ミシガン大学公共政策大学院留学記: 2010

2010年11月30日火曜日

不規則な生活

日曜は、国際金融の投資レポートで使うポートフォリオ・オプティマイザーをExcelで作っていたら、朝4時過ぎまでかかってしまい、睡眠不足状態に。ウェブ上でフリートライアルのものがいくらでも転がっているのだが、使い勝手が悪い上に、所詮1か月しか使えないし、この際自分で作ってみようと思ったのが間違いだったか。ただ、Excelの演習を取っているおかげもあり、以前なら挫折していただろうけど、時間を少しかければ自分で作れちゃうんだな〜と実感。

そんなこんなで、昨日は眠い目をこすりながら、授業を3タテでこなした後、ジェフリー・サックスの講演に出席。個人的には開発絡みの講演を期待していたのだけど、時節柄もあるのか、気候変動中心に講演が進む。アメリカがどれだけ気候変動に後ろ向きで、将来世代を犠牲にしているかと訴えていて、まあそうですよね〜という内容。国際枠組みの話よりかは、アメリカ国内のエネルギー効率をいかに高めるべきか、炭素税と補助金政策のあり方みたいな話に重きが置かれていた印象。質問にも出ていたが、気候変動に関する教育というのはもう少し真面目にされるべきだよな、特にこの国では、というのが感想。それにしても、カンクーンでCOP16が始まったけど、議論はまた進展しないんだろうなと思うと、大丈夫かいなと思ってしまうわけですが。

昨日は帰宅後日々のこまごまとした課題を片付けていたのだけど、23時前にあまりの眠さに負け、早めの就寝。そのせいで今度は朝4時からまた課題と格闘しています…なんて不規則な生活だ、これは。

2010年11月28日日曜日

リサーチペーパー

せっかくのサンクスギビングなのに、中国経済のリサーチペーパー作成のため、論文をせっせと読み込み、使い勝手の悪い中国の統計と戦い、つたない英語で議論を組み立ててと、結局この休みも全然気が休まらない日々だな〜という感じ。

肝心の進行具合は、フォントはCalibri 11ptのシングルスペースでちょうど5枚を書き終えたところ。フォントの指定はなく、シングルでもダブルでもいいから、とりあえず10枚という曖昧な指示しかないので、都合良く調整すれば既に書き終わっていると言う感じもするけど、あと少し議論を深めなければいけないので、明日・来週前半と引き続き頑張って書かなければ。

テーマは「中国の金融政策と人民元改革」で、普通に勉強していておもしろい分野。日本語だったら、もっとすらすら書けてしまうので、議論をもっと深められるのになあ。とりあえず現在のところ、最近の中国の金融政策の実施状況とその制度論(中央銀行の独立性・政策ツールの分析)を論じて、国際金融のトリレンマの枠組みの中で、為替制度、経常取引・資本取引の制度を最近の動向を含めて概観し、金融政策の制約要因を検討するというところまで終了。明日以降は、これまでのペッグ制と現在の管理フロート制が国際競争力の確保にどこまで貢献してきたのかを再検討した上で、より緩やかな管理フロート制に移行することで人民元の国際化が進むが、それが金融政策にどのようなインプリケーションをもたらすのかを、ドイツや日本の経験を参考にしつつ、議論を進めるという感じかな。

似たようなペーパーはそりゃ当然、日本語のものでもいくらでもあるのだけど、実際の制度を徹底的に概観・分析したうえで、それと今後の人民元改革が金融政策に与える影響を包括的に考えるという意味では、なかなか存在しないものなので、個人的にも満足のできるペーパーになりそう。ただ、もう時間がないから、英語の添削とかは久しぶりにカンバセーションパートーナーにおんぶに抱っこにお世話になろうかなと…彼の主催するワインテイスティング会が最近頻繁に開催されるので、こうでもしないと両立できないです、まじで。

中国経済のリサーチペーパーはさっさと片付けてしまって、国際金融の投資レポートにもそろそろ取りかからないとなあ。また、こちらはこちらでネイティヴ相手に議論をまとめなきゃいけないので、準備を怠るとやばそうだし。眠れない日々がまた続きそうだ…

2010年11月21日日曜日

1 month to go!

なんやかんやでもう今学期も1か月で終わり。サンクスギビングはリサーチペーパーを書かなければいけないので、旅行もせずにアナーバーに引きこもる予定だけど、冬休みはラスベガス、西海岸、ハワイと旅行に行くので、それを楽しみに頑張って行くか。

そうこう言っているうちに最終学期の履修登録の時期になってしまったので、頭の整理用に。他にビジネススクールからいくつかファイナンスの授業を取るのかな〜。経済学部PhDのInternational Financeにも興味があるけど、そこはスケジュールとレベルと要相談という感じかな。

○ECON502 Applied Macroeconomic Theory
A course designed for students in the MAE program. Approximately one third of the course is spent reviewing and elaborating on standard macro theory of the sort covered in an advanced undergraduate course. The remainder of the time is spent on applications of this theory to problems of stabilizing aggregate demand, unemployment and inflation, economic growth, and macroeconomics of open economies. Students will normally do a computer project involving hypothesis testing or model simulation.

○ECON677/STATS531 Time Series Analysis
Introduction to modern time series models and methods including identification and estimation of univariate and multivariate autoregressive moving average models for discrete time covariance stationary processes, spectrum estimation and inference, and state space methods.

○STATS503 Applied Multivariate Analysis
Topics in applied multivariate analysis including Hotelling's T-squared, multivariate ANOVA, discriminant functions, factor analysis, principal components, canonical correlations, and cluster analysis. Selected topics from: maximum likelihood and Bayesian methods, robust estimation and survey sampling. Applications and data analysis using the computer is stressed.

○ACC564 Corporate Financial Reporting
This course is an intermediate financial accounting class that extends your understanding of accounting by covering more in depth issues first considered in ACC501, and addressing completely new topics. The goal of this class is to enable you to have a deep understanding of the advantages and the limitations of using the accounting model to track firm performance. The class is user-oriented as opposed to preparer-oriented, and is useful for anyone who will be using financial statement information as an input into economic decision-making.

○FIN631 Risk Management in Banks and Financial Institutions
The course will provide students with a risk management view of financial institutions. The key areas covered will be interest rate risk arising from mismatches of asset and liability durations, market risk arising from trading in bonds, equity and foreign currencies by financial institutions, credit risk on individual loans and bonds and asset portfolios, liquidity risk, and off-balance sheet items such as loan commitments, letters of credit and securitization.

2010年11月4日木曜日

保守と革新に関する覚書

アメリカの中間選挙を見ていて、保守・革新軸について思ったことを。今回の選挙がオバマ政権の経済政策や大きな政府に対して国民から突きつけられた拒否だったという論点は差しおいて、気づきの一つだったのは保守派は論理一貫しやすい主張だなということ。考えてみれば当然で、小さな政府を標榜し、警察・外交防衛・財政といった、市場では適切に供給されない、かつ必要最低限と一般に考えられている機能のみを政府に担わせ、それ以外は市場に任せるという原理原則で主張が形成されるので、矛盾点が生じづらい。

一方、革新派というのは、それにとどまらず、政府が国民生活により積極的に介入すべきという立場に立つわけだけど、論者によって、どの分野にどの程度介入するかという価値判断が大きく異なりうるし、その最大公約数を政党としては打ち出さざるを得ないので、結果として、部分部分が矛盾を来して、全体として一貫性は失われる傾向にあるし、反対論者からすれば価値判断が分かれやすい分野に議論を集中すれば(+その分野が政治において重要な部分だと国民に思い込ませることに成功すれば)、付け込むことは比較的容易だ。

今回の中間選挙を巡る両陣営のやり取りで、共和党が民主党の経済政策の失敗をあげつらうのと同時に、政府の一貫性のなさや無駄な介入を槍玉に挙げていたけど、上記のような構図がある以上、そんな議論したって共和党が常に有利に決まっているじゃない。論争では、原理主義が一番強いよね、そりゃ。だからといって、価値判断として優れているかというのは別問題。

そこで思うのは、論理性のみによって政策の正当性を主張することは間違っていて(勿論、論理性は議論の大まかな前提条件ではあるけれども)、多数の人間が、どこまで政府に任せるか、市場に任せるかという論点で一致できるかという点を追求しようとしないと、結局意味ある意思決定なんてできないよなと。まあごく当たり前の話で、共和党は当然今回の選挙結果は小さな政府志向の勝利と位置づけるだろうし、それ自体は否定しないけど、やり口自体はあまり褒められたものではなかったし、少なくとも建設的ではなかったと思う。民主党のやり口もまったく建設的ではなかったので、お互いさまの感触は否めないけど。この国からは中道派というのが消えつつあるのかなあ…。

僕が今回の共和党ないしテーパーティーの原理主義的な主張に嫌悪感を覚えたのは、僕がアメリカ政治の文脈では革新派寄りだから、そうした保守派のある種の狡さが垣間見えたという話。けど僕は日本政治の文脈では保守派寄りなので、逆に、同じようなやり口で革新派の議論を論破しようとしていないか反省し、フェアで建設的な議論を心がける必要があるなと思ったわけで。

急に手持ち無沙汰

ずいぶんとご無沙汰していました。とうとう11月に入ってしまい、朝が寒くて、なかなか起き出す気になれない季節になってきた。今晩か明日に初雪らしい。

前回の記事以降、提出期限ぎりぎりで国際金融のグループワークを終わらせ(なんでアメリカ人ってぎりぎりに「今更そんなコメントするなよ」的なコメント出してくるのかね、ほんと)、とりあえずのんびりしたかったのだけど、後期からとる中国経済の授業が始まるので、予習に追われていた。中国人民大学の公共政策学部の副学部長が、客員教授として教鞭をとっていて、いかにもアジア人の教授といった感じで親しみが持てる。彼の英語は子音剥落が多いから聞きづらいけど、相当ゆっくり話すので、わかりやすいし。ただ、リーディングの量がわりと半端ないので、計画的にこなしていかないとね。

昨日は、統計学部の線形モデルのテストがあったのだけど、持ち込み可な上に、解答は明示的に要求されない限り説明不要、しかも問題数が少ない上に、そこまで難しくないという何とも不思議なテスト。先学期受講した公共政策・経済学部の計量経済学が異常に難しかったというのがよくわかった。ただ、平均点が高くなりそうだから、それはそれで困ったものだけど。

ここ1か月くらい何となく課題やテストに追われてて、時間に余裕がないなあと思っていたのだけど、今日1日で来週までの課題と予習がほとんど済んでしまったので、なぜか急に手持ち無沙汰になっている。また学期末に苦しむのは嫌だから、今週末はレポートを先取りして書いておくかなあ。

2010年10月20日水曜日

試験が終わり

今日はFall Study Break明けで、ミクロ経済の中間試験と国際金融の期末試験が同じ日にあるという最悪の日。

ミクロ経済は、過去問の数字がおかしくて解答が成立しないので、試験準備にうんうん唸っていたが、本番でもやってくれるなあ、この先生。過去問よりも数段小難しくしてくれて、しかもマーク式だからという理由なのか問題数が多くて、時間が全然足りない。20問強しかないのに、4問も解答できてないよ…。マーク式でも計算が複雑だから、全然楽じゃないし、途中経過で部分点が全くつかないから、結果が余計に怖いのだけど。周りも撃沈していたみたいなので、相対評価としてはまあ大丈夫だろうけど、こりゃ場合によっては平均点を割ってしまったかもしれんな…。

