ミシガン大学公共政策大学院留学記: 7月 2009

2009年7月31日金曜日

よい英語を書けるようになるには…

サマースクールの課題が段々と厳しいものになりつつある。それでも秋学期からの授業よりは大分ましなのだろうけど。

現在取り組んでいるのは、学術雑誌の記事を要約した上で、その言語的特徴を指摘するという課題。自分で記事を選ぶことができるのだが、僕は結構長く、かつ専門的なものを選んでしまったので、わりに手古摺っている。他の課題にも追われているので、もう少し短めのものにすればよかったのだが…とはいっても、内容はなかなかに興味深い。

僕が選んだのは、Barry EichengreenというUC Berkeley経済学部教授が執筆した”From the Asian crisis to the global credit crisis: reforming the international financial architecture redux”という記事。アジア通貨危機時に議論された政策対応とその含意、アジア通貨危機以降の国際金融市場の情勢変化に伴う議論の進展、今次金融危機がもたらした政策議論について、順を追って説明したもの。

これと言って目新しい議論はないのだが、国際金融のよい復習になったとともに、自分でもよく理解していなかったことが結構あったなと反省させられた。あと、こういう平易で簡潔な英語を早く自分でも書けるようになりたいなと強く感じた。

よい英語を書けるようになるためには、良質なインプットと大量のアウトプットということは理解しているが、どうしてもアウトプットが少ないので、もっと英語を書く機会を増やしていきたい。手始めに簡単な論文でも書いてみようかなと考えているが、いずれにせよサマースクールが終わってからかな。

2009年7月26日日曜日

異国の地で飲み明かす

 

昨日はGrizzly Peakに行く予定が急遽変更され、もうひとつのお勧めされたDominick’sというバーに行ってきた。

席は基本的に屋外にあるので、夜遅くまで飲んでいても明るく、少しの罪悪感とともに、開放感を持って飲めるバー。ビールと料理は美味しかったのだけど、看板メニューと言われていたサングリアはそこそこといったレベル。どうやらアメリカではサングリアが珍しい飲み物だと聞いたので、その分評価が上振れしているのかも。

システムはキャッシュオンデリバリーだったので、チップを払う必要もなく、気軽に使えるお店という感じ。秋から通う公共政策大学院の建物からすぐのところにあり、なかなか使い勝手がよさそうだが、3月から11月までしか営業していないので、学校帰りに使う機会は少ないのかも。

Dominick’sを出た後は、飲み足りない有志でMain Street沿いにあるバーへ。名前は忘れてしまったけど、バーというよりもクラブに近い感じ。ビールはさすがに飽きたということもあり、なぜか漢字の書き方談義で盛り上がりつつ、カクテルを数杯。みんな酔っぱらってきたこともあり、大変まずい英語ながら馬鹿みたいに盛り上がる。やっぱり仲良くなるためには酒を飲むというのが万国共通なのだろうか。ブラジル人のクラスメイトは酔いに任せて(?)、最後は隣の白人女性グループを口説いていたけど。さすがラテンのノリは違う。

結局日付が変わるまで飲んでいたのだが、そんな時間でも帰り道で女性が一人で歩いているのを見て、やっぱりアナーバーって安全な街なのだなと再認識。今度はまた違うバーに挑戦してみようと思う。

2009年7月24日金曜日

ピクニック日和

 

今日の午後はGallup Parkにピクニックに行ってきた。毎週金曜日には、だいたい大学がイベントを企画している。先々週の金曜日の企画はカヌーだったのだが、International CenterでVisaの手続きをしなければならなかったので、課外活動に参加するのはこれが初めて。

午前中の授業が終わった後、バスに乗ること15分。公園と形容するには程遠く広く、日本でいえば皇居ぐらいの広さかな。渓流や池がある自然豊かな公園で、ガチョウが警戒心もなく、のんびりと歩いていて、かわいい。

ピクニックと言えば当然スポーツということで、大学卒業以来やっていないサッカーをやってきた。ハーフコートサイズで走り回っていたら、すぐに息が切れてしまって、社会人になってから体を鍛えていないことを猛省。そういえば友達の先輩が、「留学で得られる最も大事なことは、今後30年間の社会人生活に耐えられるだけの体力的基礎を作れることだ」と言っていたとのことだが、確かに一理あるかなと。学期が始まってしまうと勉強に追われてなかなか運動する機会もなくなるだろうから、夏のうちに体を鍛えておこうかな。

