ミシガン大学公共政策大学院留学記: 11月 2009

2009年11月30日月曜日

やすみぼけ

先週木曜日からサンクスギビングのおかげで4連休だったのだけど、有意義に過ごしたというよりは、結局普段の疲れを癒しただけのような気がする。あと半月頑張り抜くための中休みとか考えればいいのかな。

さて、肝心のサンクスギビング当日は昼過ぎまで寝ていて、夕ご飯を食べに行こうと外出して見ると人っ子一人として歩いておらず、車の行き来もない。お店に明かりがついていても閉店している…。サンクスギビングは日本の正月みたいなものだとは聞いていたけど、ゴーストタウンのようになるとは知らなかった。みんな実家で家族と一緒にターキーでも食べているんだろうな。まあ、学生街であるアナーバーだけの話かもしれないけど。仕方がないので、僅かな望みを託してダウンタウンに行ってみると、スタバが閉店直前ながら開いていたので、簡単な軽食を買って、飢えをしのぐ。家に帰っても冷蔵庫が空っぽなので、具がほとんどないパスタを作る羽目に。アメリカでの一番つらい思い出の一つになってしまった。

金曜日はクリスマス商戦が始まるBlack Friday。この日まで冬物を買うのを待っていたので、買い物に。お店は昨日と打って変わって人混みができている。そりゃどこに行っても20%OFFとかだもんな。分厚めの防寒具を買って、この冬を乗り越えられるように準備。この日もまったく勉強に手をつけず。せっかくの休暇なんだしと思っていたら、案の定、土曜・日曜も休暇前半の流れを受けて勉強する気にあまり慣れず。結局、書類整理と宿題と予習が遅れていたリーディングアサインメントをある程度こなして終わってしまった。

今週木曜日はForeign Policyのグループワークでプレゼンをしないといけないし、また毎週のようにテストがあるのに本当に乗り切れるのかなあ。まあこの休暇でしっかり体調は回復したので、また体を壊さない程度に根を詰めて頑張るしかないというところかな。

2009年11月22日日曜日

冬の足音とレストラン巡り

昨日でフットボールシーズンが終了。最初は快調に勝ち進んでいたミシガン大学だけど、途中で急激に減速して今年は9位という結果に。昨年に引き続き強豪校の名に恥じる結果となってしまったが、来年はぜひ頑張ってもらいたいところです。

さて、フットボールシーズン終了なので、いよいよ冬到来と言いたいところなのだが、10月上旬以来気温は見事に下げ渋っており、今までのところそんなに寒い思いもしていない。やっとThanksgiving休暇の最中に初雪が降るらしいので、札幌にいた時よりも結果的に暖かい冬を過ごしているし。これからの気温の下がり方が洒落にならないとみなさんおっしゃっているので気は抜けないが、寒いのはあまり苦にならないので、風邪だけはひかなければどうでもいいかなという感じ。

金曜日はもう毎週恒例となったTGIF会で、EveというKerrytownにあるイタリア料理に往訪。いわゆる高級レストランで、味はとても上品で美味しいのだけど、食事を取りわけて食べるという雰囲気ではなく、ちょっと居心地は悪かったかな。僕は気軽に酒を飲みつつ、少しガヤガヤした感じのお店で、美味しい食事が食べられるところというのが好みなので。そういう意味では先週行ったReal Seafood Companyの方がお手軽だし、メニューの種類も豊富だし、いいですね。このお店はもう何度か訪れようと今から企んでいるところ。ただ、週一という結構なペースでレストラン巡りを始めてしまったので、今後行きたいレストランをそろそろ見繕いださないと、ネタ切れしかねないなあ。

土曜・日曜とペーパーを2本ずっと書いていたが、現在データが取れずに頓挫中。International Trade Policyで日本のコメ関税について分析しているのだが、農林水産省のHPがメンテナンス中で、必要な資料やデータが手に入らず。月曜日24時までらしく、なんで平日もHPがメンテナンスされるのと思ったのだけど、そういえば日本は祝日であることに今頃気付いたり。おかげさまで、こんなに忙しい中ブログを書けるけど、水曜日に提出予定なので、火曜日あたりは結構やばいことになっているかも。

2009年11月18日水曜日

ベルリンフィル来演!!