国際金融は半期ごとにコースが分かれているので、今日は前半の期末試験。事前のサンプルや、わりかし難しかった宿題と比較しても相当難しい問題だったし、授業では説明していない前提知識にあたるファイナンス理論の問題が出たりするなど少しイレギュラーなこともあったけど、チートシートを1枚持ち込めるので、なんとか時間内に満足いく解答ができたかと。途中退席している奴が結構目立ったけど、あんなに早く終わるのはおかしい気がするけどな…。一応僕も時間を20分くらい余らせたけど、僕って相当答案を書くのが早い部類に入るはずなのになあ。最後まで残っていた組は、さっぱりよくわからんみたいな空気だったから、試験結果は両極端に分かれるのかな〜。後半のコースは、国際金融市場での投資戦略がメインテーマに変わるから、真面目にファイナンス理論も復習しないといけないな。

明日から平常営業に戻りたいのだけど、国際金融のグループワークが日曜日提出期限なので、明日はひたすら為替レートの統計分析などに励んで、レポート全体の叩き台をなんとか書き上げよう。

2010年10月14日木曜日

秋休みと音楽鑑賞

来週の月曜、火曜はFall Study Breakで大学がお休みなので、木曜・金曜に授業がない僕は今日から6連休。急激な気温変化に体がついてつかず少し風邪気味なので、ゆっくり体を休めたいところだが、半分以上は休み明けの中間試験と課題提出に力を割かざるをえないよな。

まあ今日は休養に当てる予定で、とりあえず最近の一番の懸案の眼鏡の修理に。S State St沿いの眼鏡屋に行ったのだが、意外にさっくりと修理してもらえて、特段料金も請求されず。こんなんだったら、さっさとスケジュールの隙間を見つけて修理に来ておけばよかった。しかし、修理にあたって、修理で眼鏡が壊れても損害賠償請求をしませんという旨のサインを要求されたのは、何ともアメリカらしいというか。

その後、久方ぶりにいつもの理髪店で散髪。いつも1インチだけ切ってくれと言っているのだけど、今回も結構刈り込まれたなあ。まあ、アメリカにいる間は見た目は気にしないというポリシーで生きていこうと決めているので、どうでもいいんだけど。ただ、寒さが一層増すことは少し問題か。

今晩はUMS主催のTakács Quartetのコンサートに。よく知らないけど、シューベルト中心の曲目で興味がそそられたので。元々は別の予定が入っていたのが急にキャンセルになったので、ハーフプライスではなく、今日、当日券を買ってきた。意外に席は空いているし、元の値段に関係なく10ドルで帰るから、あんまり人気がないコンサートはこうして買うのもなかなかいいかも。

そういえば、今週の日曜日のMariinsky Orchestraのコンサートはかなりよい出来で満足。演題もラフマニノフピアノ協奏曲3番とマーラー交響曲5番。前者はさすがロシアのオケという感じで、ねっとりとした甘美な感じがよかった。後者は、あまり感想はなし。というのも、コンサートがその後の打ち合わせの時間に食い込んでしまったので、なかなか落ち着いて鑑賞できなかったので。いや、両方ともそれなりに長い曲だから仕方ないけど、インターミッションが長過ぎて(30分!!)、打ち合わせに間に合わないのはやっぱ納得がいかないなあ。でもロシアの時間感覚ってこんなもんなのかね。

とりあえず今日はシューベルトの調べの中で、ゆったり過ごしてこようかと。

2010年10月9日土曜日

Your hard work is to be paid out

明日はMichigan State Universityとアメフトの試合があるせいもあり、いつも以上に街が盛り上がっていて、窓を開けているとなかなかうるさい。去年は途中で失速した感が否めないが、今年は全勝で勝ち進んでいるので、頑張ってほしいところ。ただ、明日は街が狂気に包まれているだろうから、外を出歩くのは控えておこう。

ほぼ毎週すべての授業で課題提出があるせいか、去年よりも負担が多い気がしてならない。特にミクロ経済は提出義務がないものの、毎週2回宿題がある上、パラメーターが多すぎるため場合分けをたくさんする必要があるなど、数学として面倒くさい。いや、数理モデルをやるのはいいけど、なんか非本質的なことを大量にやらされている気がしてならない…。

そういえば、渡米前に買った眼鏡の留め具が外れてしまって、使い物にならないので、大分昔の眼鏡をかけているのだが、やはり度があっていないので、普段の生活に支障はないけど、授業のスライドや板書が恐ろしく見づらい。アメリカの眼鏡屋って、日本から持ってきた眼鏡も直せるのかな。部品が違いそうだから、なんだか無理そうな…。ていうか、そもそもこの街で眼鏡屋を見た覚えがないのだけど。

昨日は息抜きもかねて、フォードスクールのポトラックパーティーのホスト役を日本人の友達と務めてきた。僕自身、去年は忙しかったこともあって、参加しなかったのだけど、こういう機会に新しいアメリカ人と知り合うのもなかなかいいもんですな。最近おろそかになっている料理をしっかりできたので、それでストレスも解消できたし。

やっぱり料理に限らず、勉強に関係ないことをすると、頭の凝りみたいなものがとれるので、意図的にリラックスする機会を生活に取り込んでいかなきゃなあ。まあ、中間試験やグループプロジェクトの期限がここ2週間くらい集中していて、なかなか大変な時期だから、そうは甘いことを言っていられないけど、今週末と来週にUMSのコンサートに足を伸ばしていこうかと。

最近、中華料理屋でお会計の時に出てくるfortune-teller cookieに、一度でなく二度も”Your hard work is to be paid out”という紙が入っていたので、すべてうまく行くといいなあ。

2010年9月28日火曜日

無気力からの復帰

気温がぐっと下がってきたせいか、なかなかベッドから起きあがれないし、やる気もいまいち出ない。この週末はほとんど惰眠をむさぼっただけだし。ということで、現在、なぜか課題に追われているという自業自得の状態に。ていうか今週水曜日期限の課題が4つもあることも、不運なのだが。

唯一この週末にしたのは、日曜日の夜に、国際金融のグループワークのメンバーと初顔合わせしたことぐらいか。とりあえず宿題を一緒に解こうという趣旨だったが、ほとんど解答が一致しないので、相も変わらず出来の悪い英語で説明していたんだけど、国際金融(とそれの背景知識としての経済学・統計学)に比較優位があるおかげで、みんなは我慢して話をよく聞いてくれたかな。いや、英語ももっとうまくならなきゃいけないけど、やっぱり中身があれば話は聞いてもらえるよなと。

肝心のグルーブワークのテーマも、我が侭を通して(?)、ドル円の為替レポートにしたので、当面は日本経済の状況などをメンバーにインプットしつつ、議論をリードできればなと。留学してから、ネイティヴ相手に議論をリードする立場に立つという機会はなかったので、せっかくだから少し頑張ってみますか。

2010年9月21日火曜日

平穏は訪れるか

去年も一回くらい同じことがあったけど、お湯が出ないので、お風呂に入れない…。シャワーを浴び始めると、いつもならすぐお湯が出てくるのに、ずっと水のまま。一体、何の修行だってんだ(怒)

そういえば、スケジュールが厳しい、厳しいと言っているが、「履修科目が少ないくせに何言っているんだ、お前」という感じなんだけど、実のところ、今学期は授業の枠外で、金融工学を一度勉強しておきたかったのと、国際金融に関する著書・論文を読み込んで、簡単ながら論文を書きたいと思っていたので、授業の予習・復習に加えて、これらの作業もこなしており、スケジュールがきつかったのだ。このままでは慢性疲労状態で死にかねないので、履修取消しの期限も近づいてきたこともあり、すっぱりPUBPOL715の履修を取り消し。ただ、この分野は一度勉強しておきたいので、授業には出ないが、授業と同じペースで教科書を読みこんで、勉強していこうと。これで、毎週の授業の時間と課題に費やす時間が浮くので、それを課外活動に差し向けるという感じですな。

先週金曜日に友達が新しいKindleを自慢していたのを見て、思った以上に使い勝手がよさそうだったので、早速昨晩Amazonでポチってしまった。まあ日本に帰国してからも、英字新聞が安価に購読できるので、いい買い物かなと。教科書は引き続き紙媒体を買おうと思うが、国際金融の書籍は帰国時の持ち帰りのことも考えて、すべてKindleに移してしまおうかなと。

結局、授業を切っても、なかなか平穏な日々はまだまだ訪れそうにないなあ…。

2010年9月19日日曜日

CJS & TGIF

スケジュールが破綻するなんてことはないのだけど、なんか地味に忙しい毎日です。去年よりも家に引きこもって本を読んでいる時間が長くなった気がする…。

そうは言いつつも、今年は余裕があるので、今学期はCenter for Japanese Studiesのセミナーに参加することに。セミナー以外にも日本の映画の解説講義とか無料上映をしているのだけど、そっちはパスかな。今週木曜日が初セミナーで参加してきたが、テーマは「トヨタの失敗の要因と将来」。他の自動車会社の品質が向上してきたので、相対的にトヨタの競争力が低下しているとの指摘は興味深かった。ただ、ヒュンダイもトヨタ並みに品質が向上しているってマジかよ〜ってな気がするが(カリフォルニアではひどい目に遭わされたし)。

一方、いまいち納得いかない点も。創意工夫や部署間協力が組織の下に降りていることがトヨタ(ないし日本企業)の強みである一方、海外拠点にそうした権限委譲をしていないことが失敗の要因と批判していたけど、一方で標準化を行っていなかったことも失敗の要因と指摘していて、それって日本の組織の特徴の表裏じゃないのと思ったり。個人的には、海外展開する際には、標準化した上で海外部署に現地人をマネージャーレベルで採用してに丸投げした方がいいと思うけど、それではやっぱり創意工夫や部署間協力による改善は生まれようがないよなと。

金曜日は秋学期初のTGIF会。Earleというフレンチイタリアンのお店に。これでこのレストランに来るのは2回目なのだけど、やっぱりここは美味しい上に量もそこそこあるので、満足度高し。来週金曜日はMAEでパーティーがあるし、みんな他に予定があるようなので、開催は見送り予定。再来週はMiddle Kingdomに店が決定しているので、またそれを楽しみにしばらく生きていく感じかな。だって、来週のパーティーってピザパーティーだから、ご飯はまったく期待できないし…。

今週末はいつもにまして本に埋もれている気がする。やはり大学院が始まるとどうしてもこういう生活になるよな〜。授業を一つ落として聴講に切り替えるか今悩んでいる最中なのだけど、やっぱそうした方がいいかもな。