それにしても、少し郊外に出れば自然が豊かというのは何とも言えずいいものだ。東京にいた時のぎすぎすした感じと違って、心が穏やかになる。ただ、東京の機能的で便利な生活が早くも懐かしくなるほど、アナーバーがど田舎なのはが難点だが。むしろ公共交通網がそこまで発展していないアメリカで、車なしで生活しようとしていることが問題なのかも…。

明日はクラスメイトとアナーバーで有名らしいGrizzly Peakというバーに行く予定。昨日の授業で「アナーバーでの余暇の楽しみ方」というテーマでプレゼンをしたら、先生からイチオシされたお店。むしろ「今週末に行ってくるように。宿題だからね。」と言われたので、堂々と胸を張ってたくさんビールを飲んでこようと思う。

2009年7月22日水曜日

宿題に追われる毎日

今日で渡米して約半月と少しが経つが、そろそろ生活の潤いが欲しい時期になってきた。

本音を言えば、サマースクールにそこまで熱心に取り組む必要もないのだが、結構な金額を自腹で払って参加しているので、元を取り返すぐらいは英語の上達に役立てなければならないなと思って、最近着実に増えつつある宿題に毎晩取り組んでいる。平日のタイムスケジュールを書きだすと、こんな感じ。

  7:00 起床
  7:30 WSJを流し読み
  9:00 授業(Writing & Reading or Listening)
 12:00 友人と昼食
 13:30 授業(Interaction or Presentation)
 15:30 帰宅
 16:00 メールチェック&ネットサーフィン
 17:00 仮眠
 18:30 ルームメイトと夕食
 19:30 宿題にうんうんと唸る
 23:00 宿題に飽きて、テレビドラマに熱中
 24:00 気を取り直して、宿題に取り組む
 25:00 メールチェック&ネットサーフィン
 26:00 就寝

改めて書き出してみると、わりと規則正しい生活を送っているというか、結構な時間を勉強に割いているなと実感。ずっと英語を使って生活しているためか、夕方には疲れてきて、昼寝をしないとまともに頭が働かない状態。それだけ頑張っているわりには、まだまだ英語が上達しないのが残念なところだが。

明日は3分間のプレゼンをしなければならないので、今日はもう少し準備に勤しみたいと思う。だって、プレゼンしている自分の姿をビデオで撮影された上で、色々と指導されるので、否が応にも力が入らざるをえない…。

2009年7月19日日曜日

芸術に対する考え方

 

水曜日からのお祭り騒ぎは終わったが、芸術に少し感化されたこともあり、今日はUniversity of Michigan Museum of Artに行ってきた。

この美術館は大学が運営していて、中世ヨーロッパの宗教絵画からモダンアート、日中韓をはじめとするアジアやアフリカの芸術作品など、幅広いラインナップを誇っている。今年3月に改修が終わったこともあり、内装も美しく、展示スペースによってはパソコンを見て作品の説明なども見ることができる。しかも日本では信じられないことに、入館料は無料。東京であれば、ちょっとした美術展でも1千円強はかかるのに…ただ、入館料こそ払わなかったけど、芸術に対する敬意の念を込めて5ドルの寄付をしてきた。

芸術や娯楽へのアクセスが容易というのもアメリカの特色だと思う。日本で美術展に行く時は、僕はどこか構えてしまっていた気がする。それなりに高いお金を払って、高尚なものを楽しむんだ、といったふうに。子供たちがきゃっきゃっと騒ぎながら美術館を見て回っているのを見て、少し羨ましくなった。肩肘張らずに、気楽に芸術を楽しむというのが本来あるべき姿なのかなと。今日は、少しはそうした楽しみ方ができたかなと。

時間の関係もあり、全体を軽く見て回っただけだが、これからも授業の合間とか暇ができた時にちょこちょこと足繁く通ってみようと思う。

2009年7月18日土曜日

戦争の傷跡とかわいい金魚

 

昨日に引き続き、Art Fair巡りをしてきた。今日が最終日なので、宿題をこなさなければならないこともあり、お昼ごはんを食べてから、まずE. Liberty Streetを中心に広報活動を行っているNGOにインタヴューを試みてみた。

