ミシガン大学公共政策大学院留学記: 青い州が赤く

2010年1月20日水曜日

青い州が赤く

勉強の合間にニュースを見ていたら、驚きの報道が。なんとマサチューセッツ州の上院議員補欠選挙で共和党のブラウン州議会上院議員が勝利。今朝の報道でも民主党劣勢が報じられていたが、まさか本当に青い州の代表格が赤くなるとは。これで上院民主党はフィリバスターを破るために必要な60票に届かなくなるので、現在上院と下院で内容を調整中の医療改革法案もおそらく廃案。残された手は、上院案を下院が丸呑みするしか手がないけど、そこまで強引に押し切れるかねえ。

別に上院で60票を割ったからと言って、Bipartisanshipに則って議論が進めば、物事は進むのだけど、国を二分するような議論ではなかなかそうはいかないので、オバマ政権はこれから身動きをとれなくなるんだろうな。医療保険改革にとどまらず、気候変動対策や金融規制改革などでも、オバマ政権の運営はこれから一層厳しくなって、アメリカ政治に停滞が生じる危険性が。

今年は中間選挙を前に失業率がまったく回復しないこともあり、オバマ大統領も年初早々から医療保険はどこへやら、雇用対策をはじめとする経済対策の必要性を何度も訴えかけてきているが、この調子では中間選挙も民主党大敗ということにもなりかねない。アメリカはこれまで何度もDivided Governmentを経験していて、その乗り切り方もある程度心得ているだろうから、留学中に中間選挙で民主党が大敗して、そういう状況をつぶさに見てみたいなという気持ちがある一方、ここで政治停滞が起きるのはなんだかなあと思う気持ちも。

いずれにせよ、今後の展開が(第三者的には)面白そうなので、引き続きアメリカ政治は注視していきたいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