2010年9月12日日曜日

秋学期受講計画

今週火曜日からとうとう大学が始まってしまった…。今学期は授業が月曜日から水曜日に集中しているので、スケジュールが立てやすいのはなかなかよく、特に今学期前半は週休4日なのだけど、実際は予習に追われてなかなか休暇を楽しむという感じでもなく。とりあえず今学期の受講予定の備忘録的に。

■ECON501 Microeconomic Theory
MAE必修のミクロ経済学。できる限り数学を使わずに、ミクロ経済学のコンセプトを徹底的に叩き込もうという趣旨の授業。毎回宿題は出るし、授業の3分の1はディスカッションに当てるとのことで、普段のワークロードはそこそこ重いか。ただ、こういう授業はついていくだけで力がつくので、楽と言えば楽。本当はもう少し理論的なものを期待していたので少し残念。

■FIN612/614 International Financial Management
ビジネススクールで開講されている国際金融の授業。前半は為替レート予測が、後半は投資運用が中心テーマ。授業の性質上か、公共政策の授業と比べて発言を求められるということは少なく、そこまでビジネススクールらしくない授業。国際金融市場のプレイヤーの立場からしっかり国際金融を勉強し直して、ついでにファイナンス理論の復習用に受講。

■PUBPOL715 Public Budgeting & Financial Planning
公共政策の予算の授業。来週月曜日が最初の授業なのでどうなるかはわからないが、シラバスを読む限り、予算・公共経済学・政策評価など幅広く取り扱う授業。予算の問題は公共政策に携わる身としては避けて通れない問題だし、これははずせないところ。

■STATS500 Applied Statistics I
統計学部マスターコース必修の線形モデルの授業。授業の水準としては、冬学期に受講したApplied EconometricsとICPSRのRegression Analysis IIIを合わせた感じ。統計ソフトはRを使うので、もう一度しっかり復習する意味を込めて受講。来学期に、もう一段上の授業を受講するための布石でもある。

■PUBPOL647/648 Data Analysis Using Excel
公共政策のエクセルの授業。統計分析をエクセルでやるという何とも気の抜けた授業ではあるけど、マクロもしっかり習うことができるし、留学が終わって職場に戻ったらどうしてもエクセル中心の生活に戻るので、現実世界へ復帰するためのリハビリ用。

■PUBPOL751 China’s Economic Reform & Policies
公共政策の中国経済の授業。今学期後半の半期の授業なので、全貌は未だ不明。中国人民大学からの客員教授が担当するが、リーディングの量が半端ない感じ。今後の世界経済を考えるにあたって、このテーマは外せないということで履修予定。

今週終わってみた感想は、初めてノンネイティヴの講師の授業をとったこともあり、英語に少し苦労しそう。イタリア人の助教授はわりと発音がローマ字読みなのですっと頭に入ってこないし、中国人の助教授は子音剥落が多いのに中国語のプロソディーで早く喋るので、ところどころ意味が取れなくなる。いや、自分の喋る英語もひどいので文句を言う立場にはないのだけど、リスニングはやっぱり標準的な英語でなければ恐ろしく聞き取りにくいなあ。

そういえば、今学期も興味に任せてたくさん授業を履修していたら、来学期は4単位履修すれば卒業できるところまで来ていたことに気づく。ダブルマスターだからといって少し焦って履修しすぎたか?まあ、卒業単位数なんて関係なく、来学期も同じくらい授業を履修するんだろうけど。

2010年9月5日日曜日

秋の気配

今週末はLabor Day Weekendで秋学期が始まる前の最後の連休なのだけど、少し前まですごく暑かったのに、パーカーを羽織らないと肌寒いというくらいまで、急激に気温が落ちてきた。明日はまた気温が上がるみたいで、BBQ日和になりそうだから、それは一安心だが。

昨日から大学のフットボールのシーズンがスタートするということで、街には去年と同じく、黄色(正確にはとうもろこし色)のシャツに身を包んだ軍団がうようよ。こう人が多いと、昼ご飯を食べにいくにしても、一苦労。無事に我がウルヴァリンズは初戦を飾ってくれて、よかったのだが。

それにしても、先週からキャンパスに学生が戻りつつあって、学部生が昼間っから大音量で音楽を流しながらパーティーをやっているので、なかなか騒々しい。キャンパス近くに住んでいるおかげで、夜遅くなっても外で酒を飲んで騒いでいるのが聞こえてくるし。やっぱり若者はエネルギーがあり余っているんだな。僕もそんな時代に戻りたいものです。大学院生活は、学部の時と違って、勉強ばっかりでほんとつらいよなあ。

2010年9月2日木曜日

山積みされる本…

ちょうどカトリーナ被害から5年経ったばかりのところに、また大きなハリケーンが東海岸に近づいているみたいで、最近ニュース番組はわりとその話題で持ち切り。ミシガンには影響がなさそうなので他人事なのだけど、まあ無事に通り過ぎてくればなと思う。

金融工学プログラムの授業の受講許可をとろうとしたら、プログラムの教授会で他学部生の受講を認めないと決まったらしく、何とも杓子定規な拒否のお返事が。席も空いているんだし、どうにかしてくれと食い下がるものの、何ともならず。うーん、現在登録している計量経済の授業はウェイティング・リストになっているので、もしこれが履修できなければ授業の計画が狂うので困るなあ。念のため、経済史の授業を登録しておいたけど。

ぼちぼちシラバスがウェブ上で公開されているので、教科書をアマゾンで買っているのだが、中国経済の授業のリーディングの量が半端ない。半期の授業なのに、教科書だけで5冊もある始末。ペーパーバック版なので値段は大したことないのだが、これに加えて国際機関のレポートや論文なども読まされると考えると、相当異常な量。去年は楽だったという噂の授業だが、今年は教授が変わったのか、なかなか厳しそうな印象。まあ、留学直前までアジア経済分析担当だったし、これから役に立ちそうな分野でもあるので、真面目に頑張るしかないな。

それにしても、渡米時に相当本は捨てて身軽になったつもりでいたのだけど、アメリカで教科書を含め、たった1年でまた相当買い込んでしまった気がする。日本に帰る時にどれだけ持って帰るべきか、ある程度また選別しなければなあ。

2010年8月31日火曜日

さよなら、夏休み

気がつけば8月も今日で終わり。あと1週間すれば、秋学期開始。冬学期が終わった時は4か月も夏休みがあるなんてと思っていたけど、気がつけばあっという間だった。これがたぶん人生で最後の長い夏休みなんだろうな…。

来週から授業が始まるとは言っても、とりあえずはシラバスの説明が主なので、そこまで焦る必要もないが、今週中に履修する授業を最終的に調整し終えなければ。とりあえず興味のあるビジネススクールの授業がMBAの学生に優先的に席を割り当てられているため登録できなかったので、担当教官に言って履修許可をもらってやっと登録を終えたが、金融工学の授業はこれから履修許可をもらわなければ。結局、大抵の場合は履修許可をくれるんだから、こんな面倒くさい制限なんか、わざわざつけて欲しくないというのが本音なのですが。

いきなり予習で大量のリーディングをこなそうとすると拒否反応を起こしかねないので、とりあえず助走として、ぼちぼち教科書を読み始めることにした。今学期も履修科目数は多いので、授業が始まるまでに教科書は最低1教科分は読み終えておきたいところだけど、今のところまあギリギリ間に合うかなというのんびりペース。英語が聞こえないとかいう事態も嫌なので、ある程度毎日ニュース見たり、リスニングだけでわりと時間とられてるしね。まあ仕方ない。

というわけで、お気楽な夏休みはもう終わり。またしばらく休みなく走り続けさせられそうな予感でいっぱいです。

2010年8月18日水曜日

思わず愚痴も言いたくなる…

一年についていない日というのは数日あるもんだけど、今日はマジで激怒してしまいそうになった。ほんと踏んだり蹴ったりである。

事の発端は昨夜。来週火曜日から旧友を訪ねにボストン旅行に行こうと思い立ったので、フライトの予約をしようとしたら、クレジットの認証が拒否。数回試みてみるものの、全然認証が通らず。ウェブの調子が悪いと認証が通らない時もあるらしいし、とりあえず昨晩は諦めて寝る。

今朝もう一度チケットを購入しようとするが…しまった。出発日が一週間を切ったから、値段が50%増になっている。まじありえん。仕方なく旅程をずらして購入しようとするが、再度認証拒否。ドル建てのクレジットは一枚しか持っていないので、できればこのカードで買いたいのだが、仕方なく日本から持ってきた円建てのクレジットでお支払い。ここまではまだ許せる範囲内。

その後、アマゾンで買い物をしていたら、件のクレジットが再度認証拒否。カード会社に連絡すると、昨夜航空券を6回買っていることになっているから、限度額越えでお取り引きできませんと。激怒するのを押さえながら、航空会社に電話。購入できていないチケットに課金ってどういうことだ。全部キャンセルしやがれ。「キャンセルするには、お取り引き番号がわからないとできません」いやいや、取引番号も何もそもそもチケット購入できていないから、そんなん知らねーよ。「それでは、カード会社への請求番号を調べてかけ直してくれませんか?」なんでカード番号からお前たちがさかのぼって調べないわけ?ふざけんな。クレームをつけるも、請求番号がないと処理できないの一点張り。こいつら、まじで使えない。

仕方なく、カード会社に請求番号を聞き、また違うオペレータに経緯を説明して、取消しが一応完了。「24時間から48時間で請求が取消しされます」…明後日まで、クレジットカードは使えないってことですね。はあ、そうですか。しかも、たぶんクレジットヒストリーもこの一件でマイナス評価されたんだろうな…。怒りを通り越して、もはや情けないぜ…。

これに蹴躓いたのか、他の些細なトラブルにも巻き込まれ、今日は踏んだり蹴ったり。4月のNY旅行の時は空港に到着してやっと出発遅延の電話連絡が入り、試験前で忙しいにもかかわらず、そのまま8時間も空港に閉じ込めてくれたり、オーバーブックにもかかわらずチケットが購入できるもんだから、間違って座席が空いていないチケットを購入してしまい、あせってキャンセルする羽目になったり(まあ、これはアメリカの航空会社はどこでもそうだけど。でも、あれだけオーバーブックしてクーポンを支払っていたら、いくらキャンセルが直前に出ても結果的に損な気がするのだが…)。デトロイト空港がおたくのハブ空港でなければ、早々に見限りたいところ。まあ、アメリカの航空会社なんてどこも最悪なんだろうけど。

2010年8月17日火曜日

日々の生活、英語、そして統計…

やっと日常生活に復帰中。日本はお盆明けにもかかわらず、まだ暑いみたいだけど、アナーバーはまた少し気温が下がって、過ごしやすい気候に。ただ、クーラーはつける必要がないけど、まだ扇風機は必須ですな。久しぶりにウォーキングをしつつ、買い物に行き、サラダを食べられる幸せ。うーん、健康的な生活おいしいです。