一つ目は、ベトナム戦争の退役軍人をサポートするNGO。お話をうかがったおじさんは、ベトナム戦争で身体に障害が残る退役軍人を病院に連れていく自動車を購入するための資金募集や退役軍人のカウンセリングなどを担当しているそう。

僕にとってベトナム戦争と言うと、もはや教科書上の出来事のような感覚しかなかったのだが、いまだにアメリカでは色濃く残る問題のようだ。ベトナム戦争やアフガン戦争といったアメリカが行ってきた戦争の是非は別論として、その後遺症を引きずっている人たちが実際にそこにいるというのは、質量を持ったリアリティとして、僕にずしんと響いてきた。平和な日本にいると肌感覚として感じられない体験であった。

次は、クリーン・エネルギー導入を訴えるNGOの方に話をうかがう。石炭を用いた発電所が環境や我々の暮らしに与える悪影響について語ってくれた。

印象に残ったのは、アメリカにはまだまだ素晴らしい自然が残っていて、それを子孫に受け継いでいかなければならないという使命感。自然の素晴らしさを子供たちに伝えるために、大自然を相手にしたピクニックやカヌーなども企画しているらしい。この問題に対する解決策として、代替エネルギーの積極利用を訴えていた。解決策が分かっていても、企業の経済活動が絡んでくるため前進は容易ではなく、どうやって一歩を踏み出していくか難しいなと感じた。

その後ぐるぐると街を回った後、Chuck Wimmerのブースでじっくりと作品を鑑賞。彼は、僕の家の近くで開催されているAnn Arbor South University Art Fairの公式ポスターをデザインして、くすっと笑えるかわいい絵を描いている。僕は”Can I go out tonight?”と雄の金魚が雌の金魚にデートを持ちかけている絵を購入。お互いに金魚鉢の中にいるのに、「今夜デートに行かない?」と誘うところが何ともいえずかわいい。彼は、日本の漫画などからもインスピレーションを得ているとのことで、妙に親近感を覚えた。

お祭り騒ぎの楽しかった芸術祭も今日で終わり。明日からはまたのどかな田舎町に戻るのだけど、それはそれで良きことかなと。

2009年7月17日金曜日

街に香るは芸術か

 

アナーバーでは、水曜日からAnn Arbor Art Fairが開催されている。この芸術祭は今年で50周年を迎えるとのこと。

絵画や彫刻、ガラス細工や木工品、革製品や金属を使ったオブジェなどなど。普段歩きなれた街並みに、芸術作品から企業の広報活動、献金を求めるNGOまで並んでおり、いつもと違った様相を見せている。人口10万人強の都市であるアナーバーに、全米から約50万人が集まるのだから、当たり前と言えば当たり前だが。

サマースクールもこの行事に合わせて今日、金曜日はお休みで、お昼前から散策してきた。昨日もクラスメイトといくつかまわってみたのだが、途中で暑さにへばってしまい、今日再戦。時間をかけて全体を見てまわったが、前衛的すぎて理解できないものからくすっと笑える作品まであって、わりに飽きさせない。ただ、あり得ない人ごみの多さには辟易としたが。

その後、歴史的建造物に指定されている街区にあるKerrytownに行き、一週間分の食材を購入。普段、食材は近所にある小さなお店で買うのだが、やっぱりKerrytownの方が、野菜をはじめ質が高く、満足。ちなみに、ここの駐車場でFarmer’s Marketも開催されているので、今度挑戦してみようかな。

A2 Art Fairは明日で最終日を迎えるので、記念に何かを買ってみようと思う。…芸術家に彼らの作品のコンセプトを聞いたり、NGOにその活動内容を聞いたりするという宿題をこなさなければいけないのが、悩みの種ではあるが。

2009年7月13日月曜日

Just be yourself!

ミシガン大学出身の有名人の一人に、Google創業者のLarry Pageがいる。彼は今年の春のミシガン大学の卒業式でスピーチをしており、彼の生立ちからGoogle創設に至る夢の実現のプロセス、人類の進歩について語っている。

このスピーチを自発的に聴いているというよりは、リスニングの授業の宿題だったという何とも後ろ向きなきっかけではあるが、その内容のおもしろさもあり、毎日5回程度は繰り返し聴いている。その中でも僕が興味を持ったのは、彼が夢を現実のものにするにあたってのアドバイス。

“Overall, I know it seems like the world is crumbling out there, but it’s actually a great time in your life to get a little crazy, follow your curiosity, and be ambitious about it. Don’t give up on your dream. The world needs you all.”