今夜は前々から楽しみにしていたBerliner Philharmonikerのコンサートに行ってきた。

さすがに汚い恰好をしていくわけにもいかず、渡米後初めてワイシャツにネクタイを締めていった。久しぶりに着ると案外窮屈に感じるものだが、気が引き締まるのも事実。日本にいた時はただの普段着だったので、そんな気も引き締まっていなかったような気がするけど。

肝心の演奏だけど、素晴らしかったに尽きる。演題は
- Symphony No.3 in F Major, Op.90 (Johannes Brahms)
- Music to Accompany a Film Scene, Op.34 (Arnold Schoenberg)
- Symphony No.4 in e minor, Op.98 (Johannes Brahms)
というラインナップだったのだが、特にブラームス交響曲第4番の出来が素晴らしかった。あまりの迫力と凄さに言葉を失うほど。当然、演奏終了後はスタンディング・オベーションとなったが、あまりに力いっぱい拍手しすぎたせいか、少し肩が痛い…。それでも、久方ぶりにクラッシックのコンサートに行ったこともあり、なかなかに貴重な一夜であった。

このまま楽しい気分にひたりながら軽く一杯飲んで寝たいところなのだけど、サンクスギビング前に提出期限が来る課題に追われているので、少し夜を徹してペーパーを書かなければという感じ。まあ、これが学生の本分なので仕方ないですね。

2009年11月15日日曜日

Thanks God! It’s Friday!

 

今週の金曜日は「13日の金曜日」だった。まあ、年に1回は必ずやってくるので珍しくもないけど。

そんな世間では一応不吉とされている日にもかかわらず、金曜日の夕食はアナーバーにある豪華なレストラン周りをするという企画を先週に引き続き開催。むしろ今回でTGIF会の正式立ち上げになり(TGIFは”Thanks God! It’s Friday!”の略)、Real Seafood Companyなる魚介料理を堪能できるレストランに行ってきた。ロブスター、クラムのリングイネ、パエリアなどなど。アメリカに来てからアジア系の美味しい料理は何度も口にしたが、洋風の食事で美味しいものを食べたのはこれが初めてか。あまりの懐かしさのあまり、少し涙が出そうに。普段の低価格なメニューに慣れているせいか、若干お値段が張る気がするが、ビールの他に白ワイン一本頼んでも、一人当たりチップ込みで60ドル程度だったので、東京にいた時と比較すれば全然普通の価格水準。なんか狐につままれた気分。どちらかと言えば日々単調な生活を送っているので、こうした会を楽しみに毎週を生きていくというのもなかなか悪くないかな。

生活の潤いといえば、友達から村上春樹の「1Q84」を借りることができたので、現在睡眠時間を削りつつ査読中。むしろ最近あんまり勉強していない気がするけど、大丈夫かなあ。

2009年11月10日火曜日

Blue Monday

生活に慣れてきたせいだろうけど、だんだん月曜日に憂鬱な気持ちを覚えるように。いわゆるサザエさん症候群が起きている。週末を楽しく過ごした反動か?

先週金曜日は、たまには豪勢な食事をするのも必要というか、あまりに質素で美味しいものを食べていない生活に飽き飽きとしてきたので、毎週金曜日はメインストリート周辺にある豪華で味のいいレストランに行ってみようという企画を友達と立ち上げ、意気揚々と中西部にもかかわらず海鮮料理がおいしいことで有名なレストランに往訪したところ、席が満席でとても座れそうになく、結局タイ料理屋に行くことに。香草やスパイスをしっかり使ったものではなかったが、久しぶりにまともな食事にありつけて少し感動しそうになる。とても毎日通えるような値段ではなかったが…。今週以降はちゃんと前日に人数を確定して予約をとって行こうということに。