先週金曜日はマークに誘われて、アメリカ人やら何やら総勢11名のワインテイスティング会に行ってきた。今回2回目だったのだけど、Main St沿いにあるVinologyというお店。料理の量はすごく少ないのだけど、味はぴかいち。今回は6本のワインに、料理が6品だったけど、たったの35ドルという破格のお値段。これはお得だし、楽しかった。ただ、やっぱりネイティヴが複数いる中で、会話に混ざるというのはやっぱり難しい。話についていくのがやっとで、とてもこちらから発話なんてできようもない。あとやっぱり文化的なバックグラウンドがまだ共有できていないせいなのかしら。情けないけど、これでも一年経った現状の英語力だよな。まあ今思い返せば、渡米当時はほとんど聞こえていなかったに近いので、それと比べれば進歩はしているが。

というわけで、最近英語の勉強にも力を割くようにしている。学期中はPBSのNightly Business Reportという経済ニュース専門の20分程度の番組しか見ていなかったのだが、より政治・社会ニュースを扱うPBSのNewsHourとNBCのNightly Newsを視聴するように。これで毎日最低2時間程度は英語を聞く環境になった。あと、やっぱり学期中と違って時間に余裕があるので、毎日WSJに隅から隅まで目を通せるし、The Economistも関心のあるすべての記事を土日の間に読む余裕ができたのは何とも喜ばしい限り。あとは、スピーキングの機会をもっとしっかり確保していくのが課題といったところか。僕はほんとに英語しゃべれないからね…。

現在、時系列分析の復習をしているが、最近驚いたこと。ベイズ統計を使い始めたあたりで体感したが、こういう統計分析って本当にパソコンをフリーズ状態に持ち込めるんだという事実。今日、Rで季節要因を加味したARIMAモデルの最適モデルの推定を行うプログラムを回していたら、作業量が多すぎたのか、3分くらい結果が出ないという事態に。まあまあ、それどころか何時間もパソコンから応答がないなんて話は、Ph.Dに行っている人たちからよく聞くのだけど、自分もやっとその入り口くらいには立てたということなんだろうか。でも、これだけ処理速度が早いバソコンで反応がぱたっとなくなるなんて、所詮単純なシミュレートをしているだけなのにと信じられない気持ちでいっぱい。だけど、昔の人たちはほんとこんな基本的な分析をするのにも大変だったんだろうなとしみじみ思い知らされた。

2010年8月14日土曜日

ICPSR授業評価

今週木曜日にやっとICPSR終了。さすがに8週間ぶっつづけで計量経済学ばかりやっていたので、脳が溶けそう。もうしばらくは計量は勉強したくないですが、忘れないうちにある程度復習して定着させないとね。簡単に授業の評価と感想。

■Introduction to Applied Bayesian Modeling for the Social Sciences (Ryan Bakker)  評価:★☆☆☆☆
ベイズ統計学に基づく推計モデルを勉強。MCMCとMHアルゴリズムを勉強したあたりで、授業をドロップ。朝早くから授業に参加しているのに、講師の説明は意味不明すぎて、苦痛以外の何物でもない。別のセクションを担当していた講師の教科書がわかりやすいので(「ギリシャ語」じゃなくて英語で書かれていると、アマゾンでものすごい評価がされている(笑))、授業をドロップした後はそれで勉強。自然科学で使うのはまだしも、社会科学で使う時には、分布形の仮定をどう置くかが難しく(ないしは恣意的)、これが結論を相当規定してしまう感触あり。ただ、最近経済学の計量でもベイズ推計を使うようになってきているので、少し基礎を固めたというところか。

■Mathematics for Social Scientists II (Howard Thompson) 評価:★★☆☆☆
行列と微積の基礎のおさらい授業。前半の行列だけ受講。やっぱりアメリカの数学の授業はぬるい。行列も2週間かけて、回帰分析の基礎を説明するのがやっと程度のところまでしか進まず。わかりやすいのはいいのだけど、もう少し真面目にビシビシと教えてほしいところ。

■Regression Analysis III: Advanced Methods (David Armstrong) 評価:★★★★☆
回帰分析モデルの上級編。基本的には、冬学期に受講していたApplied Econometricsの範囲をベースに、色んな検定手法やモデル選択法を勉強。個人的にはノンパラ法と一般加法モデルあたりがあまり好きになれず、苦しむ。統計ソフトRのコードを全部与えてくれているので、その点は実践的。講義資料もよくまとまっていて、◎。せっかくだからもう少ししっかりと課題を出してくれれば、もう少し身に着いたのではないかなと。

■Introduction to the R Statistical Computing Environment (John Fox) 評価:★★★☆☆
統計ソフトRの演習授業。内容は悪くないのだが、時間が短すぎるのと、実際の問題と関係なくコードを勉強するので、いまいち。講師が出版している教科書の改訂予定版のコピーを購入できるので、それを元に自習すると、めきめきコードがわかるようになるので、わざわざ授業に出る必要はなし。

■Simultaneous Equation Models (Sandy Marquart-Pyatt) 評価:★★★★☆
同時方程式モデルを理論化から実践まで勉強。Recursiveモデルに始まり、SURモデル、Non-Recursiveモデルまで。基礎からしっかり行列を使って説明してくれるのはいいのだが、時に授業の時間いっぱい使って、ひたすら行列の展開をする時とか、あまりに意味不明過ぎる時もままあり、少しげんなり。ただ、講義資料はわかりやすいし、説明も懇切丁寧なので、このセミナーの中では一番わかりやすい授業だった。

■Time Series Analysis (Sara Mitchell) 評価:★★☆☆☆
時系列分析を駆け足で学習。内容としては、ARIMAモデル、ECMモデル(LSEアプローチ)、VAR、GARCHモデルなど。とりあえず講師が全体像をあまり示してくれないので、理解が困難な上に、統計ソフトでどう処理するかなどの例がまったく授業で示されないので、実践に向かないという何とも困った授業。時系列分析は今後のことを考えると、一番大事な科目なので、涙を流しながら齧りついていった感じ。来週からこの科目を中心にもう一度復習(たぶん冬学期に正式にもう一度履修する予定だけど)。

全体的な感想としては、セミナー全体が政治学専攻の学生を念頭に置いたプログラムだなあと。講師陣も圧倒的に政治学部から来ているし。そういう意味で、経済学部など他の専攻の学生からすると、少し興味関心がずれていて、やりづらいのでは。あと、学生は自分の研究・論文に必要なので、この授業を受講していますという目的意識の高い人が多かったように思う。やはりPh.Dの学生はやる気が違う。はっきりした動機づけがされていないのであれば、あまり受講することをお勧めできないセミナーだと思った。

2010年8月4日水曜日

現実逃避

気がついたらもう8月になっていた。サマープログラムも残すところ、あと一週間半。これだけが今の心の支えで、なんとか頑張っているところ。

とは言いつつ、あまりの課題の多さと厳しさに同時決定モデルの課題提出は諦めてしまったが…(授業にはもちろん出席している)。サマープログラム担当者との最初の面談でも、二つの授業を同時にとるのは極めて厳しいことだから、できる限り片方の授業に専念して、もう一つについては適度に手を抜くようアドバイスされていたので、まあそれに従っているという感じ。せっかく2か月も勉強し続けて、すべてが中途半端に終わるというのは一番避けなきゃいけない事態だし。というわけで、今は時系列分析の勉強に専念中。授業が終わってもすぐに家に帰らず、図書館に寄ってできる限り勉強。個人的には、本当は図書館で勉強するのは嫌いで、自分の家で勉強するのが好きなのだが、今回はあまりにも勉強することを苦痛に感じすぎているため、珍しく家では集中力が続かないので、自分を厳しく律するために、図書館通いをしている。こんな生活、もう嫌だ。

今週末は勉強に疲れたから息抜きというわけでもないが、シカゴに行ってロラパルーザという野外フェスに参加する予定。X JAPANがわざわざアメリカに来るというのであれば、この機会をみすみす逃すわけにはいかんでしょう。日本だったらなかなか見に行く機会もないしね。とりあえず今週はあと2日、それだけを心の拠り所に生きるしかない。

それにしても、そうこう言っているうちに夏休みが終わってしまいそうで怖い。最近は生活の潤いを求めて、寝る前にできる限り読書とかしているけど、学期が始まったらまた色々なことができなくなるので、今のうちに楽しんでおかなければ。とりあえずはサマープログラムが終われば、今まで時間がなくて放置していた本と映画に没頭するというところかなー。今日はいささか現実逃避がすぎたような気がすると、午後二時過ぎの図書館にて思う。

2010年7月26日月曜日

サマープログラム雑感

忙しさにかまけて、ブログの更新が完全に滞っているけど、そろそろ復旧運転開始。ICPSRも後半戦に入り、同時方程式モデルと時系列分析の二つの講義を履修中。

同時方程式モデルの講師は、学部は文学部を出て、大学院から社会学専攻に転向した若い(と言っても同い年か、少し年上?)お姉ちゃん。恐らく自分が苦労したせいもあるのだろうが、数学的な基礎をすっ飛ばしたれせずに、一つ一つ丁寧に教えていくスタイルで、特に予習していかなくても、きっちりと内容が身についていく。実は計量モデルの行列表記とか苦手なので、そういう面を含めて、きっちり一から勉強できるのは正直ありがたい。これのおかげで、今まで習って曖昧なまま放置していた部分も数学的に理解できるようになったし。

一方、時系列分析は、これぞアメリカのおばちゃんを代表するかのような大柄な政治学部の助教授。この御時世にパワポを使わず、板書と前世紀の遺物であるOHPを使って講義が進む。全体像をはっきり示して講義をしてくれないので、日によっては何を学んだかすらもわからないまま終わる日も。毎日毎日教科書とインターネットに首っ引きになって、内容の理解につとめている感じ。毎日教科書50ページ前後と論文二つ読ませるのは殺人的すぎるよ、あんた…。課題だってあるのに。

同じ科目の授業が毎日あるおかげで、普段みたいにぼおっとして理解できないところを放っておくと、瞬く間にすべてが意味不明になってしまうため、通常の学期と比較しても勉強することになるので、日々つらいです。最近週末以外はお酒すら口にする暇もなく、疲れて寝てしまう始末…。

いや、生活の潤いが欲しい今日この頃です。

2010年7月7日水曜日

まじで困った…

夏休みに入ってからもちょくちょく秋学期の講義の開講状況が変わってきたりするので、履修登録も色々といじっているのだが、昨日また困ったメールが。Robert SternのInternational Economic Policyが、彼の健康が思わしくないため開講取りやめになったとの由。

秋学期は基本的にあまり興味引かれる科目もなく、唯一力をいれて取り組もうと考えていた講義だっただけに残念。去年無理してでも受講しておくべきだったか。実際そうしていたクラスメートもいたわけだし。とは言っても、最初の学期で英語すらままならない中ではとても無理だっただろうしな。いずれにせよ、早く体調を回復してもらって、できれば冬学期に開講してほしいところです。

代わりに何を受講するか真剣に悩み中。登録が修了している科目が多い中で、選ぶのは本当につらい。しかも、ダブルマスター取得のため、履修科目数をそう易々と減らすこともできないし。

この調子だと、秋学期はあまり興味がない科目でのんびりできる一方、冬学期は卒業前にも拘らず、履修したい(しかしレベルは高い)授業ばかりになりそうで、QOLが激しく下がりそうなのは今から想像するだけで萎える…。

