ミシガン大学公共政策大学院留学記: 時間割再調整?

2011年1月16日日曜日

時間割再調整?

明日はキング牧師誕生日ということで、今週末は3連休。金曜日は韓国料理屋で新年会、今日はUMS主催のルネ・フレミングのコンサートに行って、厳しい授業日程の中、ちょっと一息をついたところ。ただ、現在の履修状況は異常に厳しいことがわかったので、聴講を取りやめるどころか、時間割の再調整が必要かも。とりあえずすべての授業を一通り受けてみた感想。

■ECON502 Applied Macroeconomic Theory
教授の研究分野が主に成長論なので、シラバスによれば、マクロ経済の授業なのに、ほとんど成長論しかやらないらしい。授業スタイルはすべて板書をしながら説明して、質問に答えていく古典的スタイル。おじいちゃん先生であることもあり、テンポも若干ゆっくり目。高校生の時を彷彿とさせる授業。

■STATS503 Applied Multivariate Analysis
教授は数学科から統計学部のPhDを取った若手の女性。 基本的に説明変数の次元を減らす手法を中心に扱う予定。 行列を使って厳密な説明をするのだが、その結果の直感的理解や適用の場面の選択などについてほとんど触れてくれないので、いまいち理解が進まない。

■STATS531/ECON677 Time Series Analysis
インド人の女性教授が担当。一つ一つの概念について、ゆっくり時間をかけて説明してくれるので、わかりやすいのだが、授業のレベルと宿題のレベルがいまいち釣り合っていないかな。まあ、授業が概念をつかみやすいようにやってくれているのは結構なんだけど、問題演習にも対応できるようにして欲しいところだよな。

■ACC564 Corporate Financial Reporting
会計事務所に務めた経験のある実務家の女性教授が担当。授業の半分がケースに関する問題演習の解説、残り半分が新しい概念などの説明に当てられる。毎週二回宿題を提出する必要があるので、負担が重い。会計は実際に手を動かさないと身に付かないのはよくわかっているけど、これはなかなかつらい。日本にいた時に会計は相当程度やりこんだ方だけど、英語の会計用語があまりピンとこない上、アメリカと日本の基準の違いなどでつまづくことも。

■FIN580 Options and Futures
お題目どおり、オプション市場と先物市場に関する授業。現在は取引の実情や市場構造などについて扱っているが、今後はプライシングの問題などに進む予定。この授業も理由がわからないが、半期の授業なのに宿題提出が8回もあるので、面倒くさそう。ただ、難易度はそこまで高くないので、サバイブするのは難しくなさそう。

■FIN631 Risk Management in Financial Institutions
各種金融機関の業務概要・リスクの所在について学んだ後、金融機関が抱えるリスクについて個別に検討をくわえ、またそのヘッジ方法について理解を深めるという授業。ビジネススクールの教授のわりには、そこまで説明がお上手ではないのが玉に傷だけど、金融業界について再度勉強するいい機会なので、この機会はしっかり活用したいなと。

ビジネススクールの授業が今学期前半の半期の授業で授業時間数が長い上に、どれも宿題などの負担が重いので、このままだとスケジュールが破綻しそうな予感。なので、現在相対的に重要性の低いSTATS503の履修を取り消して、今学期後半の半期の授業を登録して、負担を均そうかなと検討中。はてさて。

2 件のコメント:

  1. マクロの授業はRomer の Advanced Macroeconomicsを使っていらっしゃるんですか?あれに沿って、長期変動を説明するソローモデルをベースにいろいろ拡張していく新古典派成長理論の代表的なものを一通り説明だけでも結構ボリュームがあるような印象があったんですが・・・。

    日銀等のワーキングペーパーで使われているようなスタンダードなツールを学ぶことに比重を置いて、ずっとdynamic programmingの解き方をやって最後にちょろっと成長論の基本モデルをやるのとどちらが良いのか、悩ましいところに思えます。

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  2. >匿名さん
    コメントありがとうございます。お返事が遅くなってしまい、すいません。

    指定の教科書はWeilのEconomic Growthなのですが、そもそもこの教科書が学部生向けということもあり、授業は現在のところほぼRomerと同じぐらいレベルで進んでいる感じです。他にも有名な論文をそこそこ読んでいくので、成長論だけでボリューム的にはいっぱいいっぱいだと思います。教科書が授業のレベルについていっていないので、個人的に他の教科書も読んでいますが、Romerは説明が途中で端折ってあったりしてわかりづらいところがあるので、Acemogluもちらちらと見ながらという感じです。

    おそらくDPはこの授業で扱わないと思います。日本やイギリスとは異なり、やはりアメリカの経済学修士課程は定性的な部分に相当重心があって(数学的に相当レベルが低い)、動学モデルまではなかなか扱わない印象です…。しっかりやりたければ、博士課程に行けということなんでしょうが。

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