意訳すれば、「夢の実現にあたって、周りからちょっとぐらいおかしな奴だと思われても、自分の好奇心に従って、野心的に活動すべきで、世界はそれを必要としている」という感じだろうか。どうしても僕たちは普段の生活で周りの目を気にしたりして、本来あるはずの自分になれていないのだろう。アメリカでは”Be yourself!”とよく言われるけど、こうした個性を重んじる文化の中でも、自分らしく振る舞うというのはそれだけ難しいことなのかもしれない。

Anyway I have to be more just myself!

2009年7月11日土曜日

夢の中と日本文化

最近、夢の中での言語が日本語から英語に変わりつつある。

いい兆候なのか、はたまた悪夢にうなされているのか、よくわからないところであるが、夢の中の登場人物は僕に英語でしゃべりかけてきて、僕もそれに英語で答えている。寝ている間も英語の学習をしている感じ。

今日はサマースクールの友達と映画を見に行ってきた。”The Hangover”を見るか、”Transformers 2”を見るかで揉めたのだけど、アクション映画の方が英語の聞き取りの負担が少ないだろうということで、結局”Transformers 2”を見ることに。映画が始まるまでの間、韓国人と台湾人の友達と雑談をしていた時に感じたのは、彼らの日本文化に対する関心の高さ。

彼らは結構、日本の映画やアニメを見ていて、僕ら以上に詳しかったりする。今日もいろいろな名前が挙がったが、いくつか咄嗟に思い出せないようなことまで彼らはよく知っている。日本文化を同時代的に共有しているというのは、やはり日本のソフトパワーがすごいことの証左なのだろう。確かによく言われていることではあるが、今日いろいろと話してみて、妙に納得してしまった。彼らの関心に応えるためにも、もっと日本文化を勉強しなければいけないなと。

韓国人と台湾人の友達は日本人に似たフィーリングを持っているような気がして、何か親しみやすい。中国人やタイ人など他のアジアの人とまだ接したことがないので、比較することはできないけど。これもきっと日本文化をある程度共有できていることに起因しているのかもしれない。

「そういえば、アメリカでまだステーキを食べてないね」という話になり、今度はアメリカン・ステーキ・ツアーを行くことに。来週はAnn Arbor Street Art Fairもあるし、なかなか刺激的な週になりそうだ。

2009年7月8日水曜日

サマースクールと地ビール

 

今週月曜日からサマースクールに参加している。

当然のことながら、授業は全部英語。そもそも授業を受けるということ自体が久しぶりで感覚が取り戻せない中、長時間にわたって英語だけで授業が進行するのは相当のストレスを感じる。日本の授業スタイルと違って、教授と学生のinteractionもとても多く、さすがアメリカと感心するとともに、こういう授業スタイルは理解が必然的に深まるので、物事の習得に効果的だなと思う。当然、授業への積極的な参加が前提条件ではあるが。

実際のところ、僕は言いたいことの半分も言えないどころか、おそらく言いたいことの1割も言えていない。クラスメートからは英語ができない日本人と認識されているだろう。今日になって、やっと英語でコミュニケートすることに少しは慣れてきたという感じ。少しずつでもいいので、授業の中でもっと発言できるようにならなければ。

ちなみに、サマースクールの授業が行われている建物の近くに時計台が建っていて、お昼休みになると美しい鐘の音が流れている。雲ひとつない晴天と美しい自然、伝統ある美しい建物。アナーバーは田舎町だけど、こういう一つ一つの風景や情景がたまらなく素晴らしく、僕は大好きだ。

もちろんお酒も。昨日、Arbor Brewing Companyというパブで飲んだのだけど、お店で醸造した地ビールを飲ませてくれる。これまた濃厚で香りがよいものが多い。少し飲みすぎて今日は頭痛がしたが。Anyway I love beer, beer, beer! And of course, Ann Arbor!!