☆  ☆  ☆

しかし、最近アナーバーはとても暑いです。湿度もやや高めだし。昨日散髪に行ったら、こっちの指示をまったく無視して相当短く刈り込まれたので、それはそれで困ったのだけど、こう暑いと結構さっぱりしてていいかなという気もしてきた。夏が早く終わってほしいということではないけど、こう暑いのはたまったもんじゃないので、もう少し涼しくならんもんかな。

2010年7月4日日曜日

一周年

初めて海外の土地を踏んでから、早一年。こうして気ままに勉強できるのもあと一年かと思うと、少しあせりを覚える。あと一年しっかり目標意識をもって物事に取り組んでいかなければと思いを改める次第。

現在、ICPSRで統計のセミナーを受講中だが、ベイズ統計があまりに講義下手で、時間を無駄にするのは嫌なので、ドロップ。ただ、ベイズ推計モデルは理解しておきたいので、同じテーマの別の講座で使われた教科書(Scott M. Lynch “Introduction to Applied Bayesian Statistics and Estimation for Social Scientists)で独習することに。数学も基礎の基礎から説明しているし、順を追って丁寧に説明しているので、ものすごくわかりやすい。最初からこれで勉強したかった、ほんとに。

もうひとつはRegression IIIという回帰分析の一番上のクラスを受講しているが、今まで勉強してきたことの精緻化や例外処理などがメインなので、無理なくついていけている。統計ソフトはRを使っているが、この2週間で相当使い方に慣れてきた。STATAを使い始めた時はなかなか熟達するまで時間がかかったけど、STATAとRが似ているところもあり、めきめき上達中。早く完璧に使いこなせるようになりたいところ。

今週末は独立記念日ということもあり、昨日は新一年生とお昼ご飯を食べた後、一日中飲み歩くなど、アナーバーの夏を満喫してしまったが、来週からセミナーも後半戦に入るので、気を引き締めていかなければなあ。

2010年6月29日火曜日

トラブルつづき

いろいろとトラブルに巻き込まれている間に、相当ブログの更新が滞ってしまった。せっかくアメリカで夏休みなのに、セミナーのせいでW杯もじっくり見れていないのも、ある種のトラブルなんだけど…。本当に今日は残念だった。それはともかく、最近の備忘録。

○歯が痛む
西海岸旅行から戻ってきてICPSRのセミナーが始まるまでの、ひとときの自由な時間を楽しんでいたら、急に歯茎が腫れ上がり、しばらく放置してみたものの、まったくよくなる気配もないので、仕方なく歯医者へ。こっちの歯医者って料金が高い上に、現在加入している大学の保険の対象外なので、大きな出費。現在、腫れはおさまったものの、引き続き治療中。全部で1,500ドルは固そう。うちの大学だと、年間25ドル前後で15%〜50%程度の割引を受けられるオプション・プランがあるらしいのだが、そんなの知らないって…。

○ICPSRの事務方がいい加減
先方から指定された日に登録のためにわざわざ出向いたにもかかわらず、先方のミスでIDカードの発行を忘れられる。急遽問い合わせしたら、「この部屋に来い」と指示があったので行ってみると、もぬけの殻。再度苦情を言ったら、「ごめん。来週の月曜以降に来て」と日程を後から指定される始末。ほんと仕事がなってない、こいつら。

○ベイズ統計が難しすぎる
数学が高度すぎるというのも原因の一つであることは否めないが、講師のプレゼン資料はわかりづらいし、不完全。授業もわかりやすくない。事前に読んだ、とても親切とは言えない教科書の方がはるかにわかりやすい授業って一体…。これのせいで、毎日時間が大量に消費されていく日々を過ごしている最中。

○モデム兼ルーターが壊れる
先月あたりからご機嫌の悪かったモデム兼ルーターが故障。2〜3日に1回はリブートしないと接続できない状態だったので、そもそも調子が悪かったのだが、最近アナーバーでよく落ちる雷に備えて電源プラグを一時的に引っこ抜いた後、電源を入れようとしたら電源ランプすらつかず。まじでありえん。家でネットができなかったら、宿題を含め何もできないじゃないか…。仕方なくプロバイダーに電話するが、「技術者が日程調整の上、再度お電話します」と言われたっきり、当然のように放置されているので、そろそろ苦情の電話をかけるかと思っているところ。

ああ、マジでついていない。というわけで、愚痴を言いたいあまりに、セミナーの合間に図書館から久しぶりに更新してみました。とりあえずネットが復旧するまで、不定期更新の予定です。

2010年6月13日日曜日

さらば西海岸(西海岸旅行7日目)

旅行最終日なので、おもいっきり遊ぶ…という若さも残っていないので、コリアン・タウンへと赴き、サウナに入ろうというゆったり湯煙路線に。バスに乗ってコリアン・タウンに向かうが、街はずれにあることも手伝って完全に異国。どちらかというと中南米の香りがする街並みで、歩いている人たちも韓国人というよりはヒスパニック系の人間が圧倒的に多い。

とりあえず事前に調べてあったBeverly Soon Tofuというスンドゥブ・チゲの専門店へ。まあ予想どおりのB級グルメなんだけど、しっかりとダシの効いたチゲでこれが中々美味しい。ただ、調子に乗ってビビンパやカルビなども豪勢に注文してしまったため、昼食なのにまた歩けなくなるほど食べ過ぎるという羽目に。

その後、予定どおり韓国式サウナに向かうはずが、女性専用のお店であったため、更に歩いて男性専用のサウナへ。アナーバーで貸切風呂に入ったことはあるが、所詮屋外のジャグジーに過ぎなかったが、こちらは本格的に熱い湯船につかることもできるし、サウナに入ることもできるので、久しぶりに心地よかった。ついでなので、人生で初めての垢すりに挑戦。…まあ予想どおり、自分でもちょっと引くぐらい垢が出たのだけど、こういうものらしいので気にしない!

体もすっきりしたところで、ロサンゼルス・カウンティ美術館へ。近代絵画、中世ヨーロッパ絵画、イスラム芸術を見て回ったが、なかなか所蔵作品のレベルも高く、お客も上品で混雑もしていないので、ゆったりと見て回るにはなかなかよい美術館。これまた街が大きすぎるせいでダウンタウンからは遠いが、バスに揺られてでも行く価値はある。

夜は飛行機に乗る前ということもあり、軽く食事を終わらせる予定が、ダウンタウンで評判のBottega Louieというイタリアン・レストランに行き、また食べ過ぎ。雰囲気がうるさすぎるということで評価を下げているレストランだが、まあそれさえ気にしなければなかなかの味。ピザは注文を取ってから、ホールの中にあるオープン・キッチンの窯で焼いてくれるので、結構見物ですな。

深夜発の飛行機に乗ってデトロイトへ。フライトの時間が短いのと、機内サービスのおばちゃんが五月蠅くて、あまりゆっくり眠れず。まあ、総括するとよく食べ、よく飲んだ西海岸旅行だった。やっぱりアメリカでご飯を食べるなら、西海岸にかぎる。これは身をもって実感したなあ。

おわり。

2010年6月12日土曜日

街がでかすぎる(西海岸旅行6日目)

昨日の疲れからか昼前にごそごそと起きだして、今年ミシガン大学を卒業してUSCで勉強する友人と、思い出話に花を咲かせながらお昼ご飯を一緒に。日本でも新宿タカシマヤに出店している鼎泰豊で食事。久しぶりの点心もなかなか乙。値段も日本の半分くらいなので、リーズナブルだし。今回の旅行は金に糸目をつけずにやってきたので、ここにきてお財布に優しいのは嬉しい。その後、中華デザートのお店でのんびりする。

その友達と別れた後、ハリウッドへ。昨日LAに着いたときにも思ったことだが、LAは街として本当に広い。ダウンタウンからハリウッド地区まで電車で20分強かかる。UCLAやビバリーヒルズは更にその西側なので、更に時間がかかるので、今回は遠慮しておいた。留学前にUCLAに行く場合は車は必須だと言われてことを身をもって実感。アナーバーは車がないと不便だが、生活は全然できるからなあ。



事前のニュースで知っていたのだが、ちょうどこの週の初めから警察が路上パフォーマーの取締りを強化しており、せっかくハリウッドに来たにもかかわらず、見ることができず。まあ、ハリウッドと言っても配給会社はほとんど残っていないので、そんな物珍しいものはないかな。とりあえず、カリフォルニア州知事の手形の前でパシャリ。I’ll be back, California!



その後、リトル東京を散策。残念ながらここにあったMitsuwa Marketはつぶれてしまっており、代わりに韓国系スーパーが入ったり、日本人なんてほとんどいないからか、あまり日本という感じではない。ただ、山崎パンがお店を出していたりするところはさすがかな。

夕食はリトル東京にある利寿司で。魚介類の質もよいが、仕込みが江戸前で久しぶりに本格的なお寿司を食べた。サンフランシスコのお店よりは、さすがに板さんのレベルが違うかという感じ。そのおかげか、お店にくるのはほとんど日本人、ないし日本通のアメリカ人といった客層のよう。久しぶりにみんながみんな日本語をしゃべっている環境でご飯を食べたので、少し緊張。むしろ普段日本語はどうせ通じないからといって、放言しすぎているかな。少し反省。

ホテルで日本酒を飲みながら、最終日の予定を立てる。うまいよ、日本酒。

つづく。

トラブル多し(西海岸旅行5日目)

本日は、サンフランシスコからLAまで移動日。ついでに、UCバークレーとスタンフォード大学に立ち寄っていこうという行程。まずは、霧がいまいち晴れない中、バークレーへ。思ったより近くて30分弱で到着。




街の感じはアナーバーに似たこぢんまりとした学生街。大きな違いと言えば、キャンパス内も坂が多いことぐらいか。アナーバーは広い平野だからな。昔出願していたGoldman School of Public Policyにも立ち寄ってきた。少し小さいけど、何ともかわいらしい建物。ただ、ここだけですべての授業をカバーできるのかなという感じ。フォードスクールの設備は最近新築したこともあり、その面では恵まれているか?