金曜日に飲んでしまったにもかかわらず、土曜日はサマースクールの友達の家で開催された誕生日パーティーに参加。調子に乗って買っていったシャンパンを開けたら、三分の一以上泡になって自分の服にかかってしまった…。北海道にいた時は、友達の家で結構シャンパンを開け慣れていたはずなのに、こんな羽目に陥るとは。いやパーティー自体はとても楽しかったけどね。

ということで、週末勉強していないことが祟って、週明け早々色々な意味で追い込まれている。水曜日のミクロ経済の試験は適当にこなすとしても、早めにThanks Giving前に提出期限が集中しているペーパーを書かなければと焦りがあるものの、水曜日は友達が出るコンサートがあったり、なぜか今週は予習のリーディング・アサインメントが異常に多かったりで、まったく手についていないし。来週はベルリン・フィルの公演があるし…。それにしても、先週水曜日あたりから何故だかわからないけど足を捻挫したみたいで、歩くのが結構つらい。不節制のし過ぎか?

2009年11月5日木曜日

「そうする以外、選択肢がなかったんです…」

月曜日から今朝までコロンビア大学に行っている同期が遊びに来ていた。この数か月で同じアメリカでも全く異なる経験をしているためか、小さいながらも色々な気付きが得られたように思う。まあ、どちらかと言えば、彼の来年の身の振り方について、思考を整理してあげたという側面が強い3日間ではあったが。

ということで今週に入って久しぶりに腰を落ち着けて、物思いに耽りながら、明日のForeign Policyの予習をしていたら、結構胸に突き刺さる記述があった。

”'I have no alternative but to do what I did' is an attempt to absolve the policy maker from responsibility for his or her decision.”

この一節は、David A. Baldwin “Success and Failure in Foreign Policy” (注) の中にあるもの。何を今更という言葉ではあるが、こういう言い訳はどうしても口をついてしまいがち。当然、最善の選択肢だと自分が信じるものを上司に説明・説得する必要があると思うが、その背景として、他の選択肢について充分な比較検討を行うことが職場にいた時にちゃんとできていたかと言われると冷や汗が出る思い。何の躊躇もなく、「責任回避」だと指弾されるのは、結構ずっしりとくる。世の中の政策の大半が定量化の困難な「価値」を扱う以上、当然こういった作業は困難を極めるけど、それから逃げてはいけないのだなと。

普段は意識の外にありがちな職業倫理というのを思い出させてくれた一節だった。

(注) この記事は、外交政策の分析を政策立案に生かすためには、政策の効果を、政策の目的・費用との関係、その他の政策との比較において、理解する必要があることを説いている。

2009年11月1日日曜日

時間にまつわるエトセトラ

気がつけば早いもので、もう11月。留学生活も約2割弱が終わってしまったかと思うと、時間の残酷さに溜息をつきたくなる。日々忙しい生活に追われていると、このぐらいのペースで時間は過ぎて行ってしまうので、あんまり忙しい忙しいと言って物事の先送りをする癖はなくした方がいいですね…。

金曜日はCalculusの試験があったので、しぶしぶ大学まで行くと、結構仮装しているクラスメートが。そういえば、ハロウィンなんて行事があったことを久しぶりに思いだす。子供の頃、英会話教室に通っていたことがあるので、その時に仮装をしてお菓子をもらいにいったなあ。こっちでは結構いい歳をしていても、ハロウィン・パーティーなんてやるんだなと感心。試験問題が配布される中、キャンディーを配る奴もいるなど、みんな余裕を見せていたにもかかわらず、試験時間が足りないと言い出し、試験時間が延長される始末。まあ御愛嬌といったところか。

今日でDaylight Saving Timeが終わり1時間得した形になるので、月曜日のInternational Trade Policyの試験勉強で忙しい中、これは助かる。まあ、今や日が段々と短くなっていて、朝8時を過ぎても薄暗いのだから、標準時刻を変更するのは当たり前という感じではあるが。月曜日からコロンビア大学に留学している同期がミシガンにやってくるので、明日中にしっかり予習もこなしておかねば。