2009年7月4日土曜日

アナーバー散策

 

今日はお昼からアナーバーの街を散策してきた。

アナーバーの街並みは、緑が多く、のどかな大学街という感じ。キャンパスを歩いていると、芝生に寝そべっている人たちやフリスビーで遊んでいる人たちがいて、アメリカでは当たり前なのかもしれないが、その傍らをリスがちょろちょろと歩いている風景によく出くわした。秋から通うことになる公共政策大学院が入っているWeill Hallにも来訪。

その後、ダウンタウンも歩いてみたのだけど、まだ全然道が覚えられない。そうこう散策していると、ルームメイトの職場の先輩に出会い、結構いろいろと街を紹介してもらった。気がつけばもう夕方に近かったので、そのまま夕食を御一緒することに。Farmer’s Marketの近くにあるZingerman’s Delicatessenというサンドイッチ屋さんに行ったのだが、日本でもこの水準のサンドイッチはなかなか食べられないというぐらいに美味しかった。こうして思い返してみると、まだアメリカでまずい食事に遭遇していない。まぁ美味しい店ばかりに連れて行ってもらっているからかもしれないが。

そこで食事をしながらお話を聞いていると、実は僕の高校の先輩でもあることが判明。いやはや、どこで御縁がつながるかわからないものだ。こうした御縁を一つ一つ大事にしていかないと。

とりあえず月曜日からサマースクールに通って自由な時間が少なくなるので、明日も街を散策しようかな。

アナーバー到着!

昨日、無事にアナーバーに到着した。長時間のフライトは決して心地の良いものではなかったが、デトロイト空港を降り立つと、さらさらとした空気に爽やかな気持ちになる。

後輩のI君が空港まで迎えに来てくれており、そのまま車で事前に契約しておいた家まで直行。ルームメイトのG君を含め、生活用品の買い出しなど生活のセットアップを開始。ただ、明日が独立記念日ということで、残念ながら銀行は開いておらず銀行口座の開設はできなかった。

とりあえず連絡先確保ということでiPhone 3G Sを購入&契約。最初なので操作にはまだ慣れないが、便利かつ使い勝手がいいし、動作環境も問題なく速く、これはお勧め。ただ結構な金額を払ったので、ちゃんと使いこなしていかなければ。

その夜は昨年からミシガン大学公共政策大学院に留学している方のホームパーティーに参加させていただいた。奥様も同じ時期に留学しており、経済学修士課程にいらっしゃるよう。アメリカ初日にもかかわらず、サバの味噌煮など、おふくろの味を堪能。この1年間でどういう経験をしてきたかなどをうかがい参考になったし、とてもアットホームで会話と笑いに溢れた楽しい会だった。

昼寝などもせず深夜まで起きていたので、すっかり現地時間に体が順応。今日は独立記念日でパレードや花火があるそうなので、生活のセットアップがてら、この街を探索してみたい。

2009年7月2日木曜日

旅立ちを前に

とうとう明日、日本という国を初めて離れて異国の地を踏むことになる。

これまでいくらビザを申請したり、荷物をアナカンで発送したり、出国準備をしていても、まったく実感が湧かなかったのだが、昨日辞令が出て、今までお世話になった方々に御挨拶に回っていると、あぁ本当にアメリカに行くのだなと肌感覚として初めて実感した。

こういう気分を昔味わったことがあったなと思い返していると、それは高校を卒業して東京に出てきた時の感覚に似ているのだと思う。

大阪で生まれ育ったにもかかわらず、より大きな夢をつかむために東大に進むことを当時決心したわけだが、高校卒業当時の僕にとっては、東京で一人暮らしをすることは、未知の世界に一歩踏み出すことを意味していた。

その後、友達や機会にも恵まれ、昔から志していた職場で働くようになったが、それでも僕の世界というのはまだまだ狭くて、これから将来のためにアメリカで学ぼうとする僕はやはり希望とともに不安も感じている。

しかし、僕はもう高校生の時と違って、不安の裏側には成功に向けたチャンスがあることを知っている。当時のように無防備で挑戦的な態度をとることはないが、着実に成果を出すためにどうすればいいかを知っている。

この旅立ちが人生における更なるステップになるように、そして、これまでお世話になった方々に報いるためにも、頑張らなければならないなと。