お次は、スタンフォード大学のあるパロ・アルトへ向かう…はずがなぜか車がパンクしてしまったため、修理などのため2時間強、時間を浪費してしまう。もともとはモントレーに着いてから、いいレストランで昼食を取るはずが、この事件のせいで、修理中にバーガー・キングを食すという事態に。まあ、長旅だから、こういうこともあるわな。




スタンフォード大学は、打って変ってそのキャンパスのでかさにびっくりする。西海岸の大学らしく南国の香りが出まくっている。ここまでキャンパスが大きいと、かえって食事をどこでするかとか、普段の大学院生活は大変かもなあと感じる。ていうか、少し暑すぎです、ここ。




その後、相当スケジュールが押していたが、ビーチには絶対行きたいということで、遠回り覚悟でモントレーとカーメルへと車を走らせる。本当はお昼ご飯時に到着しているはずが、なぜか午後5時くらいになっていたのは御愛嬌。本当はビーチでゆっくり遊んでいく予定が、慌ただしくロスに向けて出発。時間があれば、17マイルロードとかドライブすると景色がきれいなんでしょう、きっと。

そのまま、夜ご飯も口にせず、ロスに直行するもレンタカー屋に到着したのは午後11時。ホテル到着は12時。トラブルに巻き込まれたので遅くなるのは仕方ないのだけど、予想以上に時間がかかって疲れた。サンフランシスコ-ロスは車で6時間ぐらいで着くとか言ってた奴は誰だ、本当に…。その後、深夜も開いているレストランを探し、簡単に夕食を済ませる。

つづく。

2010年6月10日木曜日

食い倒れる(西海岸旅行4日目)



少し飲み過ぎたこともあり、お昼前までダラダラした後、サンフランシスコ市内を観光することに。まずフィッシャマンズ・ワーフへと向かう。お目当ては埠頭にあるScoma’sというシーフードレストラン。お昼御飯なのにもかかわらず、ワインを一本入れて(It's 5 o'clock somewhere!!)、フルコース以上に注文をしたので、店員から「お前たちはノーベル賞でもとったお祝いでもしているのか?」と呆れられる。ただ、帰りには「当然今晩も来てくれるわよね」と催促される始末。まあ、彼らからしたら相当いいお客だったのでしょう。観光地のど真ん中にあるにもかかわらず、シーフードが全般的に美味しい良いレストラン。個人的にはクラムチャウダーの出来もよかったし、クラブケーキも一級品だと思う。



相方がギラデリでチョコとアイスを購入していることを横目に、海辺近くの芝生から景色を眺める。日向ぼっこをしていると気持ちよくて、ここは天国だな~とか思っていたら、小一時間ほど芝生の上で寝てしまう。こんな短い間なのに、しっかり日焼けしてしまった。しかも、パーカーを七分袖にして着ていたので、なんとも不自然な焼け方に…。



その後は、気を取り直してフィッシャマンズ・ワーフを歩き回って、屋台で売っているカニを購入し、一杯やりながら食す。さすがにちょっとお腹いっぱい。ただ、サンフランシスコに来て、カニをプシューとやるのがこの旅行の目的の一つでもあるので、こればかりは譲れず。屋台では西欧人はカニ味噌など野蛮人が食べるものという認識のためか、甲羅の部分をくれないので、中国人らしき店員に俺らには甲羅もよこせと要求。そういう意味で「お上品でない」カニを久しぶりに食べることに成功。値段は10ドル強にもかかわらず、美味。



その後、ダウンタウンに戻った後、サンフランシスコ近代美術館に。有名な画家の作品は少なく、カリフォルニア出身の画家を中心としたラインナップだったので、近代絵画ということもあり、解釈に困る系のものが多かった。一番びっくりしたのは5階の渡り廊下を歩いていた時に発見したウォーリー。街中でウォーリーを探せができるとは思わなんだ。さすがアメリカ。

夕食は、ロシアン・ヒルにあるFrascatiというレストランに。正直お腹もあまり減っていなかったのだが、料理の出来栄えの凄さに感動して、また食べ過ぎ。僕はポークチョップ、相方はグリルチキンを食べたのだけど、今まで食べた料理の中でも群を抜いて美味しい。申し訳ないが、昨日のBouchonよりも二枚も三枚も上手です、このレストラン。しかもものすごくリーズナブルな価格設定で、これも大変嬉しいところ。今までわりと美食を尽くしてきたつもりだけど、アメリカで一番美味しいレストランと呼ばしていただきたいね、このお店。

その結果、歩くのも辛いというほどお腹が張った状態でホテルへ帰投。明日は、車でカリフォルニア横断。

つづく。

酔い潰れる(西海岸旅行3日目)

サンフランシスコ3日目は、カリフォルニア・ワインの産地として有名なナパへ向かう。相方はワインが大好きなので、ワイナリー選びはすべてお任せ。どうせ酔い潰れるだろうから、現地ガイドをお願いしたのだが、いやに陽気な黒人女性。名前の感じからして、少し小太りの白人女性を勝手に想像していたので、いきなり面食らう。車内でも色々と気を使ってくれて、観光名所の紹介や写真撮影など余念がない。…僕には少しうるさすぎの印象があったのだけど。


まずは、カリフォルニア・ワインと聞いてまず思い浮かべるOpus Oneのワイナリーへ。…なんか宮殿見たいなところで、怪しい金持ちが中で商談している。担当者の対応も有名なせいか、やや傲慢な感じ(ただの僻みか?)。ワイン自体はそこそこ美味しいというレベルだが、値段を聞くと一番安いもので500ドル弱。申し訳ないが、とてもそんな金額に見合うレベルの仕上がりではないとの判断で、買付けはせず。



次に、カルトワインとして有名なCardinaleのワイナリーへ。少し小綺麗な建物と落ち着いた雰囲気に好感が持てる。遅刻してしまったのが、少し残念。テラスで慌ただしくカベルネの一杯目を飲み乾し、テイスティング・ルームへ。ワインとのマリアージュについて講義を受ける。2006 Caldinaleはフルーティで凝縮感があり、香りも抜群に良い。チーズに合わせるか、生ハムに合わせるかでも、香りが相当違い、このワインの持つ色々な側面が楽しめた。一本200ドルとお財布にはまったく優しくないが、その価値は十分にありということで、数本購入。



お昼は、ガイドさんお勧めのサンドイッチを購入し、3番目のワイナリーであるFar Nienteの噴水のある庭で食す。このサンドイッチ、少し酔っていてお腹が空いていたせいもあるのか、凄く美味しかった。それはさておき。建物は若干の少女趣味が入っている感じがしなくもないが、色々な草花も植えてあって、雰囲気はなかなか。醸造施設・ケーブの見学をした後、シャルドネ・カベルネを2種類ずつに加え、ドルチェを試飲。午前のCardinaleを飲んだ後のせいか、カベルネにはいまいち興味が持てず。シャルドネはなかなかの出来栄えだったので、これから夏を迎えることもあり、数本購入。実は最近好きになりつつあるドルチェも数本購入、



さて、4番目はShaferのワイナリーへ。到着するなり人懐っこそうな犬が駆け寄ってくる。オーナーが彫ったという犬の彫像がある上、犬用の名刺までちゃんと置いてあったところを見ると相当な犬好きなのだろう。ここでは、シャルドネ1種類・カベルネ2種類・メルロー1種類・シラー1種類を試飲。長々とワインについて講義を受けていると、笑顔が素敵なオーナーが登場。これは少しラッキー。色々と勉強になったが、酔ってきたこともあり、英語が頭に入ってこない。シャルドネは少しクリーミー感があり美味だったので、数本購入、赤はRelentlessというシラーワインが美味しかったので、これも数本購入。そろそろクレジットカードの請求が恐いぜよ。



5番目は、Quintessaというワイナリー。ここら辺に来ると相当酔っている。このワイナリーはカベルネブレンドのワインを作るところで、毎年区画別のカベルネの出来具合を見てブレンド比率を変えているのだそうな。テイスティングも、区画別のカベルネ2種類を飲んで、その違いを見た後に、年数の違うカベルネブレンドを2種類いただく。いや、おいしいのだけど、ちょっとお値段が張り過ぎるのと好みではなかったので、残念ながら購入せず。ただ、これが大好きという人の気持ちもよくわかるいいワインだった。

最後は、スパークリングワインで有名なMummというワイナリーに向かう…はずが、営業時間を優に超えてしまっていたので、訪問できず。代わりにみなさんご存知Moet et Chandonと同系列のDomaine Chandonに向かい、時間が相当押し気味になりつつ試飲。まあ味は可もなく不可もなくって奴です。完全に食前酒扱いになってしまったのは少し残念な感じか。



その後、ミシュラン一つ星のBouchonというフレンチのカジュアルスタイレストランで夕食を。お値段もお手頃で料理も美味しく満足なのだけど、これで一つ星取れるのという疑問が少し残る感じのお店。個人的には、隣に併設されているベーカリーで売っているパンの方が美味しかったように感じる。これは普段まずいパンを食べさせられている反動なのかな。

完全に酔い潰れた状態で、ガイドさんの運転する車に揺られ、ホテルへ帰投。さすがに少し気持ちが悪い。

つづく。

2010年6月8日火曜日

大自然に圧倒される(西海岸旅行2日目)





いまいち二日酔いも抜けないまま、早朝からヨセミテ国立公園へ。

正直な話、あまり大自然に興味があるわけでもなく、国立公園にはあまり関心があるわけではないので、せっかくだからついでにという軽い気持ちで行ったのだが…感動してしまった。こんな綺麗なところがまだ地球上に残っているんだなというのが率直な感想。

雪解け水の川もあり、川底がきれいに透き通って見える。少しまだ冷たかったので泳ぐことはできなかったが、川辺でおっさん二人が、年甲斐もなく水遊びをしてしまうほどの楽しさ。季節的にもちょうどいい季節で、滝などもしっかり見ることができた。動物も気をつけて見ればちょこちょこいて、運よく鹿に出くわした。何も考えずに訪れたわりには、大自然を満喫。ヨセミテ観光を中心に1年の予定を立てる自然好きの人もいるぐらいとガイドさんが言っていたが、実際に行ってみればそういう人もいるだろうと納得できるほどの魅力あり。

アメリカではたくさん観光客が来て自然が壊されるのを嫌うためか、ヨセミテ国立公園は国内的にはほとんど宣伝していないらしい。だから、どちらかというと海外からの観光客ばかり。それでも、公園内のホテルの予約は一年先くらいまで埋まっているというのだから、何とも凄いの一言に尽きる。

ヨセミテから戻った後は、ダウンタウンにあるTian Singという中華料理屋に。カニ、ロブスター、アワビなど大人げなく高級食材を使った料理を大量に注文。美味しいのは美味しいのだが、少し味付けは気に入らず。ただ、北京ダックはバンズで包むスタイルだったのだが、これがものすごく美味しい。北京ダックは正直あまり好きではないのだけど、これならもう一度この店に来て食べるに値する。

翌日はワイナリー巡りということもあり、お酒は控えつつ、明日に備える。

つづく。

ここって日本?(西海岸旅行1日目)




1週間ばかり西海岸を旅行してきたので、備忘録的に旅行記でも(全7回を予定)。ちょうど1年前、留学先をミシガン大学にしようか、UCLAにしようかと悩んでいた時に、「西海岸の生活は最高だぜ」というお勧めがある一方、「あそこはアメリカじゃないから」という意見もあり、アメリカにいる間に一度は足を運んでおかねばということで。ただ単に遊びたいだけだろというツッコミはなしの方向で。

初日は朝一で眠い目をこすりながら、サンフランシスコへ直行。時差が3時間あることもあり、お昼前に到着。空港から市街までBARTを利用。いまいち切符の買い方が分からなかったので(混雑していたのでのろのろやっている暇がなかったとも言う…)、とりあえず10ドルのプリペイドカードを購入。まあ正規で買っても8ドル強だから構わんでしょう。いまだAmtrakに乗ったことがなく、NYCで地下鉄に乗っただけの経験で語るのはいかがなものかとも思うが、日本の電車のように、揺れも少なく車内も広く、極めて快適。なんかここからしてアメリカではないみたいな印象。

