ミシガン大学公共政策大学院留学記: 冬学期授業評価

2010年5月8日土曜日

冬学期授業評価

忘れないうちに今学期の授業評価を。

■Microeconomics B: Economic Decision-Making (Sharon Maccini) 評価:★☆☆☆☆
秋学期のミクロ経済の続き。先学期の積み残し(生産要素市場・DCF・市場の失敗など)を学んだ後、費用便益分析を学ぶ。…はずが、講師が授業下手だったので、費用便益分析は深いところまで学べず。毎回パワポの講義資料を配布してくれるのはいいのだが、内容が分かりづらい上に冗長。授業はつまらない質問を上手く捌くことができず、時間だけが徒過していく駄目駄目な授業。時間と金を返せ。

■Macroeconomics (Kathryn Dominguez) 評価:★★★★☆
■International Financial Policy (Kathryn Dominguez) 評価:★★★★☆
マクロ経済学はマンキューの教科書を元に、新古典派・ケインズ経済学・成長論について、国際金融政策はクルーグマン=オブスフェルドの教科書を元に、為替決定理論・DD=AAモデル・国際通貨制度について、それぞれ網羅的に学習。講義資料がよくまとまっており、教授は話もお上手。課題文献が異常に多いので、キャッチアップするのは大変だったが。試験は前ばらし問題以外は応用問題が多く、講義で習う以上に深く理解していないと対応できないのがつらいところ。教科書の特性もあり、定性的な説明が多いので、数理モデルは別の機会に勉強する必要あり。

■Applied Econometrics (Mel Stephens) 評価:★★★★☆
単回帰分析・重回帰分析から始まり、ガウス=マルコフ仮定が満たされない場合(誤差項の分散不均一性・系列相関など)の処理など、ウルドリッジの入門版に沿って学習。講義資料の出来が素晴らしく、ところどころで数学を用いて証明しつつも、内容が分かりやすいという優れ物。計量嫌いな人でも、彼の講義資料で勉強すれば簡単に理解できると思うな。授業自体はなぜかつまらないのが玉に傷なのだが。ただ、裏返しとして、試験での要求水準が高く、問題数が多い上に、証明問題を始め、理論的な問題が多く、大変な思いをさせられた。

■Practicum in Data Analysis Using STATA (Justin Thomas) 評価:★★★☆☆
統計ソフトのSTATAの演習授業。前半は教科書の演習問題のような、きれいなデータセットは世の中存在しないということで、いかにデータを加工して統計処理しやすいデータセットを作るのかを学習。後半は主に計量経済で習っている範囲のコマンドの使い方を学習。現実の統計処理を勉強するという意味で役に立つ演習。ただ、問題演習のレベルが授業でやっているレベルを遥かに超えるなど、授業の手抜き具合が気になる。講師自体はいい人なんだけど、打ち合わせの時間をセットしてくれないとかズボラなのもマイナス評価の対象かな。

■Professional Development (Paula Caproni) 評価:★★★★☆
職場におけるマネジメントを、自己分析を踏まえつつ、いかに行うべきかを学ぶ演習授業。公共政策大学院のマネジメント科目は組織をいかに機能させるかという観点の授業が大半だが、ビジネススクール兼任の教授ということもあるせいか、チームレベル・個人レベルでの機能向上という、より実践的なもの。12時間の集中講義だったので、直接学べたことは少なかったが、興味深い本やブログを紹介してくれたので、この夏休み中に消化せねば。この授業は、職場での役割の演じ方などを再考する、いいきっかけになったかなと。


…問題の成績は、なぜか国際金融政策でA-を取るという大失態。他はA+、Aで揃えたのだけど。自分の専門分野ということもあり、逆に落とし穴に嵌ったのかな…やや鬱です。

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