかり理論もでき、現実の経済も知っている人間と、酒を酌み交わしながら自由に議論するというのは、何とも楽しいもの。現在お互いに留学中であり、組織の立場を離れた視点で議論できるというのも一つの利点なのかもしれない。その日飲み過ぎたこともあり、金曜・土曜と宿題や来週以降の予習をこなすものの、今までの学期中に蓄積した疲労をとるため、睡眠をたっぷりとって休養にあてる。

…とお気楽モードで過ごしていたのだが、結構課題がまずいんじゃないかということに気がつき、今日は一生懸命Foreign PolicyのFraming Memoに取り組む。フレーミングは日本では意識的に取り組まれていない種類の問題と思われ、興味深い。

フレーミングとは、最大限の支持を得られるように、問題を特定の枠組で捉え、提示すること。当然、僕たちは何らかの問題を語るにあたって無意識にフレーミングを行っている。例えば、僕のグループが担当している気候変動の問題に関して言えば、公共財の問題と捉えて主要排出国に排出削減を訴えかけてもよいし、開発の問題と捉えて脆弱国への支援の促進を訴えかけてもよい。最終目的により効果的なフレーミングは異なりうる。この宿題は、自分の演じる役割の観点から決定した最終目的を達成するために、最も支持を得やすい問題の認識の枠組は何かということを、他の主要アクターの予想される反応を分析することで、決定しなさいというもの。いわば政策のマーケティングであろうか。政治的かつ実践的な手法であるが、こういう分析は日本では明示的に行われることは稀ではないか。こういうプレゼンテーションにおける戦略的な手法というのはいかにもアメリカらしくて、しっかり習得しなければいけない技術だなとつくづく感心。

何とか今日一日でFraming Memoは書きあげることができたが、休暇最終日をのんびり過ごすためにも、明日一日でInternational Trade Policyのペーパーをなんとか書きあげなければなあ。

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