お昼は刀屋というラーメン屋に。醤油ラーメンとウニイクラ丼のセットを注文。ラーメンは少し油が強い印象があるが、なかなかの出来栄えで、アメリカでは優に合格点越え。アメリカには他にも一風堂や山頭火があるけど、日本の普通のラーメンを食べたいのであれば、このお店の方が全然よい。ちなみに、セットのウニイクラ丼がまたウニが大きい上に美味。やはり海が近いせいか海鮮物はやはり美味しいのね。お値段もセットで15ドル程度とリーズナブル。

坂の多い街中を歩き、チャイナタウンを抜けて、とりあえずホテルに到着。その後、リージョン・オブ・オーナー美術館を来訪する…が、運悪く休館日で鑑賞できず。悔しかったので、ロダンの「考える人」のオリジナルをなんとか撮影。

そうこうしているうちにサンフランシスコ名物の霧が出てくるなか、ゴールデンゲート・パークに向かうと、バラ園など自然あふれるなかなか趣あるところ。公園内にあるデ・ヤング美術館は休館日にもかかわらず、オルセー美術館の特別展示があったため、その日は運よく開館していたので、時間があまりなかったが、精力的に鑑賞。その後、公園内の日本庭園で、お茶をして一息つく。

その後、Clement St沿いにあるShimoというお寿司屋さんに。日本人経営なのだが、お客さんは特に日本人に偏っているという感じではない。揚げ出し豆腐やカマ焼きなどをつついた後に、お寿司をいただく。…美味い。日本酒もそこそこ揃えてあって、相方が刺身と一緒にやっていたが、これはたまらん。やっぱり中西部と違って、海産物はものすごく美味しい。まるで日本で食事しているみたいな気分。そのせいで飲み過ぎてしまい、前後不覚になりながらホテルへ帰投。

つづく。

2010年5月24日月曜日

夏の到来と出会いと

今日は新しいカンバセーション・パートナーと初打ち合わせ。彼はドイツ人なのだが、学部時代からアメリカに13年間留学しているので、英語はネイティヴ並みで話せる。ていうか、頭の回転が早いのか、喋りが普通のアメリカ人と比較しても異常に早いので、いいリスニングの練習になりそう。いや、ちゃんとスピーキングもしないといけないのだけど…

普通に日本のサブカルチャーに興味があるのかなと思ったら、特にそういうわけでもなく、色々な言語が勉強したいらしい。早速日本語を教えてきたのだが、谷崎潤一郎の小説をいきなり持ち出してきて、それを一緒に読み上げて、意味を取るというレベルの高さ。まったく言語能力の高い人間というのは羨ましい限りですな。ただ、ニュースなどで使われている固い言葉はほとんどわからないとのことなので、今後はそういう日本語を中心に教えていくことに。

アナーバーは一足早く夏が来てしまったようで、本日真夏並みの30度越えを記録。まあこれ以上暑くなることはないから気が楽と言えば気が楽なのだけど、買い物のためにちょっと小1時間歩くだけでも汗でびっしょりになるので、困りもの。湿度は日本と比べて全然低いはずなんだけどな。もう東京の高温多湿な気候には二度と適応できないかもしれない…。

2010年5月20日木曜日

日々雑感とユーロ

昨日予想以上に早くMacBook Proが届いた。使い心地は少し違和感があるものの、慣れたらこちらの方が便利かもなという感触。なんといっても動作が速い。やっぱりシステム起動が15秒でできるというのはWindowsじゃ考えられない。思ったよりも重量も問題ないかな。大学に持っていくのに困るというレベルではない。

少し文句をつけるのであれば、13-inchのモデルは、オーディオのインプット・アウトプット共用のジャックが一つしかついていないので、Skypeをどう使うかっていうのが悩みどころ。まあ、マイクだけ差し込むという解決法しかないんだけど。(5/21訂正: 内蔵マイクがあるので、特に問題ありませんでした)

☆  ☆  ☆

今週はいろいろなお誘いがあるため、一時ダイエットは中断中。月曜日はダウンタウンにあるCafe Zolaで西海岸旅行の予定の細部を詰めつつ、食事。カジュアルなレストランと思いきや、前菜は予想外に凝ったものが出てきたので、わりと楽しめた。水曜日は、KerrytownにあるYamatoで久しぶりにプロが作った日本食をつつく。とはいっても、お酒メインでいったので、色気なくカツオのたたきとアン肝を肴に、サッポロビールをあおっただけなのだけど。今日の午後は、カンバセーションパートナーとCafe Japonで食事。ここのカツカレーは日本で食べるものと同じ水準のものが出てくるので、個人的にポイント高し。ちなみに相方は大福を食べていた。うーん、アメリカなのに、なんと日本的な場所なんだ、ここは。明日はLoganというレストランに挑戦する予定。こう振り返ってみると、今週は外食し過ぎですな。

☆  ☆  ☆

国際金融は自分のレゾンデートルの一つであるので、当然ここ一か月のユーロ市場の進展は息を飲む思いで、眺めている。まあ、生活資金のためにドルを買うかというのも、これだけ市場が動くとちゃんと見極めないといけないわけで。色々アメリカの学者の言説があるのだけど、個人的には”Greek Myths and the Euro Tragedy”が実は的を射た議論なのではないかと思う。要点は、
  • ギリシャの債務不履行がユーロを危機に陥れると言われている。投資先という意味で、国は会社と何ら変わりはしない。国・会社を問わず、債務不履行があれば、投資家が損するだけで、通貨の価値が変わるなんてことはない。
  • ギリシャの債務不履行が金融システムを危機に陥れると言われている。でも、ギリシャの債務絡みで、複雑なスワップ取引や、曖昧なデリバティヴ取引、複雑に入り組んだ契約関係が、大量にあるわけでもない。金を貸したやつが少し損をするってだけの話だ。
  • ギリシャを救済しないと、銀行が破綻すると言われている。すごい皮肉。じゃあ、金融危機後の2年間、ヨーロッパの金融監督当局はシステム上重要な金融機関にやばいギリシャ国債を買うことを許容していたということか。それならば、金融規制の強化が対応策なのではないのか。もしこの主張が正しいとしても、ギリシャ国債に投資をした全員を救済するのでなくて、システム上重要な金融機関だけを救済するのが、正しい政策対応じゃないの。
マーケットが疑心暗鬼になって不安定になっているときに、これだからシカゴ学派はという主張だけど、筋論と言えば筋論。ただ、疑心暗鬼からか、ドルの資金繰りが逼迫している模様で(ドルLiborがじんわりだが、確実に上昇し始めている)、わりとヤバい感じがぷんぷんとする。当たり前だけど、引き続き目が離せないな、これは。

2010年5月16日日曜日

体も鍛える

 

夏休みに入ったので、少しは体も鍛えることに。日本に戻ると忙しいことを理由に運動はしないし、ストレスで過食気味なので、こういった機会に体を絞っておかねば。

ということで、5月に入ってから、天気の良い日は2~3時間程度のウォーキングと、野菜中心の食生活というダイエット生活を始めている。そのおかげもあってか、既に2週間目にして体重が4キロ減少。普段どんな不摂生な生活をしていたんだという声が聞こえてきそう。まあ、社会人生活で身につけてしまった余分な脂肪分をこの調子で落としていきたいところ。急に運動強度を上げて怪我をするのは嫌なので、しばらくはウォーキングだけかなという感じだが、来月からセミナーに参加したりで時間がなくなるから、ジョギングに切り替える時期もそろそろ考えないとな。

今日もお天気が良かったので、近くにあるGallup Parkをお散歩。近くとはいっても徒歩で1時間弱かかるんだけどね。アメリカ人は(太っているくせに)ワークアウトが大好きなので、今日もたくさんの人がウォーキングに限らず、ジョギングからサイクリングと各々好きな方法で頑張っておられました。一部の鍛えられている人を除いて、運動が足りないというよりも、どう考えても食生活に問題があるからその体型なのではないかという人がたくさんいるのがアメリカらしい。

さて、ぶらぶらと公園を歩いていると、不思議な石碑を発見。特に今まで気にとめていなかったけど、日本の地名らしきものが刻み込まれていて、どうやら公園の中に架けられている橋の一つがAnn Arborと彦根市が姉妹都市25周年になったのを記念したものとの由。そういえば、ミシガン湖と琵琶湖つながりでそんな関係があったことを思い出す。そういえば、ミシガン湖は湖というよりも海という感じだが、琵琶湖はどう見ても湖だよな。関西人のくせにテレビ映像でしか見たことないけど。

この街はどこを歩いていてもほんとに自然がきれいで、こう気持ちのよい天気が続くとなかなか勉強する気が起きないのが、最近の悩みどころです…。

2010年5月13日木曜日

ICPSR受講計画

来月中旬から始まるICPSRの夏季セミナーでとる授業を決めたので、個人メモ。今週から統計ソフトのRをダウンロードしてちょこちょこ触っているのだけど、まだ慣れず。一応Rの入門講座(と微積・行列の復習講座)も取るけど、セミナー開始までにある程度コツは掴んでおかないとな。

First 4-Week Session
■Introduction to Applied Bayesian Modeling for the Social Sciences
This course introduces the basic theoretical and applied principles of Bayesian statistical analysis in a manner geared toward students in the social sciences. The Bayesian paradigm is particularly useful for the type of data that social scientists encounter given its recognition of the mobility of population parameters, its ability to incorporate information from prior research, and its ability to update estimates as new data are observed. The course will begin with a discussion of the strengths of the Bayesian approach for social science data and the philosophical differences between Bayesian and frequentist analyses. Next, the course will cover the theoretical underpinnings of Bayesian modeling and provide a brief introduction to the primary estimation algorithms. The bulk of the course will focus on estimating and interpreting Bayesian models from an applied perspective. Students will be introduced to the Bayesian forms of the standard statistical models taught in regression and MLE courses (i.e., normal, logit/probit, Poisson, etc.).

■Regression Analysis III: Advanced Methods
Linear regression is the workhorse of social science methodology. Its relative robustness and easy interpretation are but two of the reasons that it is generally the first and frequently the last stop on the way to characterizing empirical relationships among observed variables. This course will extend the basic linear model framework in a number of directions in an attempt to fix potential problems in the analysis before they arise. The course takes a modern, data-analytic approach to regression emphasizing graphical tools to aid interpretation and presentation of results. The course moves through both low- and high-tech diagnostics for and solutions to common obstacles for estimation of linear models, namely non-linearity, outlying observations, and dependent data. We will also spend some time talking about causal inference, missing data, and model selection (including multi-model inference).

Second 4-Week Session
■Simultaneous Equation Models
This course centers on simultaneous equation models -- models of more than one equation, to account for more than one dependent variable -- formerly called "causal models." The workshop will focus on linear models of the standard econometric type, continuing on to nonlinear models, models with discrete dependent variables, and models with measurement error ("covariance structure models") as time permits. The course will cover the nature of simultaneous equation models, their parameters, and the "effects" they imply; the assumptions under which one would customarily analyze them; the identification problem and criteria for identifiability; and simultaneous equations estimators such as two- and three-stage least squares, and limited- and full-information maximum likelihood.

■Time Series Analysis
This four-week workshop begins by focusing on the autoregressive and moving average components of time series, and then turns to estimation of univariate time series models using the Box-Jenkins approach. Intervention analysis and more general transfer function models build on this tradition, often referred to as the statistical analysis of time series. The course then focuses on the econometric (regression) analysis of time series, historically quite distinct from the statistical tradition. In recent years, regression analysis has borrowed much from the statistical tradition, and the connections between the two are important for understanding how social scientists should analyze time series data. Analysis of integrated time series, including unit root econometrics and error correction models, focuses on recent econometric advances in dealing with nonstationary data.

物欲に負ける

学期中からずっと気になっていて欲しかった物を、今日4時間もうんうん唸った結果、ポチってしまった…。現役バリバリのVAIO type Zに文句があるわけではないのだが、大学でマックを触っていると、動作環境は早いし、使い勝手もいいし、つい先月新しいラインナップが発表されたばかりだし。要は、物欲に負けただけとも言うのだが。

というわけで、MacBook Pro 13-inchのCore 2 Duo 2.4GHzモデルを購入。ハードドライブはSSDの爽快感を一度味わってしまった身としてはこれだけは譲れず、SSD 128GBへカスタマイズ。ソフトウェアはMicrosoft Officeは載せず、iWorkのみ。とりあえずコスト・パフォーマンスだけを考えた構成にしておいた。VAIOのOSは未だにVistaという惨憺たる状況にあるので(Windows 7に変える必要がないくらい快適に動くのがアップグレードしない原因だったりする…)、おそらく同じくらいの処理速度が出るのではないかと。それで1,500ドル強と言えばお買い得かな。

一応真面目な購入理由は、去年から使っているDellのネットブックがあまりにも動作が遅すぎて使い物にならないので、所詮安物だったし減価償却が終わったことにして、メインマシンのVAIOが急に不調をきたした場合に備えサブマシンとして購入するのもありかなと思って。MacBook Airも欲しかったのだけど(ディアドルフ教授が使っていたのを見て、ちょっと嫉妬)、その意味でさすがに趣味的にすぎるので却下。

実は今回初めてマックを買うのだけど、大学で触っている感じでは、特に違和感ないし、まあ毎日iPhoneを触っているわけで、すぐに慣れるかなという感じ。ただ、少し物理的に重いかもしれんな。何と言っても2kgもあるわけだし。とは言いつつ、アメリカの大学生らしくリュックを背負って登校しているので、そんなに気になる重さではないだろうけど。最悪、MacBook Proを自宅用のメインマシン、VAIOを大学用のサブマシンにしてもいいか(なんて贅沢な…)。

せっかく買ったので、早く届かないかなと首を長くしているけど、どうせアメリカだから届くの遅いんだよな。はぁぁ…。

2010年5月11日火曜日

内実伴う民主主義?

今週のThe Economistの記事で、民主主義をいかに機能させるかという観点から興味深い記事があったので、少しご紹介(Ancient Athens Online)。要旨は以下のとおり。
  • 国民一人一人にとって、あらゆる政策に熟知することは時間的に不合理。だが、政策立案に携わる官僚に丸投げするのも魅力的な選択肢ではない。古代アテネでは、約5万人の国民から無作為に500人を抽出して、政策決定を行わせるという制度が存在。現代でも、同種の手法が”deliberative democracy”として復活。
  • 主導的な実践者の一人に、スタンフォード大学のFishkin教授がいる。彼は約300人を無作為抽出し、彼らに双方のアドボカシー・グループから意見を聴取させた上で、その問題について討論させた後に、意見決定させるというもの。理論的には、この意思決定は全国民が熟知したうえで下す意思決定とほぼ同じである。こうした手法は、およそ75%の問題について、統計的に優位な意見の変更をもたらす。
  • こうした手法は興味深いが、その結論が実行に移されなければ、選挙などの代わりとはなりえない。しかし、こうした手法に基づく結論が実行に移され始めている。ただ、民衆が権力を手にすることに統治者が気を揉んでいる国では、こうした手法が一種の安全弁となっている可能性がある。
ここで言うdeliberative democracyとは、国民の各階層を代表する人間を標本抽出した上で、特定の政策問題に関する知識を充分に与え、議論させることで、ただの数の論理による結論ではなく、意味ある議論を尽くした、よりよい結論を得ようという手法のようだ。こうした手法を使えば、国民はあらゆる政策課題に通じている必要はなく、コストを最小限にして合理的な意思決定ができそう。ただ、現行の民主主義の建前を前提とすると、やはりいくら政策課題に熟知させ議論させたとしても、国民の一部の意見でしかない以上、尊重はすれど、拘束力のあるものとしては活用できないだろう。

記事では日本での実施例も一言触れられていて、おそらく藤沢市の「藤沢のこれから,1日討論」のことではないかなと。この藤沢市の例では、討論型世論調査が拘束力を持つものではなく、総合計画の策定にフィードバックするという形が取られている。やっぱり普通に考えれば、こういうふうに政策立案過程に活かすというところが現実的なのねと納得。

国政レベルでもこうした取組をするのはいかがだろうか。不特定多数からパブリック・コメントを求めるよりも、内容のある提言や批判が得られそうで、政策立案の質の向上に寄与するのではないか。こうした手法は、パブコメを募集することで国民から意見を聞いているという姿勢を示して、何となくお茶を濁している現状よりかは、優れていると思うのです。

2010年5月8日土曜日

冬学期授業評価

忘れないうちに今学期の授業評価を。

■Microeconomics B: Economic Decision-Making (Sharon Maccini) 評価:★☆☆☆☆
秋学期のミクロ経済の続き。先学期の積み残し(生産要素市場・DCF・市場の失敗など)を学んだ後、費用便益分析を学ぶ。…はずが、講師が授業下手だったので、費用便益分析は深いところまで学べず。毎回パワポの講義資料を配布してくれるのはいいのだが、内容が分かりづらい上に冗長。授業はつまらない質問を上手く捌くことができず、時間だけが徒過していく駄目駄目な授業。時間と金を返せ。

■Macroeconomics (Kathryn Dominguez) 評価:★★★★☆
■International Financial Policy (Kathryn Dominguez) 評価:★★★★☆
マクロ経済学はマンキューの教科書を元に、新古典派・ケインズ経済学・成長論について、国際金融政策はクルーグマン=オブスフェルドの教科書を元に、為替決定理論・DD=AAモデル・国際通貨制度について、それぞれ網羅的に学習。講義資料がよくまとまっており、教授は話もお上手。課題文献が異常に多いので、キャッチアップするのは大変だったが。試験は前ばらし問題以外は応用問題が多く、講義で習う以上に深く理解していないと対応できないのがつらいところ。教科書の特性もあり、定性的な説明が多いので、数理モデルは別の機会に勉強する必要あり。

■Applied Econometrics (Mel Stephens) 評価:★★★★☆
単回帰分析・重回帰分析から始まり、ガウス=マルコフ仮定が満たされない場合(誤差項の分散不均一性・系列相関など)の処理など、ウルドリッジの入門版に沿って学習。講義資料の出来が素晴らしく、ところどころで数学を用いて証明しつつも、内容が分かりやすいという優れ物。計量嫌いな人でも、彼の講義資料で勉強すれば簡単に理解できると思うな。授業自体はなぜかつまらないのが玉に傷なのだが。ただ、裏返しとして、試験での要求水準が高く、問題数が多い上に、証明問題を始め、理論的な問題が多く、大変な思いをさせられた。

■Practicum in Data Analysis Using STATA (Justin Thomas) 評価:★★★☆☆
統計ソフトのSTATAの演習授業。前半は教科書の演習問題のような、きれいなデータセットは世の中存在しないということで、いかにデータを加工して統計処理しやすいデータセットを作るのかを学習。後半は主に計量経済で習っている範囲のコマンドの使い方を学習。現実の統計処理を勉強するという意味で役に立つ演習。ただ、問題演習のレベルが授業でやっているレベルを遥かに超えるなど、授業の手抜き具合が気になる。講師自体はいい人なんだけど、打ち合わせの時間をセットしてくれないとかズボラなのもマイナス評価の対象かな。

■Professional Development (Paula Caproni) 評価:★★★★☆
職場におけるマネジメントを、自己分析を踏まえつつ、いかに行うべきかを学ぶ演習授業。公共政策大学院のマネジメント科目は組織をいかに機能させるかという観点の授業が大半だが、ビジネススクール兼任の教授ということもあるせいか、チームレベル・個人レベルでの機能向上という、より実践的なもの。12時間の集中講義だったので、直接学べたことは少なかったが、興味深い本やブログを紹介してくれたので、この夏休み中に消化せねば。この授業は、職場での役割の演じ方などを再考する、いいきっかけになったかなと。


…問題の成績は、なぜか国際金融政策でA-を取るという大失態。他はA+、Aで揃えたのだけど。自分の専門分野ということもあり、逆に落とし穴に嵌ったのかな…やや鬱です。

2010年5月7日金曜日

デトロイト観光(後編)

お腹もいっぱいになったところで、午後は工場の廃墟群へ。


フォードのT型モデルを作っていた工場跡も同じ地区にあった。やっぱり昔は自動車産業で栄えた街なのだと再確認。しかし繁栄が終われば、国土が広いばかりに、不要になった建物は壊されることもなく、打ち捨てられていく。

そのあと、別の廃墟工場群として有名なPackard Plantに向かう。とりあえず車を降りてうろうろと見ていると、写真家の白人に出会い、色々とアドバイスをもらう。去年アートフェアの時にデトロイトの廃墟をテーマに作品を出していた芸術家がいたから、彼もその一人なのだろう。



ほとんどの廃墟は板などが打ちつけてあって、中に入ることができないのだが、ここではそんなことはない。男4人旅。たぶん男2人だったら工場の中に入るなんて真似はしなかっただろうけど、集団心理ってやつですかね。しっかり工場の中に入ってきた。…もちろん崩落の危険性もあるので、白人のアドバイスどおり安全だと言われた工場だけだけど。



いやいや、人生でこんなに怖いと思ったのは、初めて。物理的な危険も当然そうなのだけど、物事が廃れていくことに対する恐怖。僕たちが今築きあげているものも、いつかこうなってしまう日が来るかもという想像が恐怖心を掻き立てるわけで。そうやって工場から出てくると、怪しい白人が登場。

”Hey, what do you think about my home? Where do you come from?”

…背筋がさすがに凍った。適当にやり過ごして車まで戻り、退散。というわけで、よい子のみなさんは、絶対真似するのは止めましょう。世の中経験しなくていいこともあるよ。

その後は、映画で有名な8 Mileへ行く。映画のイメージとはかなり違ったところだったが、映画で描かれているとおり、この道を境に街の景観、住民層ががらっと変わる。そう、まるで目に見えない壁がそこにはあるかのように…。

夕食はGMタワーの頂上にあるレストランでお食事。料理の質も景観もいいわりに、リーズナブルなお値段。やっぱり土地柄ということなのか。

世の中ほんとにきれいなことばかりでもないし、知らなくていいこともあるけど、それでもいい経験になったかな。